黒ずみ、詰まり、開きなどで毛穴が目立つ場合でも、肌のお手入れや生活習慣によって対処・改善ができます。
本記事では「ファンデーションで隠してもうまくいかない」と悩む方のために、毛穴が目立つ原因や毛穴トラブルの種類を分かりやすく解説し、具体的なケア方法を紹介します。
毛穴が目立つ原因と毛穴トラブルの種類
毛穴が目立つ要因は、過剰な皮脂分泌、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れ、加齢、乾燥などが挙げられます。
たとえば、忙しい生活やストレス、不規則な食生活が続くと肌のコンディションが乱れ、毛穴の開きや黒ずみが目立ちやすくなるといわれています。
毛穴トラブルには複数のタイプがあり、それぞれに見た目も原因も異なります。ここでは、「詰まり毛穴」「開き毛穴」など、代表的な6つの毛穴トラブルについて解説します。
(1)詰まり毛穴
「詰まり毛穴」は、皮脂と古い角質が混ざり合った角栓(かくせん)が毛穴をふさいで生じる毛穴トラブルです。角栓は毛穴を押し広げるので、毛穴が目立つ要因となります。
皮脂分泌が活発なTゾーンなどの部位に出やすく、ポツポツとした白い塊が目立ち、触るとザラつきがあります。
皮脂の過剰な分泌、ターンオーバーの乱れ、不適切なクレンジングや洗顔が重なると、はがれ落ちずに残った古い角質が毛穴に詰まり角栓になります。
(2)開き毛穴
「開き毛穴」は、頬や鼻周りの毛穴が大きく開いている状態です。ぽっかりと毛穴が広がって見え、進行すると「すり鉢毛穴」となり、より目立ちやすくなります。
おもな原因は皮脂の過剰分泌です。皮脂が多く分泌されると、毛穴の出口が押し広げられ、開いた状態が定着します。
皮脂の分泌量が多い方は、毛穴の開きが目立つ傾向にあります。
(3)黒ずみ毛穴
「黒ずみ毛穴」は、複数の要因によって発生します。
毛穴に詰まった角栓が酸化して黒ずんで見えたり、毛穴の縁の皮膚が色素沈着で黒っぽく見えたり、毛穴の産毛で黒く見えたりします。
紫外線ダメージ、肌への摩擦などでメラノサイト(色素細胞)が活性化し、毛穴周辺にメラニンが生成されて、色素沈着をおこした毛穴は「メラニン毛穴(黒ずみ毛穴の一種)」とも呼ばれます。
本来なら、生え変わって抜け落ちるはずの産毛が、皮脂や角栓でふさがれた毛穴の内部にとどまってしまう状態を「産毛毛穴(黒ずみ毛穴の一種)」とも呼びます。
(4)乾燥毛穴
「乾燥毛穴」は、肌の水分不足が原因でキメが乱れ、毛穴が目立ってしまう状態です。
保湿が十分な健康な肌は、ふっくらとしているため毛穴が目立ちません。しかし、乾燥が進むと角質層のバリア機能が低下し、肌のキメが乱れ、毛穴周りの肌がしぼんだようになり、毛穴が目立ち始めます。
洗顔後に肌が突っ張りやすい、パウダーファンデーションをぬると乾燥が気になるという方は「乾燥毛穴」を疑ってください。
(5)たるみ毛穴
「たるみ毛穴」は、加齢による肌の弾力低下で、毛穴が楕円(だえん)形や涙型に見える状態です。特に、小鼻から頬にかけて、毛穴が縦長に伸びる特徴が見られます。
加齢、乾燥、紫外線などが原因となって、肌内部のコラーゲンやエラスチンが減少し皮膚がたるむと、毛穴が重力で下に伸びて、開いて見えてしまいます。
(6)クレーター毛穴
「クレーター毛穴」は、重度のニキビ炎症などによって真皮が損傷し、その跡が凹凸として残った状態です。
「ニキビ跡のクレーター」もこの一種で、ニキビをつぶしたり炎症が長期化すると、皮膚深層の組織が破壊され、傷跡として肌表面に凹みができます。
「クレーター毛穴」は肌の凹みと考えた方が近く、生活習慣や肌のお手入れだけでは完全に治せません。セルフケアでの改善には限界があるため、医療機関に相談してください。
世代別・性別|毛穴が目立つ理由
個人差もあるのですが、年代や性別によって、おこりやすい毛穴トラブルの種類は異なります。
ここでは、あくまでも一般的な傾向として、年代別・性別の毛穴トラブルについてまとめました。
10代・20代の毛穴トラブルは「皮脂」が原因
10~20代に生じがちな毛穴の悩みは、皮脂過剰に起因する「詰まり毛穴」「開き毛穴」「黒ずみ毛穴(角栓の酸化)」が一般的です。
思春期から20代前半にかけては、男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂分泌が活発になります。
過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると、古い角栓と混ざり合って角栓になり、「詰まり毛穴」ができやすくなります。
また、鼻・おでこなど皮脂腺の多い部位では、過剰な皮脂が毛穴を押し広げ「開き毛穴」が生じやすくなります。
紫外線などが原因で、角栓が酸化して黒ずむと「黒ずみ毛穴」にもなります。
30代・40代からは「加齢」が影響
30~40代は「乾燥毛穴」「たるみ毛穴」「黒ずみ毛穴(メラニン毛穴)」が加齢とともに目立ちやすくなります。
30代以降は、肌内部のコラーゲンやエラスチンが減り始め、肌の弾力や水分保持力が低下するため「乾燥毛穴」が生じがちです。
また、乾燥や紫外線ダメージが加齢に加わり、毛穴周りの弾力が不足すると「たるみ毛穴」が生じやすくなります。
40代以降は、ターンオーバーの低下で、古い角質やメラニンが溜まりやすい傾向になるため「メラニン毛穴」も生じやすくなります。
男性はヒゲ周りの毛穴が目立つ場合も
女性に比べて男性は皮脂腺が発達し、皮脂量が多いため、毛穴トラブルがおこりやすい傾向にあります。
太くて硬いヒゲの存在で毛穴自体が大きくなりがちで、肌への負担が大きいヒゲをそり続けると、毛穴が余計に目立ちやすくなります。
ヒゲそりのダメージによる乾燥や肌荒れは、皮脂分泌を増加させます。ヒゲそのものの成長に伴う皮脂分泌も加わって「開き毛穴」や「詰まり毛穴」が生じやすくなります。
余計に毛穴が目立つNG行動
日常の何気ない行動のなかにも、毛穴を目立たせる要因は存在します。
ここでは、毛穴トラブルの要因になり得る日常の注意点を紹介します。
刺激を与える肌のお手入れ
毛穴が目立つときほど念入りにケアをしてしまいがちです。しかし、刺激の強い肌のお手入れは毛穴ケアに逆効果です。
次のようなケアは、毛穴周辺に強いダメージを与え、毛穴の開きや黒ずみを悪化させる要因になるため控えましょう。
・洗顔でゴシゴシこする
・過剰な頻度で1日のうちに何度も洗顔を繰り返す
・指で角栓を押し出す
・貼ってはがす毛穴パックを使いすぎる
毛穴ケアの洗顔について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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紫外線対策の不足
毛穴が目立つと悩む方は、紫外線対策が欠かせません。紫外線を浴び続けると肌の内部にダメージが蓄積し、各種の毛穴トラブルがおこります。
特に、紫外線A波は真皮まで届き、コラーゲンやエラスチンを壊して「たるみ毛穴」の原因となります。
紫外線B波は、肌の外側にある表皮を刺激し、角質層を厚くして、毛穴の詰まりを悪化させます。
このほかにも、メラニン色素の沈着により毛穴が黒ずむといったトラブルも考えられます。
脂質・糖質中心の食生活
脂質や糖質に偏った食生活は、過剰な皮脂分泌を促します。毛穴が詰まりやすくなるだけでなく、炎症などの毛穴トラブルの原因にもなります。
スナック菓子、揚げ物などの脂質が多い食品、チョコレート菓子、スイーツなど糖質の多い食品は食べすぎないようにしましょう。
一方で、腸内環境を整えるヨーグルト、発酵食品、抗酸化作用をもつナッツ類などを適度に取り入れると、肌の健康維持をサポートできます。
ビタミンB群、ビタミンCなど、皮脂コントロールや肌の修復に役立つ栄養素も意識して取りましょう。
喫煙や飲酒の習慣
アルコールやタバコは、体内の血流や水分バランスを乱し、毛穴の開きや黒ずみを悪化させます。
毛穴を目立たなくするためには、禁煙や節酒を心がけてください。
完全にやめられなくても、小まめに水を飲む、ビタミンCを意識的に取るなど、小さな工夫でダメージを軽減できます。
運動や睡眠の不足
運動や睡眠の不足は、毛穴を目立たせる大きな要因となります。
睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促されます。睡眠不足が続くと古い角質がはがれずに肌に残り、毛穴の詰まりや角栓の原因になります。
運動不足も、血流や新陳代謝を低下させ、肌のターンオーバーを妨げて「開き毛穴」や「黒ずみ毛穴」を招きます。
毛穴が目立つ肌に関するよくある質問
ここでは、毛穴が目立つ肌に関する疑問にQ&A形式でお答えします。正しい知識を身に付けて、毛穴が目立ちにくい肌を目指しましょう。
ファンデーションで隠しても毛穴が目立つ原因は何ですか?
ファンデーションをぬったのに毛穴が目立ってしまう場合は「毛穴落ち」と「毛穴浮き」が発生していると考えられます。
「毛穴落ち」は、ファンデーションと皮脂が毛穴に入り込み、時間の経過とともに白い塊となって目立ってしまう現象です。
一方で「毛穴浮き」は、毛穴に詰まった皮脂や角栓でファンデーションが浮き上がり、目立ってしまう状態を指します。
いずれの場合も、適切な毛穴ケアと肌のお手入れで改善は可能です。
ファンデーションの毛穴浮きでお悩みの方は、こちらの記事もご覧ください。
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メイクで毛穴を目立たなくするには?
メイクで毛穴を目立たなくするには、肌のお手入れとベースメイクの工夫が大切です。
メイク前にはしっかり保湿し、5分ほど置いてから毛穴専用下地で凹凸をカバーしてください。
パウダーファンデーションは厚ぬりを避け、リキッドファンデーションは薄くたたき込むイメージで、顔の中心から外側に向かって仕上げてください。
フェイスパウダーを活用すれば、日中の化粧崩れにも対応できます。
毛穴が目立つ人は生活のなかで何が不足しているのですか?
毛穴が目立つ人は、肌の健康維持に必要な成分や栄養が日ごろから不足している可能性があります。
うるおい成分やビタミン類が足りないと、皮脂の分泌が乱れ、肌の弾力が低下し、毛穴が開きやすくなります。
保湿力をサポートするヒアルロン酸やセラミドを配合した基礎化粧品を選んだり、皮脂の分泌を調整するビタミンB6を意識して食事から取り入れたりすると良いでしょう。
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まとめ|目立つ毛穴の改善は毎日の正しいケアから
毛穴を目立たなくするためには、毎日の正しいケアを積み重ねる必要があります。
洗顔を適切に行い、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分を肌のお手入れに取り入れ、毛穴トラブルを改善してください。
また、バランスの良い食事や質の高い睡眠、紫外線対策など、日ごろからの習慣も見直して、毛穴の目立ちにくい、すこやかな肌を育てましょう。
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