お肌の悩み 2025.06.04

目尻のくすみが気になる...原因と効果的なケア＆メイク術

スキンケア 化粧品

厚塗りやこすりすぎが原因で、メイクオフの際に肌負担がかかることはあります。肌に負担をかけにくいコンシーラーを使い、クレンジングでは優しく丁寧に落とすようにしましょう。

目尻のくすみには、暗い色で隠すよりも、明るいカラーでトーンアップするのが効果的です。アイシャドウの境目をやわらかくぼかすようにすると、自然な立体感が出て、目元が引き締まりすぎず柔らかく見えます。

「笑ったとき、目尻がくすんで見える」「夕方になると、なんだか目元が暗い印象に...」
そんな経験はありませんか？目尻は皮膚が薄く、日々のメイクや表情の動き、紫外線などの影響を受けやすいパーツです。

この記事では、目尻のくすみの原因と、印象を明るく見せるケア＆メイク方法について紹介します。

目尻のくすみはなぜ起こる？

目尻のくすみは、単なる色味の変化ではなく、肌内部の状態や日々の習慣にも原因があります。ここでは代表的な原因を3つ紹介します。

笑ったときや目を細めたときに目尻にできる「表情ジワ」は、皮膚の折れ目になりやすく、目尻には細かいシワができやすくなります。

そのシワの部分にファンデーションやメイク汚れがたまりやすく、こすって落とすことで摩擦による色素沈着が起こることがあります。

夕方になるとくすみが強く見えるのは、「折れ目への汚れ・乾燥・ファンデーションの入り込み」が原因であることも。

目尻は皮脂腺が少なく乾燥しやすい場所です。水分量が不足すると肌表面がなめらかさを失い、光の反射が減って影のように見え、くすみのような印象になります。

顔の中でも、目尻は紫外線を受けやすいパーツ。それに加えて日焼け止めを塗り残しやすい部位であることから、メラニン生成が促進され、くすみやシミにつながりやすくなります。

まずはご自身のくすみタイプ（茶ぐすみ、乾燥ぐすみ、青ぐすみなど）を把握しましょう。

くすみタイプ	主な原因・状態
茶ぐすみ	紫外線や摩擦などによるメラニン色素の沈着（色素沈着）。ターンオーバーの乱れでメラニンが排出されず蓄積する。
青ぐすみ	血行不良により赤みが失われ、青暗く見える。冷えによる血流悪化が主な原因。
グレーぐすみ	乾燥によってキメが乱れ、透明感や明るさが失われて顔全体がくすんで見える。粉吹き・カサつきが目安。
黄ぐすみ	糖化によって生成されたAGEsにより肌が黄褐色に変色。糖質の過剰摂取、紫外線、喫煙などが関与。
赤ぐすみ	肌の炎症による赤み。外部からの刺激によりターンオーバーが乱れやすい。
くすみ（ごわつき）	角質肥厚によるくすみ。ターンオーバーの乱れで古い角質が蓄積し、肌が硬くなっている。

自身のくすみタイプに対応する有効なスキンケア成分が配合されているスキンケア用品を選ぶことも、最も重要なポイントです。

やみくもに製品を試すのではなく、原因に合った成分を選びましょう。

くすみタイプ	おすすめ成分
青ぐすみ	ビタミンE誘導体、ヘスペリジン、カフェイン
黄ぐすみ	カルノシン、ルイボスエキス、ビタミンC誘導体、抗糖化成分（αリポ酸など）
茶ぐすみ	ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ナイアシンアミド、アルブチン
赤ぐすみ	グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、CICA（ツボクサエキス）、抗炎症成分
グレーぐすみ	セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、スクワラン
くすみ（ごわつき）	AHA（フルーツ酸）、BHA（サリチル酸）、酵素、レチノール