監修:再春館製薬所
西村高子
2006年、再春館製薬所に入社。化粧品の効果評価試験、スキンケア研究に7年間従事した後、「ドモホルンリンクル」の商品開発の担当へ。お客様と同年代であり、二児の娘の母である視点と価値観を重視し、生涯ずっと安心して使い続けられる、効果実感の高い商品開発を目指し日々研究を重ねている。
化粧品(コスメ)の使用期限は開封前後で変わる? 正しい表示の見方や化粧品ごとの使用期限一覧を紹介
化粧品には使用期限が表示されているものも一部ありますが、多くの化粧品は使用期限をケースやパッケージには記載していません。
医薬品医療機器等法により「製造又は輸入後、適切な保存条件のもとで3年を超えて性状及び品質が安定な医薬部外品・化粧品には使用期限を記載する義務はない」とされているためです。
一部の化粧品には"EXP(EXPIRE:エクスパイア)"の後に日付が記載されている場合があり、その日付が使用期限です。
他にも「6M・12M・24M」と記載されているものも開封後の使用期限で、「M」は「Month(月)」を指しており、6Mであれば6ヶ月、12Mであれば12ヶ月の使用期限となります。
使用期限の表記例 | |
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EXP 04/2023 | 使用期限 2023年4月 |
EXP 01/04/2023、EXP 010423 | 使用期限 2023年4月1日 |
6M、12M、24Mなど | 開封後使用期限 6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月 |
また"MFD(ManuFacturdDate:マニュファクチュアドデイト)"や"MFG(ManuFacturinG:マニュファクチャリング)"の後に日付が記載されている場合は製造年月日となります。
製造年月日の表記例 | |
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MFD 04/2023、MFG 04/2023 | 製造年月日 2023年4月 |
MFD 01/04/2023、MFG 01/04/2023 MFD 010423、MFG 010423 |
製造年月日 2023年4月1日 |
また化粧品のパッケージやケースに数字やアルファベットなどの「ロット番号※」が記載されている場合があり、製造元のメーカーの製造日や製造拠点などを識別できるようになっています。
※ロット番号 パッケージに記載がある数字やアルファベットの羅列のこと
メーカーによってはロット番号を問い合わせることで製造日などを教えてくれるので、気になる方は問い合わせてみても良いでしょう。
化粧品の使用期限は未開封で「3年間」、開封後は一般的に「3ヶ月〜1年間」とされています。
ですが使用期限の目安は"適切な保管環境"でのことなので、直射日光が当たる場所や温度差があるところで保管している化粧品を使用することは注意しましょう。
化粧品の効果を保つためにも使用期限の有無に関わらず早めに使い切ることが大切です。
化粧品の使用期限表示は「適切な保存条件のもとで3年以内に性状及び、品質が変化するおそれのある化粧品は使用期限を表示しなければならない。ただし性状及び品質が安定している化粧品を除く」と定められています。(医薬品医療機器等法)
つまり、使用期限が表示されていない化粧品の使用期限は適切な保管環境で約3年です。
ただし3年の保証といっても「適切な保存条件のもとで」とあるように、保管状況が悪ければ3年未満であっても劣化している可能性もあります。
直射日光が当たる場所や極端に高温の場所は、適切な環境ではありません。
また冷蔵庫での保管は一見有効に感じるかもしれませんが、出し入れしたときの温度差が激しいため、冷蔵庫保管を推奨しているもの以外は避けたほうが良いでしょう。
適切な条件で保存していても、品質が保たれるのは未開封の状態でのことです。
化粧品は一度開封すると空気が入り込んで酸化が進むため、食べ物や調味料の賞味期限と同様に、品質が維持される期間は短くなります。
季節による温度差があり、製品によっても異なるため一概には言えませんが、3ヶ月〜1年以内を目安に使い切るようにしましょう。
また、会社によって規定がさまざまですが、ドモホルンリンクルは肌に不要なものは配合したくないという想いで、合成防腐剤を使用していないため「半年」で使い切るのがおすすめです。
一般的にメーカーが推奨する使用量を護って毎日使い続ければ、期間内に使い切れる量にあらかじめ設定されています。
化粧品と言っても化粧水や乳液などの基礎化粧品とアイシャドウやパウダーなどの化粧品がありますが、アイテムごとに使用期限が異なります。
アイテム | 使用期限 |
---|---|
化粧水 | 半年〜1年 |
乳液 美容液 |
半年〜1年 |
洗顔 クレンジング |
半年〜1年 |
アイテム | 使用期限 |
---|---|
マスカラ リキッドアイライナー リップグロス 化粧下地 |
3ヶ月〜半年 |
リップ リキッドファンデーション コンシーラー アイブロウ チーク 日焼け止め |
半年〜1年 |
パウダーファンデーション | 1〜2年 |
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化粧品は使用期限を過ぎると異臭や変色、分離が発生します。
異臭や変色、分離などが発生している化粧品を使うと吹き出物や肌荒れなど肌トラブルがおこる可能性があるのです。
以下では化粧品をより安全に使うためのポイントを3つお伝えします。
化粧品に含まれる油分が酸化したり雑菌が入って腐ったりすると、異臭がすることがあります。
菌の繁殖や成分が変質した化粧品は変なニオイがするだけでなく、変色したり分離したりすることがあります。
使用期限が切れてしまった化粧品を使用することで肌の負担や刺激にもなるので、違和感があるときは絶対に使ってはいけません。
また使用感に変化がない場合も、古くなった化粧品は有用成分が分解されるなど、効果も薄れています。
見た目をすっきりさせるために、化粧品を詰め替えて使う方は少なくありません。
しかし移し替えた時点でメーカーの品質保証外になってしまうので、気をつけてください。
忘れがちなのが、旅行用などの小分けボトルです。
「次回の旅行まで取っておこう」なんて考えると、気づけば劣化が進んでしまいます。
すぐに使う予定がないときは、普段のスキンケアで使い切ってしまいましょう。
また化粧品のフタを開けたままにしておくと、空気に触れて酸化が進んだり、ゴミが入って雑菌が繁殖したりする可能性があります。
開封した日を忘れないようにするためには、容器に直接記入するといつまで使用できるかひと目で分かるのでおすすめです。
使用期限や製造年月日が外箱にしか書いていない化粧品も多いので、外箱を取っておくか、容器に書き写しておきましょう。
もったいなくて、ついつい期限を気にせず使いがちな化粧品ですが、直接肌に触れるものなので、正しく使用して不要なトラブルを避けたいものですね。
「ついつい気になって新しいものを購入して、いつの間にか溜まってしまった」「買ったは良いけどいまいち合わなくて使わなくなってしまった」という方も多いでしょう。
以下では化粧品を上手に使い切る方法をご紹介します。
ファンデーションや化粧水、乳液、日焼け止めなど使い切れないという方は首やデコルテ(首から胸元)まで塗ってしまいましょう。
ファンデーションは首からデコルテまで塗ることで、顔との色の境目をなくせます。
乾燥しがちな首元やデコルテに化粧水や乳液を塗ることで、うるおいを閉じ込めてくれます。
また日焼け止めも首元に塗ることで、紫外線による乾燥から肌を護ってくれるのでおすすめです。
使い切れない、古くなったコスメは色々なことに再利用することが可能です。
コスメを使い切る一番簡単な方法は「新しい化粧品を買わない」ことです。
使い切る前に新しいものを買ってしまうと、どうしても使用期限内に使い切れずに溜まってしまいます。
まずは持っている化粧品を整理整頓し、必要なものを精査してみましょう。
そうすることで本当に必要なものを把握でき、コスメを衝動買いすることがなくなります。
自分に合うもの、必要なものを厳選することでコスメ代を浮かせられるのでおすすめです。
また月のコスメ代をあらかじめ決めておくのも良いでしょう。
どうしても使い切れず使用期限が過ぎてしまったら、もったいないですが思い切って処分しましょう。
使用期限を過ぎた化粧品を使い続けると、吹き出物や肌が赤くなってしまうなど、肌トラブルを招いてしまいます。
捨てる際はそれぞれの自治体で決められた処分方法で処分しましょう。
化粧品の使用期限は基本的に未開封の状態で3年以内、一度開封した化粧品は3ヶ月〜1年以内ですが使用期限が記載されているいないに関わらず、なるべく早めに使い切りましょう。
基本的に化粧品は使用期限内に使い切れるよう設定されています。
そのためさまざまな化粧品に手を伸ばすのではなく、自分の肌に合った化粧品を見つけて使い続けることが、化粧品を使用期限内に使い切るためのポイントです。
もし化粧品選びに迷われている方は、化粧品のサンプルを試してみましょう。
肌に現れるさまざまな悩みの根本的な原因をご存じですか?
それは、肌本来に備わる健やかになろうとする力が低下していること。根本的に見直すためには、「肌が本来持っている力」を引き出すことが大切です。ドモホルンリンクルは、シミシワの悩みはもちろん、その根本原因に着目し、オトナの肌に必要な成分をすみずみまで届け、段階的に働きかけていきます。もちろん肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。まずはドモホルンリンクル8点全てが約3日分試せる無料お試しセットで、ご自分の肌に合うかどうか確かめてみませんか?
監修:再春館製薬所
西村高子
2006年、再春館製薬所に入社。化粧品の効果評価試験、スキンケア研究に7年間従事した後、「ドモホルンリンクル」の商品開発の担当へ。お客様と同年代であり、二児の娘の母である視点と価値観を重視し、生涯ずっと安心して使い続けられる、効果実感の高い商品開発を目指し日々研究を重ねている。