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ふと鏡を見たときについつい気になってしまう「しわ」と「たるみ」。しかも、しわ・たるみは日々目立っていくようにも感じられます。しわとたるみを目立たなくするために、これらの原因や予防、対策方法を知って実践しましょう。
目指すは、しわやたるみの目立たない肌です。
しわ・たるみとは
「しわ」「たるみ」があると老けて見えてしまいがちです。どうして「しわ」や「たるみ」がおこるのでしょうか。
しわ・たるみのメカニズム
しわやたるみは、加齢による皮膚内部の皮下脂肪、筋肉、骨格などの影響を受けてできるものと考えられています。顔の骨は、顔の土台として筋肉や皮下脂肪、真皮、表皮を支えていますが、加齢によって骨が小さくなって十分に支えられなくなると、表面の皮膚が垂れさがってしまうのです。さらに、加齢の影響で、皮下脂肪も減少し、下へ移動してたるんでいきます。
また、加齢により肌のハリと弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少してしまいます。それによって、肌のハリがなくなっていき、しわやたるみにつながってしまうのです。さらに、外的要因が加わることでたるみやしわを助長させていきます。
しわ・たるみの種類
しわは、表情筋の収縮が原因の表情じわであれば、眉間や額、頬、目尻、口もとなどによく見られます。小じわは皮膚が薄く乾燥しやすい目や口の周りにできやすい傾向にあります。
たるみは、顎や口もと、頬、目の下の涙袋の周辺にできやすいです。
しわやたるみには種類があり、それぞれ特徴が異なります。しわは、おもに表情じわ・たるみしわ・小じわ（ちりめんじわ）に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
| しわの種類 | 特徴 |
|---|---|
| 表情じわ | 表情筋の収縮によってできるしわ 眉間、目尻、口もとによく現れる 日常的な表情や感情表現によってしわとして定着する |
| たるみしわ | 皮膚の弾力低下によって生じたたるみが原因でできるしわ 顔や首、目の下などによく見られる 加齢が原因で皮膚のコラーゲンやエラスチンなどが減少しておこる |
| 小じわ（ちりめんじわ） | 肌表面に細かくできるしわ 加齢による肌の弾力や水分保持力の低下がおもな原因 乾燥、紫外線、ストレスなども原因になることがある |
たるみは、皮膚のたるみと筋肉・脂肪のたるみに分けられます。
| たるみの種類 | 特徴 |
|---|---|
| 皮膚のたるみ | フェイスラインや顔の表面全体が下方に下がっていく肌の水分量が減少することで肌の弾力性が低下するおもな原因は加齢で、そのほかにも紫外線、喫煙、過剰なアルコール摂取、ストレスなどが原因になることもある |
| 筋肉・脂肪のたるみ | 筋肉が衰え、脂肪を支えきれなくなる 加齢、運動不足、栄養の偏りのほか、喫煙、過剰なアルコール摂取、ストレスなどが原因になることがある |
しわ・たるみができる原因
しわやたるみは、加齢に加えてさまざまな外的要因が影響します。
おもなものは、次の通りです。
- 乾燥
- 紫外線
- 表情のクセ
乾燥
肌が乾燥することで、肌の表面の水分が失われ細かい「しわ」が現れます。乾燥によるしわの初期段階は小じわ（ちりめんじわ）から始まりますが、細かいしわだからとそのままにしておくと、さらにしわが深くなったりたるみにつながったりしてしまうので注意が必要です。
紫外線
紫外線の影響というと、シミをまず思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、紫外線はしわの原因にもなっているのです。紫外線は肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与えてしまいます。結果、皮膚が厚くなったりごわつきがでたりして、しわやたるみにつながっていくのです。
表情のクセ
日常の表情のクセもしわに影響を与えます。笑ったり遠くを見ようと目を細めたりと、いつも同じ表情をしていると皮膚にしわが刻まれ「表情じわ」として定着していきます。若いころは細胞も元気で多少の表情じわがあっても回復しますが、年を重ねるごとに元に戻りにくくなってしまいます。
しわ・たるみを放置するとどうなる？
しわ・たるみをそのままにしていても良くなることはありません。放置することで肌の弾力性が徐々に失われ、さらに肌の老化も進んでいくでしょう。さらには、新たな肌トラブルを引きおこす可能性もあります。
また、しわやたるみが目立つと、老けて見える原因にもなってしまいます。
しわ・たるみの改善・予防方法はあるの？
しわとたるみは、どのように改善したり予防したりすれば良いのでしょうか。対策方法をまとめました。
スキンケアの見直し
しわやたるみの予防には、保湿と正常なターンオーバーを導くためのスキンケアが重要です。ターンオーバーを導くためにクレンジングで余分な角質や皮脂を取り除き、現在のスキンケアでしっかりと保湿できているか今一度確認しておきましょう。
紫外線対策
紫外線は、一年中降り注いでいますので一年を通して紫外線対策が必要です。外出時は、日焼け止めだけでなく、長袖の上着、日傘、帽子、サングラスなどを活用して紫外線のダメージから肌を守りましょう。また、室内にいても窓から紫外線を浴びている状態です。室内にいるときも紫外線対策を忘れてはいけません。室内では遮光カーテンの活用も効果的です。
表情筋を鍛える
表情筋は、意識しないと十分に使えていないのが現状です。しかし、体のほかの筋肉と同じように、使うことで鍛えられます。食事のときによく噛むこと、硬いものをしっかり噛んで食べることでも表情筋が鍛えられるでしょう。
時間があるときには、口を閉じた状態から「あ」「い」「う」「え」「お」それぞれの発音のときの口の開きになるようゆっくり口を動かします。口を開けたら約5秒そのままキープしてください。簡単なエクササイズなのでぜひ続けてみてください。
生活習慣の改善
しわやたるみには、スキンケアやエクササイズだけでなく内面からできる対策もあります。質の良い睡眠環境を整える、栄養バランスの良い食事、ストレスを溜めない生活、適度な運動、体を温めてリラックスさせる入浴など日々の生活でリラックスできるシーンを増やしていくと良いでしょう。
まとめ
しわやたるみの原因、予防や対策をご紹介しました。しわやたるみを助長しないためにも日ごろからのスキンケアが重要です。特別なことではなく、まずは毎日、きちんとケアを続けることを心がけましょう。
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