「お肌にとって必要なものだけ」を入れる

「お肌にとって必要なものだけ」を入れる

約170種類――これはドモホルンリンクルに使用される原料の数です。お肌本来の力を引き出すために、さまざまな原料をかけあわせて丁寧につくりあげられているといいますが、そもそも原料はどういう基準で選ばれているのでしょうか。再春館製薬所 研究開発部の今吉裕隆に話を聞きました。

今吉裕隆

今吉裕隆
いまよし・ゆたか
再春館製薬所 研究開発部

大学時代に環境毒性について学んだ後、2007年に再春館製薬所に入社。その後はずっと研究開発部に所属。商品の研究から企画、時にはお客様対応まで幅広い業務に携わる。

お肌に不要なものは、とにかく入れたくない

―― 食べ物や飲み物の原料や産地表示同様、スキンケア製品も成分表示を見るクセがついている方も多いかと思います。なんか知らないカタカナの成分とか入っていると思わずスマホで検索したり。

今吉:最近はすぐ調べられますしね。

―― そこで質問です。ドモホルンリンクルは約170種類もの天然由来成分が入っています。ちょっと不躾な聞き方になりますが、この170種類の中にいわゆる「お肌に良くないもの」は入ってないですか?

今吉:入っていない、と断言できます。なにを「お肌に良くないもの」と判断するかは個人や企業によって違うかとは思いますが、私たちは「お肌にとって必要とは言えないもの」は「余計なもの」として入れていないんです。言い換えれば、ドモホルンリンクルは、「お肌にとって必要なものだけ」を入れるようにしています。

―― そこは明確な線引きをされているのですね。ちなみに「お肌にとって必要とは言えないもの」とは?

今吉:たとえば防腐剤です。防腐剤は製品を安定させるためには有用な成分です。そういう意味では必要な成分とも言えます。ただ「人のお肌に必要か」というとそうではありません。だから、ドモホルンリンクルではいわゆる防腐剤は入れていないのです。

―― なるほど。「防腐剤は製品を安定させるためには有用な成分」ということですが、本当に防腐剤を使わないで品質的に問題ないのでしょうか?

今吉:もちろん大丈夫なように設計しています。つまり防腐剤は入れずに、その"代役"として自然由来で防腐効果があるような成分を入れているんです。ただ、化学合成の防腐剤と違い自然由来を前提とすると、「これさえ入れればすべてOK」という成分は、都合良くあるものではありません。お肌にも有用でかつ抗菌作用があったり、酸化を防いだりと、天然由来成分が持つさまざまな特性を複数掛け合わせて、品質を保つように工夫しています。

―― 化学合成された防腐剤をつかえば簡単に解決することであっても、それを「あえて」していないのですね。

今吉:はい、成分の構成バランスを細かく調整しながら、何度もテストを繰り返して、絶妙な組み合わせが見つかるまで研究を進めています。自分たちで言うのもなんですが、これがかなり手間も時間もかかります。

おっしゃるように化学合成された防腐剤を入れたら、こういうことをしないで済みます。しかし「お肌にとって必要ないもの」は入れたくないのです。そこを諦めることはありません。私たちは漢方の製薬会社として、自然と共存しながら製品を作っていくという理念があります。「入れたくないものは、入れない」。その思いはこれからも変わることはありません。

―― 研究者だからこそ「入れたくないもの」がどんなものなのかわかる。専門家だからこそ、嘘はつきたくない。今吉さんはじめ、研究者のみなさんの"誠意"がすごく伝わるエピソードですね。

人のお肌も、自然の一部だから

人のお肌も、自然の一部だから

今吉:私たちは「人間も自然の一部」との考えで商品開発に臨んでいるので、環境のことを考えているか、きちんと循環する素材か、という目線でも素材を選定しています。つまり、「使用する人」だけではなく、その人が暮らしている社会、地域、環境、引いては地球全体のことを考えています。

―― 持続可能な社会を目指すSDGs的な視点で、素材を選んでいるわけですね。

今吉:はい。たとえば石油合成のシリコンやスクラブ剤などのマイクロプラスチックなどが、分かりやすい例です。これらも使えば製品の使用感を簡単に上げることができます。でも、それが排水として川や海に流出すると、自然界で分解されませんから、蓄積してしまいます。

―― マイクロプラスチック問題は、ペットボトルやレジ袋などが注目されがちですが、化粧品の影響も大きいとされていますね。

今吉:そうですね。マイクロプラスチックの環境への影響については、現状は明確にはわかっていませんが、長期的に見た場合、生態系に大きな悪影響を与える可能性も否定できません。ヨーロッパなどではすでに厳しく使用を規制されているのは、そうした可能性を懸念してのことでしょう。いずれにせよ、化粧品メーカーとして果たすべき社会的役割は多岐にわたると思いますが、その中でも「自然環境を守る」という役割はより重要になってくると考えています。

―― 化粧品業界に限らず、今まで世界中の製造メーカーでは、経済合理性や便利さなどが重視され、自然の生態系や自然の循環を無視した商品開発もたくさん行われてきました。

今吉:私たちは、自然の力を人の力にする漢方の製薬会社。自然への感謝を忘れず、いただいた恵みを大切に使いたいと思っています。ですから使う原料も、「持続可能か」ということをかなり重視しています。例えば、環境の変化や過剰な伐採などが原因で、近い将来枯渇する可能性がある素材を使うことはありません。それが便利で、お肌にいいとしても、持続可能ではない原料は使いません。

―― 化粧品に限ったことではありませんが「いいものを安く」を前提に商品開発をすると、どこかで無理がたたりますよね。そのしわ寄せは、商品の質にいく場合もあるし、地球環境にいく場合もある。そして誰かに嘘をつかないといけなくなります。

今吉:そういうものづくりはしたくはないですよね…。そういう意味では、私たちは恵まれているのかもしれません。「お肌にとって必要ないものは入れない」「地域や地球全体の自然環境を考える」という、お客様はもちろんのこと、世の中の誰に対しても後ろめたくない気持ちで研究開発をできていますので。これって、化粧品の開発者としてとても幸せなことだと実感しています。

化粧品の開発者としてとても幸せなことだと実感しています

ドモホルンリンクルは季節や肌質を問わずに、お使いいただけます。

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もちろんお肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。あなたのお肌にあった解決方法を一緒に考えさせていただきます。あなたの大切なお肌に、私たちはこれからも寄り添ってまいります。

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