サステナブルな目線で見る、ドモホルンリンクル。

サステナブルな目線で見る、ドモホルンリンクル。

「枯渇しない資源を活用する」「循環する素材を使う」「捨てるものを再利用」――ドモホルンリンクルは、原料となる素材の持続可能性を重視した製品開発を、発売当時から継続しています。SDGsが注目され、サステナブルな社会の実現は"人類のテーマ"となる中、ドモホルンリンクルのものづくりも地球環境をより意識したものになっているそう。

そんな中、研究開発に携わる今吉は「どこまで環境を意識すべきかは、実は難しい問題」と言います。その真意はどこにあるのでしょうか。開発現場のリアルな話を聞きます。

今吉裕隆

今吉裕隆
いまよし・ゆたか
再春館製薬所 研究開発部

大学時代に環境毒性について学んだ後、2007年に再春館製薬所に入社。その後はずっと研究開発部に所属。商品の研究から企画、時にはお客様対応まで幅広い業務に携わる。

ドモホルンリンクルも、自然の循環の一部に

―― 年々、世界的に自然環境や持続可能な社会に対する意識が高まりつつありますね。多くの天然由来原料でつくられているドモホルンリンクルは、自然との共生を前提としている化粧品かと思います。

今吉:そうですね。自然を守りながら、自然の恵みをいただく。その考えはドモホルンリンクル誕生以来、変わっていません。当然のことながら自然の恵みは「使い倒せるもの」でもありませんし、使わせていただく以上、そこには責任も伴うと考えています。たとえば、ある植物から取ったエキスがお肌に良いとわかったとしても、それが希少種であったり絶滅の危機にある植物であれば使うことはありません。私たちは開発の段階で、その素材の働きを研究するのはもちろん、それが枯渇しない資源か、永続的に採れるものなのかどうかをしっかり調べています。

―― その視点はとても重要ですね。

今吉:ドモホルンリンクル自体が、自然の力を借りた「ものづくり」をしているからこそ、使命感を持って地球環境への意識を高く保ち続けなければなりません。原料選びひとつとっても、そこの倫理観は必要です。ただちに環境に大きな影響を与えないもの、ただちに枯渇しない資源であれば、「今、使うのは問題ない」という考えも成立すると思います。しかし、私たちは「将来、環境をよくない状態に持っていくかもしれない」可能性が少しでもあったら、それを素材として使うことはありません。

ドモホルンリンクルも、自然の循環の一部に

―― 今だけではなく未来の社会のことをしっかり考えて、現在の判断をされているんですね。

今吉:象徴的なのが、ドモホルンリンクルの重要な成分であるコラーゲン。現在は鱧(ハモ)の皮から抽出していますが、これはタイのアンダマン海で獲れたもの。アンダマン海では大量の鱧が獲れるのですが、すり身に加工される際に皮部分は大量に捨てられていたんです。現地調査でその事実を知り、なんとか再利用できないかと考えたのがすべての始まりです。

―― 鱧は日本では高級魚として知られていますけど、海外では、その皮は廃棄されていたんですね。その事実を見つけ出すのも、それを原料として使おうと思うのも、実際に質の高いコラーゲンを抽出して商品に反映させるのも、全部すごい…。

今吉:もちろん原料化にあたっては、研究員が現地まで行き、乱獲されているものではないか、周辺の海の環境は安全か、その他諸々の事情を徹底的に調べて、安心して活用できる素材であることを確認しています。仮に状況が変わり、鱧が「持続可能な原料ではない」と判断した場合は違う素材を探すことになります。

―― 捨てられていたものを活かしている例は他にもあるのですか?

今吉:たくさんあります。たとえばドモホルンリンクルに入っている「チューリップエキス」は、球根を作るためにちぎり取られてしまう花びらを活用していますし、「晩白柚(バンペイユ)」などのかんきつ類は、生育途中で摘果される実を使っています。そうそう、焼酎粕も使用しているのですが、これは地元の酒蔵さんから「捨てるのがもったいないから、有効活用できませんか?」という相談を受けて、研究を進めたら、お肌への有用性が期待できる効果を発見し、使わせていただくことになったのです。

―― いいお話です!そういうことがきっかけになることもあるんですね。

今吉:私たちの「もったいない精神」を、材料を探してくれる協力会社もよく理解してくれているので、そういう素材の情報があると積極的に持ち込んでくれるようになっているんです。もちろん、全てが基礎化粧品の原料に使えるわけではないので、そこからいかに有効な成分を抽出したり評価したりできるか、というのは、私たち研究員の腕の見せ所です。とても難易度は高いですが、社会に存在している「課題」を解決しながら、お客様にとっても、世の中にとっても、よりいい製品をつくっていきたい。その結果として、再春館製薬所だけでなく国内外のたくさんの企業や生産者へとサステナブルの輪を広げられるように思います。

環境のことも肌のことも諦めない

今吉:地球環境のことまで深く考えてものづくりをしているわけですけど、やっぱり私たちがなにより達成したいのは「お客様のお肌の悩みを解決する」ことにあります。それが私たちのサービスの本質。しかし正直な話をすると、その本質の部分と、地球の環境を守るということは矛盾することもあります。

―― それはあらゆる企業のジレンマかもしれませんね。極論を言ってしまうと、「人間が生産活動しないことが、地球の環境に優しい。だから生産活動を止めなさい」ということにもなってしまいます。

今吉:そうなんです。どこまで環境を意識すべきかは、企業にとっては、実は難しい問題です。だからこそ一方を諦める、もしくは妥協する、有耶無耶にする…と逃げたくなる。しかし、私たちはそうではありません。そのジレンマを乗り越えていかに両立させるか、というところが、私たちに与えられている大きな課題と考えています。だからこそ私たちは、お客様へのサービスも、地球環境のことも、どちらも諦めてはいけないのです。

環境のことも肌のことも諦めない

ドモホルンリンクルは季節や肌質を問わずに、お使いいただけます。

お肌に現れるさまざまな悩みの根本的な原因をご存じですか?それはお肌本来に備わるすこやかになろうとする力が低下していること。原因は一つだから解決法もただ一つです。それぞれの悩みにではなく、「準備」から「基本」までのワンラインで段階的に働きかけていきます。
もちろんお肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。あなたのお肌にあった解決方法を一緒に考えさせていただきます。あなたの大切なお肌に、私たちはこれからも寄り添ってまいります。

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