つむぎ

春の「ゆらぎ肌」その原因と対策法とは

春の「ゆらぎ肌」
その原因と対策法とは?

2024.04.04
この記事は4分で読めます

1年のうち、肌が最もゆらぎやすいのが3月~5月。なぜ春に肌がゆらいでしまうのか、どんなお手当てをすべきなのか、考えていきましょう。

研究開発:高野徳恵
高野徳恵

数々のドモホルンリンクル商品の研究開発に携わり、基礎化粧品と肌の関係を知り尽くす、美肌づくりのエキスパート。ホームページにも出演中。

厳しい乾燥と寒さの冬を乗り越えた春の肌は、とてもデリケート。それに加えて、春ならではの激しい気温や湿度の変化にもさらされています。そういった過酷な環境に肌がうまく適応できず、バリア機能が低下して一時的な敏感肌に…。それが「ゆらぎ肌」です。

ゆらぎ肌の主な症状

実は春に限らず、気温や湿度が変化する季節の変わり目は、心身ともに「ゆらぎ」が起こりやすいもの。ですが、春にはさらに肌にダメージを与える要因があるのです。
そのひとつが花粉。春はほかの季節と比べて花粉の量や種類が多く、その分空気中の刺激物質が増えます。バリア機能が低下している状態の肌に外部から刺激を受けることで、さらに肌が敏感になっていると感じることが多くなります。

そして注意したいのが紫外線です。春は冬から夏に向かって急激に紫外線量が増す季節。これは、いつ肌が炎症を起こしてもおかしくないという状況です。
こういった春ならではの環境に適応するには、肌を整えておくことが大切。特にチェックリストの症状に当てはまる方は、肌がゆらいでいる証拠。肌を整えるためにも今一度、お手当てを見直してみましょう。

ゆらいだ状態の肌は、とても無防備。お手当てをしないとさらに肌のバリア機能が低下して、シミやシワなどの原因となることもあります。

まずは肌を
しっかり整えましょう

「ゆらぎ肌」は肌の調子が低下しているため、環境変化に適応できず、肌のバリア機能が低下している状態。実際にどういう状態なのか、またどんなお手当てが必要なのでしょうか。
通常、肌にはバリア機能が備わっており、肌表面は「皮脂膜」によって守られています。ですがバリア機能が低下してしまうと肌内部の水分が逃げやすくなり、また花粉や紫外線などの外的刺激の影響も受けやすくなってしまいます。

バリア機能が低下した肌
バリア機能が低下した肌 画像

バリア機能が低下すると、肌の水分を抱え込む力が弱まり、水分が蒸散しやすくなります。肌がカサカサと乾燥しがちになり、外的刺激の影響も受けやすくなり、肌荒れや炎症などの原因になります。

肌の調子を整えるためには、水分と成分をきちんと与えて、肌に閉じ込めるケアが必須。それが「保湿液」「美活肌エキス」「クリーム20」「保護乳液」の基本4点です。なかでも肌のバリア機能を整えるためにしっかりお使いいただきたいのが「保護乳液」。肌の乾燥が気になるときなどは、量を増やしたり、重ねづけをするなど調整するのがよいでしょう。

バリア機能が整った肌
バリア機能が整った肌 画像

水分と油分のバランスが保たれ、角層表面が「皮脂膜」でおおわれている状態。「皮脂膜」は内側からの水分の蒸散を防ぎ、外からの刺激が入ってこないように肌を保護する、いってみれば「天然のクリーム」です。

ドモホルンリンクルのお手当てに加えて、生活リズムを整えることも意識していただきたいポイントです。質のよい睡眠、栄養バランスのとれた食事、体力維持のための適度な運動、そしてストレスと上手に付き合うこと。できることからでよいので、少しずつ始めてみましょう。

基本4点のいちばん最後に使用する「保護乳液」画像

基本4点のいちばん最後に使用する「保護乳液」には、うるおいのバリアで肌にフタをする効果が。みずみずしくなめらかな肌を保ちます。

さらに効果を上げるためのお手当て法

ゆらぎやすい肌に触れ、状態を確かめながら成分を届けることができるのが「手」です。ドモホルンリンクルの効果を最大に引き出し、ゆらぎ肌にアプローチするための5つのお手当てをご紹介。

さらに効果を上げるためのお手当て法 冒頭画像

まず、肌がゆらいでいるときは、敏感になっていることを念頭においてお手当てをすることが肝心です。最も大切なのは清潔な手でやさしく肌と向き合うこと。そして“ながら”のお手当てではなく、鏡をきちんと見ながら行いましょう。
どこの部分にゆらぎのサインが出ているのかを確認し、「使用量は足りている?」「いつものような実感が得られている?」「目もと口もとまで、きちんと吸い付いている?」「むらなく顔全体にベールをかけることができた?」など、肌と会話をしながら、肌が求めるお手当てをしてあげてください。

さらに効果を上げるためのお手当て法 step1 肌を傷つけないアイテムで洗顔

洗顔によるうっかり刺激を防ぐためにも、肌への負担を最小限に抑えた「化粧落としジェル」「洗顔石鹸」を使ったW洗顔を。すすぐときも“こすり”は厳禁です。

さらに効果を上げるためのお手当て法 step2 洗顔後のタオルはそっと当てるだけ

顔をふく際も、意外とこすりがち。そっと当てるようにして水分をとりましょう。おすすめはポイント交換品の「どこまでも肌にやさしいお手当てタオル」。デリケートな肌をやさしく包み込んでくれます。

さらに効果を上げるためのお手当て法 step3 赤みが出やすい頬はよりていねいに

頬など悩みが出やすいところは、特に注意深いお手当てが必要です。手や指先に力を入れすぎないように、極力やさしく成分を入れ込みましょう。

さらに効果を上げるためのお手当て法 step4 目もと口もとは塗りもれ注意

小ジワが目立ちがちな目もと口もとは細かい部分なのでお手当てが不十分になりがちです。特に基本4点はしっかり補いましょう。指や手のひらをやさしく当てたときに吸い付くような触感ならOK。

さらに効果を上げるためのお手当て法 step5 肌の状態次第では「保護乳液」を重ねて

肌がゆらいでいるときは、肌内部の水分が蒸散しがちです。「いつもより乾燥している」「お手当ての手ごたえが弱い」と感じたときは、「保護乳液」の重ねづけを。

確認ポイントが多くて、少しめんどうに感じられるかもしれませんが、肌のゆらぎは風邪のひき始めのようなもの。こじらせるか否かは、ゆらぎ始めにどのようなお手当てをするかにかかっています。しっかり肌の声に耳を傾けてお手当てをすると同時に、自己回復力を高める睡眠もしっかりとって、ゆらがない肌に1日も早く戻していきましょう。

ここが知りたい

Q.お手入れではなく「お手当て」というのはなぜ?

A.子供の頃、おなかが痛いときにお母さんが手を当ててくれたらそれだけでスーッとおさまった…そんなふうに、手には不思議な癒し効果があります。手を当てることで見ためでは気づかなかった肌の微妙な変化を感じ、じっくり向き合える。「お手当て」にはそんな想いが込められています。

ゆらぎにくい肌に導く
8点づかいの秘密

ドモホルンリンクルは8点ワンライン。少し多く感じるかもしれませんが1点1点それぞれに役割があります。基本4点の本来持つ効果を発揮させるためにも、ラインづかいが断然おすすめです。

化粧落としジェル

1.落とす

化粧落としジェル

洗顔石鹸

2.洗う

洗顔石鹸

泡の柔肌パック

3.ほぐす

泡の柔肌パック

保湿液

4.うるおす

保湿液

美活肌エキス[医薬部外品]

5.巡らせる

美活肌エキス[医薬部外品]
販売名:ドモホルンリンクル 薬用美容液b

クリーム20[医薬部外品]

6.与える

クリーム20[医薬部外品]
販売名:ドモホルンリンクル 薬用クリームb

保護乳液

7.護る

保護乳液

光対策ドレスクリーム

8.守る

光対策ドレスクリーム

ゆらいだ肌の調子を整えるには、うるおいを満たす「保湿液」、明るさを引き出す「美活肌エキス」、ハリを生み出す「クリーム20」、うるおいで肌を護る「保護乳液」の基本4点が鍵となるとお伝えしました。そこに、加えて見直していただきたいのが洗顔と紫外線対策です。

洗顔はやり方を誤ると自分自身でバリア機能を低下させてしまうことも。せっかくの基本4点ケアが無駄にならないためにも「化粧落としジェル」と「洗顔石鹸」を使うことがポイントです。バリア機能を守りながら、刺激のもととなる肌に付着した花粉を含む汚れをすっきり、しっとり洗い流してくれます。

そして「ゆらぎ肌」の原因のひとつである紫外線対策もマスト。「光対策 ドレスクリーム」は、その名のとおり紫外線をはじめとする肌に悪影響をもたらすさまざまな光に特化し、肌のダメージを最小限に防いでくれます。このように8点のお手当てを徹底することが、ゆらがない美肌への近道なのです。

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