皮脂崩れと乾燥崩れの見分け方はそれほど難しくありません。お手入れの前と化粧崩れの後、肌がどんな状態かによって違いが見えてきます。
本記事では、化粧崩れのタイプを知りたい方のために、肌質の違いをベースにしたチェックリストを作成しました。
併せて、下地やファンデーションの選び方、メイクの手順、メイク直しの方法なども、化粧崩れのタイプごとにまとめています。最後までご覧ください。
チェックリスト診断|皮脂崩れ・乾燥崩れの見分け方
「化粧崩れの悩みを解決したい」と思った場合、どのような理由によって化粧崩れがおきているかを見極める必要があります。
ここでは、簡単なチェックリストを用意しました。
まずは、当てはまる項目にチェックを付け、チェックの数を集計した上で、AとBのどちらにチェックが多かったかを整理してください。
皮脂崩れ・乾燥崩れをチェックリストで判定
| A | B |
|---|---|
|
|
・Aのチェックが多い方は「皮脂崩れタイプ」
Aのチェックが多い方は、皮脂量、水分量がともに多いため、皮脂による化粧崩れがおきている可能性が高いです。
毛穴が開きやすい肌質でもあるため、ファンデーションが毛穴に入り込んでしまう「毛穴落ち」も頻繁に見られるはずです。
「そもそも皮脂って何?」という疑問をお持ちの方は、こちらの記事もご覧ください。
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・Bのチェックが多い方は「乾燥崩れタイプ」
Bのチェックが多い方は、皮脂量、水分量がともに少ないため、乾燥が原因で化粧崩れが頻繁に発生していると考えられます。
乾燥と化粧崩れの関係については後ほど詳しく解説します。
・AとBの両方にチェックが多い方は「混合崩れタイプ」
AとB、どちらにもまんべんなくチェック数が多かった方は、部位ごとに異なる要因で化粧崩れがおきている可能性が高いです。
ベタつきやテカリがあるTゾーンでは皮脂による化粧崩れがおきている一方で、乾燥しやすい頬や口元では乾燥による化粧崩れが発生していると考えられます。
皮脂崩れ・乾燥崩れの「原因」
化粧崩れには、皮脂崩れタイプ、乾燥崩れタイプ、混合崩れタイプが存在するとわかりました。
ここでは、それぞれのタイプで、どのように化粧崩れがおきているのかを説明します。
混合崩れについては、次に説明する皮脂崩れ・乾燥崩れが、部位ごとにおきていると考えてください。
【皮脂崩れ】原因とメカニズム
皮脂崩れの場合、皮脂の過剰分泌が化粧崩れの引き金となっています。
皮脂が過剰に分泌されると、化粧品と皮脂が混ざって、ムラやにじみといった化粧崩れを引きおこします。
特に、額や鼻といったTゾーンは、皮脂の分泌される皮脂腺が多いので、皮脂による化粧崩れが生じやすくなっています。
「ウロコ浮き」といって、過剰に分泌された皮脂が、肌とファンデーションの間に溜まり、ウロコ状にファンデーションを浮かしてしまう場合もあります。
【乾燥崩れ】原因とメカニズム
乾燥崩れは、肌の乾燥によって生じます。
乾燥した肌は、角質層にある角質細胞(角層細胞)同士の結び付きが弱まり、肌の表面の角質細胞が浮き上がったような状態になっています。
浮き上がって凸凹になった肌の表面には、ファンデーションやフェイスパウダーが密着しにくくなります。
肌の乾燥は、ターンオーバーの周期も乱れやすくします。古い角質がはがれ落ちにくくなり、角質が厚くなる(角質肥厚・かくしつひこう)といった肌トラブルも生じやすくなります。
角質が厚くなった肌は化粧の乗りが悪くなり、化粧崩れを引きおこしやすくなります。
乾燥が肌に与える影響やトラブルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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皮脂崩れ・乾燥崩れの「対策」
ここでは新たに、皮脂崩れと乾燥崩れ、それぞれに合わせた肌のお手入れ方法と対策を紹介します。
混合崩れの方は、次に説明する皮脂崩れ・乾燥崩れのケアを、部位ごとに取り入れてください。
混合肌のケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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【皮脂崩れ】肌のお手入れ方法と対策
皮脂崩れは、日ごろのケアを通じて、過剰な皮脂を除去したり分泌を抑えたりする必要があります。
次のような肌のお手入れと習慣を日ごろから心がけてください。
・クレンジングや洗顔料を適切に選ぶ
過剰な皮脂の分泌によって化粧崩れがおきている場合、メイク汚れだけでなく、日中に分泌される皮脂、毛穴の汚れもしっかりオフできる、ジェルタイプ、オイルタイプなどのクレンジング剤を選んでください。
洗顔料も同様に、皮脂汚れを効果的に取り除くタイプを選びます。毛穴の奥の汚れまで吸着・排出するクレイなどが入った洗顔料が適しています。
脂性肌のクレンジングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・クレンジングや洗顔の方法
クレンジングは、摩擦を避け、指の腹を使ってゆっくり顔全体に優しくなじませてください。
洗顔自体は、次の手順でおこないます。
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- Tゾーンに泡を乗せこすらず洗う
- 頬や目元、口元も優しく洗う
- 35度前後のぬるま湯でしっかりすすぐ
- 優しく押さえるようにようにタオルでふき取る
皮脂が気になるからと、強くこすったりしてはいけません。肌のうるおいに必要な油分まで落ちてしまいます。
・保湿の方法
皮脂量が多い方にも保湿は重要です。
保湿を怠り、乾燥した肌状態を放置すると、肌のバリア機能の低下につながり、肌を守ろうとしてする皮脂がかえって分泌されてしまいます。
洗顔後には、なるべく早く化粧水をつけ、肌の表面に乳液でふたをしましょう。皮脂の分泌を抑制するグアバ葉エキス、ビタミンC誘導体、ライスパワーNo.6、レチノール(ビタミンA)のような成分が配合されたアイテムもおすすめです。
【乾燥崩れ】肌のお手入れ方法と対策
乾燥崩れは、化粧崩れを引きおこす乾燥した肌を、日ごろのケアで改善する必要があります。クレンジングと洗顔では次のポイントを意識してください。
・クレンジングや洗顔料の選び方
肌が乾燥しがちな方は、しっとりとした洗い上がりのクレンジングや洗顔料を選択してください。
グリセリン、ヒアルロン酸、スクワラン、コラーゲンなど保湿成分が配合されたアイテムもおすすめです。
・クレンジングと洗顔方法
クレンジング剤とメイクをなじませた後、35度前後のぬるま湯で素早くすすぎます。洗顔の方法自体は、皮脂崩れのお手入れのときと変わりません。
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- 肌の上を泡で転がすように洗う
- ぬめりがなくなるまでぬるま湯ですすぐ
- 柔らかいタオルで押さえるようにふく
摩擦には終始、気を付けてください。洗顔は、朝夜1回ずつおこないます。
・保湿の方法
乾燥崩れをおこしている方は、肌の乾燥そのものを改善するために、化粧水や乳液をしっかりと使う必要があります。
次に挙げるような保湿成分を配合する化粧水・乳液を積極的に利用してください。
- グリセリン
- アミノ酸由来の保湿成分
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
皮脂崩れ・乾燥崩れの違いに応じた「下地・ファンデーションの選び方」
皮脂崩れや乾燥崩れを防止するためには、肌質にあった下地・ファンデーションを選ぶ必要があります。
ここでは、化粧崩れのタイプに応じて選び分けたい下地とファンデーションを紹介します。メイクの適切な手順についてもまとめました。
【皮脂崩れ】下地選びとメイク手順
皮脂崩れがおきる方は、サラッとしたテクスチャーで油分の少ない下地や、皮脂吸着成分を配合した下地を選択してください。
ファンデーションも、軽い付け心地のパウダーファンデーションを選んでください。その上で、次のようなメイクの手順を心がけます。
- 化粧水・乳液で洗顔後の肌を整える
- ティッシュで余分な油分を軽くふき取る
- 少量ずつ下地を肌になじませる
- 顔の中心から外側へとファンデーションをなじませる
- フェイスパウダーを薄く重ねる
皮脂吸着成分を配合した下地を使う場合、季節に応じてぬる場所を調整してください。
皮脂が特に多くなる夏は顔全体に、乾燥しがちな冬はTゾーンだけにすれば、崩れにくく自然な仕上がりになります。
毛穴が気になる場合は、顔全体に下地をなじませた後、指先やメイクブラシで細かくなでると、毛穴部分にも下地が密着しやすくなります。
フェイスパウダーは、皮脂が出やすい部位(額など)から順番になじませます。乾燥しやすい部位(頬など)については残ったパウダーを軽く付ける程度にとどめましょう。
【乾燥崩れ】下地選びとメイク手順
乾燥崩れを防ぐためには、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合された下地を選びましょう。乾燥がひどい方は、オイルを含む下地もおすすめです。
ファンデーションはパウダーではなく、保湿力のあるリキッドクリームタイプやクッションファンデーションを使います。
メイクの手順は次のとおりです。
- 化粧水・乳液・クリームで洗顔後の肌を保湿する
- 化粧下地を顔全体になじませる
- ファンデーションを顔の中心から外側へ向けて優しく乗せる
- フェイスパウダーで肌を押さえる
時間に余裕があれば保湿の段階で、シートマスクやコットンを使ったローションマスクをしても良いでしょう。
フェイスパウダーは、額、鼻などのテカリが気になる部分だけに使用すると効果的です。
リキッドファンデーションの効果的な使い方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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【混合崩れ】下地選びとメイク手順
混合崩れをおこしている方は、顔のパーツごとに、異なる化粧崩れ対策をおこなってください。
テカリが気になる部分には、皮脂吸着成分が配合された下地、油分の少ないファンデーションを使うと化粧崩れがおこりにくくなります。
ファンデーションについては、乾燥しやすい部分よりも薄く伸ばす意識で乗せてください。
一方で、口元、頬などの乾燥しやすい部分には保湿力の高い下地、ファンデーションを使います。
それぞれのパーツのメイク手順は、皮脂崩れ、乾燥崩れのメイク手順を参考にしてください。
皮脂崩れ・乾燥崩れの違いに応じた「メイク直しテクニック」
日ごろの対策を頑張っても、化粧崩れを完全に防げるわけではありません。
ここでは、皮脂崩れや乾燥崩れが外出先でおきた場合の正しいメイク直しについて紹介します。
混合崩れのメイク直しについては、パーツごとに、皮脂崩れ、乾燥崩れのメイク直しを調整して組み合わせてください。
【皮脂崩れ】正しいメイク直し
皮脂崩れがおこった場合は、次のような手順でメイク直しをおこないます。
- ティッシュなどで皮脂や汗を優しくオフする
- 化粧水を少量ずつ肌に与え、手のひらで押さえて浸透させる
- 乳液を含ませた綿棒で化粧の崩れている部分を取り除く
- 化粧を落とした部分にコンシーラーをなじませる
- フェイスパウダーで整える
化粧をぬり直す際は、ファンデーションの代わりにコンシーラーを薄く重ねましょう。
崩れた部分に少量を乗せ、軽くたたいて境目をぼかすと、全体を自然になじませられます。
フェイスパウダーで整える際には、ブラシを使うと自然に仕上がります。
フェイスパウダーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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【乾燥崩れ】正しいメイク直し
乾燥崩れがおこった場合は、次のような手順でメイク直しをおこないます。
- 保湿効果の高い化粧水を少量ずつ肌に与える
- 顔を軽く押さえて化粧水を肌に浸透させる
- ファンデーション・コンシーラーは押さえるようにトントンと付ける
- 肌のくすみが気になる場合は、明るい色のコンシーラーを頬骨の高い位置に軽く乗せる
- フェイスパウダーを必要に応じて乗せる
化粧水は、保湿力が高いタイプがおすすめです。
フェイスパウダーも必須ではありません。マスクへの付着防止やTゾーンのテカリが気になる場合に使うと効果的です。
化粧直しの方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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まとめ|皮脂崩れ・乾燥崩れの見分け方を学んで適切な対策を
皮脂崩れと乾燥崩れは原因や対策が大きく異なります。
ご自身の化粧崩れのタイプを正しく見極めれば、化粧崩れを防ぎやすくなる上に、メイク直しの効率も上がります。
化粧崩れの要因に応じた対策を続け、化粧崩れの悩みを解決しましょう。
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