「化粧をしてもすぐに崩れてしまう」「直そうとしてもうまくいかない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。本記事では、外出先で簡単に化粧直しができる方法や化粧直しに便利なアイテムの使い方、化粧崩れを予防する方法を解説します。
化粧直しのアイテムや化粧前の過程をちょっと工夫することで、簡単に手直しや崩れを予防できますので、ぜひ試してみてください。
化粧が崩れる4つの原因
化粧崩れはなぜおこってしまうのでしょうか。ここではおもな4つの原因を解説します。
汗
スポーツや運動などの汗で化粧が流れてしまい、化粧崩れがおきてしまいます。また化粧直しの際に、汗をしっかり拭かずにメイク直しをするのもNG。肌にうまくメイクが載らず、化粧崩れにつながってしまいます。
皮脂
皮脂が過剰に分泌されている状態の肌だと、化粧が肌にきれいに密着せず、化粧崩れがおこる原因になります。また、化粧品は水分と共に油分も含まれているものが多く、その油分は皮脂と混ざり合うことで溶け合う性質があるため、化粧崩れがおこってしまうのです。
擦れ
擦れによって化粧崩れがおこることも多いでしょう。頬杖をついたり、顔をかいたりと無意識に顔に触れてしまうことで、化粧崩れがおきやすいです。また、マスクをつけていることで、肌とマスクとの摩擦による化粧崩れや、マスク内の湿気による蒸れで汗や皮脂の分泌が増えて化粧が浮き、肌とマスクが擦れることで化粧崩れがおきてしまいます。
乾燥
肌が乾燥していることでも実は化粧崩れがおきてしまいます。うるおい不足の肌に化粧をすると、時間が経つにつれてファンデーションがひび割れてしまったり、目元やほうれい線などのシワに化粧が入り込んでしまったりして、化粧崩れがおきやすいです。
また、肌が乾燥していると、うるおいを保とうと過剰に皮脂を分泌します。皮脂量が多くなることで、化粧品に含まれる油分と皮脂が混ざり合って化粧崩れがおきてしまうのです。
出先でも便利な化粧直しアイテム
出先で、化粧直しをおこなう方は多いのではないでしょうか。ここでは、持っておくと便利な化粧直しのアイテムを紹介します。
ポケットティッシュ
ポケットティッシュは化粧直しには欠かせないアイテムです。ティッシュは化粧直し前に、皮脂や崩れている化粧をオフするときに非常に役立ちます。皮脂や化粧をティッシュでオフすることで、肌に必要な水分を取りすぎることがないので、常備しておきましょう。
フェイスパウダー
フェイスパウダーは皮脂によるテカリや厚塗り感を抑えたいときに便利なアイテムです。皮脂が気になる部分を軽くティッシュでオフしてフェイスパウダーを重ねるだけで、簡単にテカリを抑えられます。ファンデーションを重ねるよりもナチュラルに仕上がるため、厚塗り感を抑えられるのが魅力です。
綿棒
綿棒は、マスカラでパンダ目になったとき部分的にふき取るのに使えたり、まゆ毛の化粧直しのときにも使えたりできる便利なアイテムです。最近では先の尖ったメイク専用綿棒もあるので、一部だけ化粧がうまくいかなかったときに、少しだけオフして化粧直しするときにも使えます。
コンシーラー
コンシーラーは部分的なベースメイクの崩れを直すのに便利なアイテムで、化粧が崩れている部分に直接塗って馴染ませるだけで、きれいにベースメイクが作れます。
また、コンシーラーには4つのタイプがあります。
- リキッドタイプ:伸びが良く、肌に馴染んで厚塗り感がでにくい
- スティックタイプ:最もカバー力が高く、濃いめのシミやニキビ跡もカバーしてくれる
- チューブタイプ:伸びが良く広範囲で肌悩みをカバーできる
- パレットタイプ:自分の肌に合うように色を調整できる
種類も豊富なので、自分に合ったものを選べて便利なアイテムです。
ミスト化粧水
ミスト化粧水は化粧直しする前に、顔に直接吹きかけて軽くティッシュでオフすることで、うるおいをキープしながら余分な皮脂をオフできるので、化粧崩れしにくい肌を作れます。
また、ファンデーションを塗り直すときにミスト化粧水でスポンジを湿らせることで、ベースメイクの密着力を高めたり、メイクの仕上げに顔全体に吹きかけてフィックスミスト(化粧崩れ防止スプレー)のように使えたりと、色々な使い方ができて便利です。
【ベースメイク】簡単にできる化粧直しのやり方
ベースメイクの化粧直しをするとまだらになったり、浮いてしまったりしている...という方必見!崩れたベースメイクを簡単に直す方法を紹介します。
ティッシュで汗や皮脂をオフ
ベースメイクを塗る前に、必ずティッシュで汗や余分な皮脂をオフしましょう。このひと手間で、化粧直しがしやすく、化粧崩れもしにくくなります。なお、ミスト化粧水をしてからティッシュでオフして化粧直しすると、肌のうるおいをキープしつつ、化粧崩れを防止する効果が期待できるので、試してみてください。
気になる部分にミスト化粧水を使用
ミスト化粧水は、ティッシュでオフするときにも使えますが、ファンデーションを塗る前にも使えます。
乾燥が気になる部分に吹きかけたり、空中に吹きかけてから、落ちてくるミストを浴びるように顔全体に塗ったりしましょう。そして、気になる部分や顔全体を手で軽く押さえて水分を肌へ浸透させます。そうすることでファンデーションがしっかり肌に密着し、化粧ノリが良くなります。
コンシーラーとパウダーファンデーションで仕上げる
ティッシュでオフし、うるおいを与えたら、まずは何もつけていないスポンジで軽くトントンと肌表面をならします。そしてコンシーラーを塗って化粧を落とした部分と、落ちていない部分をスポンジで馴染ませていきましょう。最後にパウダーファンデーションを塗って完成です。
【ポイントメイク】簡単にできる化粧直しのやり方
まゆ毛や目元、口元などのポイントメイクの崩れは、余分な油分を落としてから直すことが大切です。簡単にできるポイントメイクの化粧直しのやり方を解説します。
まゆ毛はフェイスパウダーでサラサラにしてから描き直す
まゆ毛は汗や皮脂で落ちてしまいやすい部分です。綿棒またはティッシュ、フェイスパウダー、ペンシル(またはリキッド、パウダーなど)を使って化粧直しができます。
- 綿棒やティッシュなどで、汗や余分な油分をオフ
- フェイスパウダーを使って、まゆ毛をサラサラにする
- 消えてしまった部分にラインを描き直す、または描き足して完成
化粧崩れをしにくくするために、ラインを描き直した後、最後にもう一度フェイスパウダーを塗っておくのも良いです。
目元は乳液や美容液でオフしてからフェイスパウダーを塗って化粧直し
目元は涙や汗、皮脂で落ちてしまいやすい部分です。綿棒、乳液または美容液、フェイスパウダー、アイライナーを使って化粧直しができます。
- 綿棒に乳液または美容液を取り、にじんでしまっている部分をオフ
- フェイスパウダーを塗ってサラサラにする
- アイラインや必要に応じてアイシャドウを塗り直して完成
皮脂が残っていると化粧直ししたのに不自然に見えたり、くすみの原因になったりするので、乳液や美容液を使って余分な皮脂をオフしてから化粧直ししましょう。
口元はティッシュオフしてからリップクリームで保湿しながら化粧直し
口元は食事やマスクをつけたときの摩擦などで落ちやすく、まゆ毛や目元よりも直す回数が多い部分です。ティッシュ、リップクリーム、口紅を使って化粧直しができます。
- ティッシュで口紅と角質を軽く取り除く
- リップクリームを塗って唇を保湿し、もう一度ティッシュでオフ
- 口紅を塗って完成
化粧崩れを予防する方法
化粧崩れを最小限に抑えるために、スキンケアのやり方を見直したり、化粧崩れ防止アイテムを使用したり、コスメを見直してみたりしましょう。
スキンケアで化粧崩れしにくい肌の土台作り
化粧崩れを予防するスキンケアのポイントは、洗顔と保湿ケアです。寝ている間にも汗や皮脂が分泌されており、さらに見えないホコリも肌についています。洗顔せずに化粧をしてしまうと、化粧ノリが良くなく、化粧崩れの原因になるのです。そのため、化粧前には汗や余分な皮脂、ホコリなどを洗い流してスッキリした状態にしましょう。
また、洗顔後の保湿ケアも化粧崩れを予防するには重要です。肌にうるおいが保たれていると、乾燥によるファンデーションのひび割れや、過剰な皮脂分泌による化粧崩れを予防する効果が期待できます。保湿ケアをしっかりおこない、化粧崩れをしにくい肌の土台を作りましょう。
もし乳液やクリームによるテカリが気になってしまう方は、ティッシュで軽く顔を押さえながら余分な油分をオフすると、テカリを抑えられますので、試してみてください。
化粧崩れしにくい下地を使用
化粧崩れしにくくするためには、自分の肌に合った化粧崩れしにくい化粧下地を選ぶことがポイントです。肌のタイプ別の化粧下地は以下のとおりです。
フェイスパウダーは必須
フェイスパウダーはべたつきやすい汗や皮脂を吸収し、肌をサラサラにしてくれるアイテムです。ファンデーションの後につけることで、化粧崩れしにくい肌を作れます。
化粧崩れ防止スプレーを使用
化粧崩れ防止スプレーは、メイクの上からでも使えるものも多いです。化粧の仕上げに吹きかけると、汗や皮脂、摩擦によって化粧が落ちてしまうのを防止してくれる効果が期待できます。中にはUVカットのスプレーやミストもありますので、自分に合ったものを選んでみてくださいね。
化粧直しのやり方をマスターして美しい肌をキープ!
化粧直しは、化粧が落ちている部分の汗や皮脂などの水分・油分を正しくオフすること、化粧直しのアイテムをちょっと工夫することで、出先でも簡単にできます。また、化粧崩れの予防法として、化粧前の洗顔や保湿などのスキンケアをしっかりおこなうことが欠かせません。化粧直しや化粧崩れの予防法をしっかりマスターして美しい肌をキープしていきましょう。
■ドモホルンリンクルのスキンケアアイテム