
鼻の脂によるテカリや臭いを抑えるためは、臭いや脂の過剰分泌の原因に合わせた適切なケアが大切です。肌のお手入れや洗顔といったセルフケアはもちろん、生活習慣の改善も重要なポイントです。
鼻の脂がよく出て臭う理由から、鼻がテカる原因、鼻の脂の取り方に至るまで、鼻の脂の臭いに悩む方へ役立つ情報をまとめました。
鼻の脂がよく出る原因とは

鼻の脂の分泌が過剰になると、毛穴の詰まりも生じやすく、臭いの発生源にもなります。適切な対策をおこなうためにも、皮脂がよく出る原因について正しく理解しましょう。
(1)ホルモンの変化や加齢の影響
体内のホルモンバランスや年齢の変化は皮脂の分泌に大きな影響を与えます。
男性ホルモンであるテストステロンには、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を活発化させる作用があります。ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが優位になると鼻の皮脂も多くなります。
ホルモンバランスの乱れは、食生活の乱れや睡眠不足といった生活習慣の他、ストレス、加齢によっても引きおこされます。
女性の場合は、ホルモンバランスが月経周期によっても変化するため「生理前に皮脂が増えた」と感じるケースもあるはずです。
加齢による皮膚の水分量の減少も、皮脂が増える要因の一つとなります。皮膚が乾燥すると、水分を保持しようと皮脂が過剰に分泌される場合があります。
ホルモンバランスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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(2)気温・湿度・紫外線などの外部環境
気温や湿度、紫外線といった環境も皮脂の分泌が過剰になる要因となります。
たとえば、気温・湿度が高くなる夏は、皮脂の分泌が多くなると言われています。気温が高いと体内の血流が良くなり、新陳代謝も活発化します。毛穴周辺の血流や代謝も良くなるため、皮脂の分泌量が増えます。
湿度が高くなると汗が蒸発しにくくなり、肌表面に溜まりやすくなります。肌表面の水分が多すぎると、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されます。
紫外線も、皮脂の分泌に大きな影響を与えます。紫外線を浴びると肌はダメージを受け、乾燥やバリア機能の低下を引きおこし、肌の防御反応として皮脂が過剰に分泌されます。
各種のダメージが蓄積すると肌の状態はどんどん悪くなるのでしっかりとした対策が必要です。
(3)睡眠・ストレス・食習慣の影響
睡眠やストレス、食習慣によっても皮脂の過剰分泌は引きおこされます。
たとえば、睡眠不足やストレスは、ホルモンバランスの乱れの要因となる他、肌のターンオーバーにも影響を与えます。
肌のターンオーバーが乱れると、皮脂のバランスも乱れ、過剰な分泌が引きおこされます。
偏った食習慣も、皮脂の過剰分泌の要因の一つとなります。たとえば、糖質や脂質の取りすぎには要注意です。糖質によって血糖値が上昇すると、皮脂腺が刺激されて皮脂の分泌量が増えます。
ジャンクフード、揚げ物などの脂っぽい食事を口にしても皮脂の分泌が促進されます。高糖質・高脂質な食事が普段から多い方は注意しましょう。
(4)誤った肌のお手入れ
間違った肌のお手入れも、皮脂を過剰分泌させる要因となります。
たとえば、鼻の脂が気になるからといって洗顔を繰り返したり、ゴシゴシとこすったりすると乾燥して、肌のバリア機能が低下し、うるおいを保つために皮脂が過剰に分泌されます。
鼻の脂の多さを気にしている方は、あぶらとり紙を頻繁に使用したり、保湿をあえて控えたりする場合もあるはずです。
良かれと思っておこなうこれらの行為も結果として肌の乾燥を招き、皮脂の過剰分泌を促す悪循環を引きおこします。
鼻の脂が臭う理由とは

鼻の脂が過剰に出ると、臭いが発生する場合もあります。ここでは、鼻の脂が臭くなる原因や理由について紹介します。
鼻の脂が臭くなる原因は皮脂の酸化と常在菌
鼻の脂が臭くなる原因として、皮脂の酸化と雑菌の繁殖が挙げられます。
皮脂腺から分泌される皮脂は空気に触れると酸化します。時間の経過によって酸化は進行し揮発性物質が生成されます。この揮発性物質が臭いの原因となります。
また、鼻から分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまうと、毛穴で雑菌が繁殖し、臭いの発生源となります。
鼻の脂が臭くなる原因には、皮脂の過剰分泌が大きく関係しているため、皮脂の出すぎを防ぐ対策が肝心です。
鼻のニュルニュルは角栓。臭いがひどい場合は粉瘤の場合も
鼻の毛穴から出てくる白いニュルニュルは角栓である場合が多いです。皮脂と古い角質、汚れが混ざった状態で、最初は柔らかくても、放置していると酸化して黒くなったり、完全に固まったりします。
似た症状としては、粉瘤(ふんりゅう)も挙げられます。粉瘤とは、皮膚の表面同士がくっ付いて袋状の空間が皮膚の下にできるところから始まります。
古い角質がはがれ、袋の内部に蓄積すると、溜まったあか(古い角質)は、独特の臭いを伴った白いニュルニュルとして押すと外に出てきます。
粉瘤が見られる場合は、皮膚の下の袋を除去する必要がありますので、医師に相談の上、適切に取り除いてもらう必要があります。
テカる鼻の脂と臭いを抑える対策とセルフケア

鼻の脂の過剰分泌や臭いが気になる方も、日々のケアをしっかりとおこなえば対策はできます。
ここでは、男女ともに役立つ、鼻の脂を抑えるセルフケアについて紹介します。
あぶらとり紙とティッシュでオフする
「鼻の脂を今すぐなんとかしたい」ときには、あぶらとり紙やティッシュでふき取ります。ただし、ふき方には注意が必要です。
特に、あぶらとり紙で皮脂をふき取ると、刺激が加わるだけではなく、皮脂を取りすぎてしまう恐れがあります。
刺激や乾燥にさらされた肌は、肌を守るために皮脂をさらに多く分泌してしまいます。あぶらとり紙で皮脂を取る際には特に注意が必要で、軽く押さえるなど、刺激や乾燥を回避してください。
鼻の脂の取り方ついて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
正しいクレンジングと洗顔で優しく落とす
鼻の脂が気になる場合のクレンジング・洗顔では、水の温度と洗い方に注意してください。
・30~35℃くらいのぬるま湯で洗顔
洗顔する際には、30~35℃くらいのぬるま湯を使うようにしましょう。水では皮脂が溶けず、洗顔しても皮脂を落とせません。熱いお湯では逆に、皮脂を落としすぎる可能性があります。
寝ているときにも皮脂は分泌されるので、朝の洗顔も大切です。
・優しく丁寧に洗う
鼻の脂が気になる方の場合、洗顔やクレンジングの際にゴシゴシとこすってしまうかもしれません。
しかし、強くこすると肌への刺激が強くなり、ダメージが加わるので、乾燥やバリア機能の低下を引きおこす恐れがあります。優しく丁寧に洗顔しましょう
脂性肌の方におすすめのクレンジング選びのポイントについては、こちらの記事をご覧ください。
適切な保湿ケアをおこなう
「鼻の脂が気になるから保湿はしない」という考え方は逆効果です。
意図して保湿を控えると肌が乾燥します。肌が乾燥すると、うるおいを保持するために皮脂が多く分泌されます。
一見すると脂性肌(オイリー肌)に見えても、実際は内部が乾燥しているケースも少なくありません。
見た目の判断で保湿を怠ると肌内部が乾き、内部の乾きに対応するために余計に皮脂が増えるという悪循環に陥ります。
保湿ケアでは、化粧水をたっぷりと使いつつ、乳液などを塗布して水分の蒸発を防いでください。
皮脂抑制・角栓ケアに効果的な成分を取り入れる
肌をお手入れするアイテムのなかには、皮脂抑制や角栓ケアができる成分が配合された製品もあります。
角栓は、皮脂と古い角質が毛穴の中で混ざってできます。毛穴を広げて目立たせてしまうだけでなく、いちご鼻やニキビといった肌トラブルの原因となります。
鼻の脂が多いと角栓ができやすいため、皮脂抑制や角栓ケアに効果的な成分の配合された製品を選んでください。
皮脂抑制に効果的な成分 | アゼライン酸、ナイアシンアミドなど |
角栓ケアに効果的な成分 | サルチル酸、グルコース酸、乳酸など |
どちらにも効果的な成分 | ビタミンA、ビタミンCなど |
角栓のケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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紫外線対策で肌のダメージを抑える
鼻の脂を的確に抑えるためには、肌へのダメージを抑える紫外線対策も重要です。
紫外線は、強弱はあれど、天候や季節を問わず降り注いでいます。弱い紫外線であっても積み重なればトラブルにつながるため対策が必要です。
紫外線対策としては、長袖を着る、カーディガンを羽織る、日傘やサングラスを使うなど、できるだけ肌を隠すようにします。
日焼け止めも適切に使ってください。日焼け止めには「SPF(紫外線防御指数)」「PA(UVA防御効果)」という効果表示があり、数値が大きくなるほど日焼け止めの効果も高まります。
ただし、数値が大きくなるほど肌への負担も大きくなるため、状況に応じた使い分けが求められます。
日焼け止めの効果表示について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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テカリ防止のメイク用品を使う
メイク用品のなかには、テカリを防止できる製品もあります。鼻の脂が気になる方には、テカリ防止用のメイク用品もおすすめです。
テカリを防止できるメイク用品としては、化粧下地やフェイスパウダーなどがあります。どちらにも皮脂吸着成分が含まれており、テカリを効果的に抑制します。
フェイスパウダーは特に、テカリが気になった際にすぐ対応できるのでおすすめです。脂が気になる部分には、メイクの仕上げに重ねましょう。
最近では、メンズ用のメイク用品も充実しています。また、メンズ専用のアイテムでなくても、無色のフェイスパウダーなど男性が使いやすい製品も増えています。
フェイスパウダーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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鼻の脂を抑える食事と生活習慣

鼻の脂を抑えるためには生活習慣の見直しも大切です。正しい肌のお手入れと組み合わせれば、より効果的に鼻の脂を抑制できます。
ここでは、要注意の生活習慣を幾つか挙げます。それぞれの対策についてもまとめました。
脂っこい食事・ジャンクフード・スイーツは控えめに
食生活において、控えるべき食品と、積極的に取るべき食品は次のとおりです。
・控えたい食品
揚げ物、ジャンクフードなどの脂質が多い食事、スイーツ、パンなどの糖質が多い食事は食べすぎないように注意しましょう。
脂質が多い食品 | 揚げ物、ジャンクフード、肉類など |
糖質が多い食品 | 白米、パン、スイーツ、麺類など |
・口にしたい食品
脂性肌の改善に効果的な栄養素を取れば鼻の脂の抑制が期待できます。
ビタミン類を中心に、バランスの良い食生活を心がけましょう。ビタミンが含まれる食材には次のような例が挙げられます。
ビタミンB1 | 豚肉、大豆、玄米など |
ビタミンA | カボチャ、にんじん、レバー、卵など |
ビタミンC | レモン、ブロッコリー、ピーマンなど |
睡眠・喫煙などの習慣も見直しを
睡眠や喫煙の習慣も見直すべき生活習慣の一つです。
肌の修復や再生は、入眠から3時間以内に訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)で最も活発化します。
この時間に、深い眠りに就けるように次の点を注意しましょう。
- ぬるめの温度で入浴する
- カフェインやアルコールを控える
- スマホやテレビを寝る1時間前から見ないようにする
喫煙は、ホルモンバランスを乱します。鼻の脂が気になる喫煙者は禁煙を検討しましょう。
喫煙すると、交感神経が刺激され男性ホルモンが活性化します。皮脂を分泌する皮脂腺を刺激する作用が男性ホルモンにはあるので皮脂の過剰分泌につながります。
定期的なストレス発散も重要
鼻の脂を改善したい方は定期的なストレス発散も意識しましょう。
ストレスを発散する方法は幾つもあります。特に、日常的におこなえる小さなストレス発散法を見つけると無理なく取り入れられます。
日常的なストレス発散法としては次のような例が挙げられます。
- 散歩やストレッチなどの簡単な運動
- 人と交流する
- 草木、空などの自然に親しみ、動物などと触れ合う
- マッサージや入浴などでリラックスする
運動などのインナーケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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まとめ|鼻の脂の取り方を学んで臭い対策を
鼻の脂と臭いが気になる方に向けて、皮脂の過剰分泌や臭いの原因、セルフケアや改善すべき生活習慣についてまとめました。
適切なセルフケアをおこなえば鼻の脂のトラブルは改善できます。本記事と関連記事を繰り返し参考にしながら対策を進めてください。
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