毛穴の上にぬったファンデーションがポツポツと浮いてしまう現象を「毛穴浮き」といいます。脂性肌や混合肌(インナードライ)の方に特におこりやすいとされています。
本記事では、毛穴浮きの原因、外出先での対処法・対策とともに、毛穴浮き・毛穴落ちの違いと見分け方も解説します。
根本的な原因を理解し、日々の肌のお手入れやメイク方法の見直しに役立ててください。
毛穴浮きとは|毛穴落ちとの違いや見分け方
ベースメイクを完璧に仕上げたつもりでも、時間がたつと毛穴が目立ち始め、いわゆる「毛穴浮き」がおこるケースがあります。
その原因は、肌のタイプやメイク方法に深く関係しています。毛穴浮きとはどのような状態なのか、よく似た毛穴落ちとの違いを見極めるポイントについて解説します。
毛穴浮きがおこりやすい肌質の特徴
毛穴浮きはメイク崩れの一種で、ファンデーションが毛穴部分で浮き上がり、点々と浮いて見える状態を意味します。
おもな原因は、皮脂の過剰な分泌です。皮脂により毛穴が開き、ファンデーションが溶けると、毛穴周りのメイクがよれたり、角栓が目立ったりします。
毛穴浮きがおこりやすい肌質は脂性肌や混合肌とされています。毛穴浮きが目立ちやすい部位は、皮脂腺が多いTゾーンと鼻周りです。
| 肌質 | 特徴 | 毛穴浮きがおこる理由 |
|---|---|---|
| 脂性肌 | 皮脂分泌量が多い | ファンデ-ションを過剰な皮脂が押し上げる |
| 混合肌(インナードライ肌) | 内部は乾燥、表面は皮脂過多。部分的に皮脂分泌が多い | 乾燥を補うために皮脂が過剰分泌される。Tゾーンの皮脂でファンデーションが浮く |
「毛穴落ち」と「毛穴浮き」の違いと見分け方
「毛穴浮き」と混同されやすいメイク崩れに「毛穴落ち」があります。
毛穴落ちと毛穴浮きは混同されがちですが、ファンデーションの崩れ方には決定的な違いがあります。
毛穴浮きは、毛穴から分泌された皮脂がファンデーションを押し上げた状態です。
一方の毛穴落ちは、加齢や乾燥で開いた毛穴に、ファンデーションと皮脂が混ざり合って流れ込んだ状態です。
見分ける際には、ファンデーションが肌表面に浮いて見えれば「毛穴浮き」、毛穴に入り込んでいれば「毛穴落ち」です。
毛穴落ち対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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毛穴浮きがおこるおもな原因と仕組み
毛穴浮きのおもな原因は皮脂ですが、皮脂の過剰分泌には、さまざまな要因が関係しています。
ここでは、毛穴浮きを引きおこすおもな原因と仕組みを見ていきましょう。
過剰な皮脂分泌による毛穴浮きの仕組み
毛穴浮きのおもな原因は、皮脂腺から過剰に分泌される皮脂です。皮脂は、ファンデーションを浮き上がらせるだけでなく、毛穴の縁(ふち)に集まって毛穴浮きを余計に目立たせます。
脂性肌や混合肌(インナードライ肌)の方は、普通肌の方と比べて皮脂量が多いため、毛穴浮きがおこりやすい傾向にあります。
特に、Tゾーンや小鼻周りは皮脂腺が多いため、朝に仕上げたメイクも、時間が経つにつれて毛穴の部分が浮いてしまうケースがあります。
毛穴に詰まった角栓
毛穴浮きは、毛穴に詰まった角栓にファンデーションをのせた場合にも発生します。
角栓は、毛穴のなかで古い角質と皮脂が混ざってできます。通常は、肌の生まれ変わりによって排出されます。
しかし、皮脂が増えすぎると角質が毛穴に残りやすくなり、古い角栓がスムーズに排出されにくくなります。その詰まった角栓の上にファンデーションを重ねると、毛穴が浮き上がって見えてしまう場合があります。
毛穴に詰まった角栓について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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ファンデーションや下地との相性・ぬり方
ファンデーションが浮いてしまう背景には、ベースメイクと肌の相性や誤ったぬり方が関係している場合もあります。
たとえば、保湿力の高い下地・ファンデーションを脂性肌に使うと、油分が増えて毛穴浮きの一因になるでしょう。
下地やファンデーションの厚ぬりも毛穴浮きの要因の一つとなります。ベースメイクを厚ぬりすると肌に密着せず、メイクが崩れて浮きやすくなります。
かといって、化粧下地を使わないと、肌の凹凸がそのまま残り、ファンデーションが均一に塗布されず、毛穴浮きが強調されるパターンもあります。
メイク前の保湿不足
メイク前の保湿が不十分だと、肌の乾燥が進行します。乾燥した肌は、乾燥を食い止めるために皮脂の分泌が過剰になります。結果として、毛穴浮きがおこりやすくなります。
毛穴浮きを防ぐ日常のケアとメイクの仕方
毛穴浮きを予防するには、日々の肌のお手入れを見直す必要があります。
ここでは、毛穴浮きに悩む方が今日から実践できる4つのポイントを紹介します。
正しいクレンジング・洗顔で角栓や皮脂詰まりを防ぐ
毛穴浮きを防ぐために、正しいクレンジングと洗顔で肌をなめらかに整えましょう。
メイク汚れや余分な皮脂、古い角質が毛穴に詰まったままだとファンデーションが浮きやすくなります。
クレンジングは、メーカーの推奨する量を使用し、優しくメイクになじませましょう。
角栓や黒ずみが気になる小鼻の脇などは、指の腹を使って、ゆっくり優しくなじませると汚れが落ちやすくなります。力を入れすぎないように注意してください。
洗顔でも、ゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で顔を包み込むように洗ってください。
洗顔後は、タオルを優しく顔に押し当て水分をふき取ってください。
クレンジングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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メイク前に念入りに保湿する
毛穴浮きを予防するには、メイク前の保湿も重要です。
しっかりと保湿をすれば、ファンデーションの肌への密着力が高まり、メイクが崩れにくくなります。
まずは、しっかりと化粧水で水分を肌に与えましょう。毛穴浮きが気になる部位への重ねづけもおすすめです。
次に、乳液やクリームで油分を補って、水分の蒸発を防ぎます。適切な保湿で肌の水分と油分のバランスを整えれば、毛穴浮きを予防できます。
毛穴浮きしにくい皮脂崩れ防止下地を使う
毛穴浮きを防ぐには、皮脂崩れ防止系の下地を選びましょう。余分な皮脂を吸着する下地であれば、メイク崩れを防ぎ、サラサラな肌をキープできます。
ただし、皮脂崩れ防止系の下地は、肌の乾燥を招く恐れがあるため、必ずしも顔全体にぬる必要はありません。
肌の様子をチェックしつつ、皮脂の分泌が多いTゾーンや小鼻周りなど、毛穴浮きが気になる部分にだけ使用しましょう。ファンデーションの密着度も高まります。
ファンデーションはパフやブラシで薄くぬる
毛穴浮き予防には、皮脂を吸着するタイプのファンデーションが向いています。
皮脂崩れに強いファンデーションにはパウダータイプとリキッドタイプがあるので肌質に合わせて選びましょう。
ファンデーションをぬる際は、均一に薄く伸ばせるパフやブラシを使います。指でぬるとムラになりやすく、毛穴の部分に厚く付着してしまいがちです。
ファンデーションは少量を取り、顔の中心から外側に向かって薄く伸ばすようにしましょう。
薄く均一にぬると、ファンデーションが肌に密着し、時間が経っても毛穴が目立ちにくくなります。
メイクの仕上げにフェイスパウダーを軽くのせると、ファンデーションがより崩れにくくなります。
毛穴浮きを目立たなくするメイク直しの対処法
完璧に仕上げたメイクも、時間の経過とともに毛穴浮きが目立つ場合があります。
ここでは、外出先でも毛穴浮きを簡単にカバーできる方法を4つのステップで紹介します。
あぶらとり紙で余分な皮脂をオフ
メイク直しを始める際は、あぶらとり紙やティッシュを顔に軽く押し当て、余分な皮脂を優しくオフしましょう。
特に皮脂が多く分泌されるTゾーンや小鼻周りの皮脂はきちんと取り除いてください。メイク直しがきれいに仕上がります。
ただし、皮脂を取りすぎると肌が乾燥し、かえって皮脂分泌が活発になるため、あぶらとり紙やティッシュを使う際には、決してこすらないでください。
強くこすると、皮脂が取れすぎる上に、きれいに残っているファンデーションまで取れてしまい、ムラの原因となります。
また、強い摩擦は肌に大きな負担をかけ、将来的なシワやたるみの原因になりかねません。
あぶらとり紙について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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毛穴浮きしている部分のファンデーションを取り除く
余分な皮脂をオフしたら、毛穴浮きしている部分のファンデーションを優しく取り除きます。
メイクスポンジのきれいな部分を使い、毛穴が浮いている部分に軽く当てて、崩れたファンデーションを丁寧に取りましょう。
浮いたファンデーションを除去せずにファンデーションを新たに重ねると、メイクがヨレて、かえって毛穴浮きが目立ってしまうので注意しましょう。
化粧水で保湿する
崩れたファンデーションを取り除いたら、化粧水で肌に水分を補給しましょう。メイクの上から使うと日中の肌の乾燥を防げます。
化粧水を顔全体に軽く与えたら、手のひらで優しくなじませてください。このひと手間が、乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぎ、メイク崩れを抑えます。
落とした部分にファンデーションを薄くのせる
肌を保湿したら、ファンデーションを重ねます。
パウダーファンデーションをパフやブラシに少量だけ取り、メイクを落とした部分に薄くのせましょう。厚ぬりになると毛穴浮きの原因となるため、薄く均一に広げてください。
最後に、メイクが崩れやすいTゾーンなどにフェイスパウダーを軽くのせると、よりきれいな仕上がりが長持ちします。
まとめ|正しい対処法を実践すれば毛穴浮きは対策できる
毛穴浮きは、日々の正しい肌のお手入れやベースメイクの工夫で予防が可能です。
皮脂の過剰分泌がおこる原因を理解した上で、正しい対処法を実践し、毛穴の目立たない美しい肌を保ちましょう。
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