「毛穴パックは使いすぎると後悔する・良くない」という情報は嘘ではありません。

毛穴パックは、毛穴ケアが手軽にできる反面、使いすぎると肌への負担が大きく、必要な角質や皮脂まで取り除いてしまうデメリットがあります。

本記事では、毛穴パックの使用を検討している方、角栓が気になる方に向けて、使いすぎが良くない理由や避けるべき使い方、適切な頻度についての情報をまとめました。

毛穴パックとは｜後悔する前に知りたい基本知識

毛穴パックは、気になる部分に使用すると、毛穴の黒ずみ汚れや角栓をキャッチして取り除いてくれます。

ただし、毛穴パックの種類によって効果や肌への負担が異なるため、種類ごとの特徴を使用前に理解してから使う必要があります。

ここでは、毛穴パックの種類や使い方、知っておきたいメリット・デメリットを解説します。

毛穴パックの種類と使い方

毛穴パックのおもな種類と使い方は次のとおりです。

＜毛穴パックの種類＞

はがして使う毛穴パックは、角栓や汚れを物理的に引き抜く仕組みで、洗い流す毛穴パックは、角栓などの汚れを分解して浮き上がらせます。

成分や使用法は商品によって異なるため、成分表や注意書きを事前に十分にチェックしましょう。

毛穴パックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

この記事を読んでいる人におすすめの記事

毛穴パックのおすすめの使い方とは？毛穴パックの種類や正しい使用頻度とアフターケア

毛穴パックのメリット・デメリット

毛穴パックは、毛穴の黒ずみ汚れや角栓を手軽に取り除ける便利なアイテムですが、デメリットも存在するため注意が必要です。

ここでは、毛穴パックのメリット・デメリットをまとめました。

＜毛穴パックのメリット＞

• 洗顔で落としきれない毛穴汚れや角栓を落とせる
• 広範囲の角栓を一度に取り除ける

毛穴パックは、通常の洗顔のみでは落としきれない毛穴汚れや角栓を取り除けます。

また、広い範囲の角栓を一度に取り除けるため、毛穴ケアの時間を短縮できる点も魅力です。

＜毛穴パックのデメリット＞

• 必要な皮脂まで取り除いてしまう恐れがある
• 肌を傷付ける恐れがある
• 深い部分の毛穴汚れは取り除けない
• 毛穴のタイプによっては効果がない

毛穴パックの種類によっては使いすぎると、すこやかな肌に必要な皮脂まで除去したり、皮膚や毛穴を傷付けたりする恐れがあります。

肌がダメージを受けると、乾燥、炎症などの肌トラブルにつながります。

また、毛穴パックといえども、毛穴の深い部分に詰まった角栓は取り除きにくいです。メラニンによる黒ずみ毛穴、たるみによる開き毛穴にも効果は期待できません。

毛穴パックのNGな使い方で後悔する人が多い理由

毛穴パックは人気の毛穴ケアアイテムです。しかし、間違った使い方を続けると、さまざまな肌トラブルが生じかねません。具体的には、

• 毛穴が広がりさらに目立つようになった
• ニキビができやすくなった
• テカリや毛穴詰まりが悪化した
• 外部からの刺激を受けやすくなった

といったトラブルが一般に知られています。使用後に後悔しないためにも、次に述べるようなNG使用法には注意しましょう。

無理に角栓を取ろうとする

無理に角栓を取ろうとすると、肌にダメージを与える恐れがあります。肌へのダメージは、新たな毛穴トラブルを引きおこします。

たとえば、傷付いた毛穴を修復するために角質層が厚くなるケースがあります。角質が過剰に溜まると毛穴がふさがれ、皮脂の出口が失われるため、ニキビが発生・悪化しやすくなります。

はがして使う毛穴パックで物理的に角栓を引き抜き続けると、毛穴の出口に強い力が繰り返し加わり、角質層がダメージを受けて、毛穴が開いたまま戻らなくなる場合もあります。

無理に取ろうとしなくても、適切な肌のお手入れを毎日継続すれば、肌のターンオーバーが整い、角栓の改善は自然に期待できるようになります。

毛穴パックで角栓が取りきれない場合、肌をこすったり、指で取ったりしようとせず、いったんは諦めて、無理のない（負担の少ない）お手入れ方法に切り替えましょう。

角栓を取り除く方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

この記事を読んでいる人におすすめの記事

鼻のポツポツをなくそう！角栓を除去する方法について

使用時間・頻度を守らない

推奨された使用時間や頻度を超えて毛穴パックを使用すると、肌への負担が大きくなり、肌のうるおい維持に必要な皮脂や角質まで取り除かれてしまいます。

必要な皮脂・角質の除去は、肌を乾燥させ、バリア機能を低下させて、外的刺激を受けやすい肌状態を招きます。

毛穴パックを使ってどうしても角栓を除去したい場合でも、商品に付属された説明書に記載される使用時間を守り、推奨された頻度での使用にとどめましょう。

推奨の頻度が明記されていない商品の場合、週1回までの使用に自主的に制限してください。敏感肌や乾燥肌の方はそれ以上の間隔を空けると好ましいでしょう。

パック後の保湿を怠る

毛穴パック後の保湿を怠ると、肌が乾燥し、皮脂の過剰分泌、毛穴の目立ち、肌のベタつきなど、さまざまなトラブルを招きやすくなります。

毛穴パックは、汚れや角栓とともに、肌のうるおい維持に必要な水分や油分も取り除きます。

角栓を取り除いた後は、毛穴が開いたむき出しの状態になっているので、保湿力の高い化粧水や美容液でしっかりとうるおいを与えましょう。

化粧水や美容液でうるおいを与えた後は、乳液やクリームで油分を与え、水分の蒸発を防ぎましょう。

角栓を予防する日常のケアが毛穴パックより大切

毛穴パックを使えば毛穴汚れや角栓を一時的に取り除けますが、毛穴悩みの根本的な解決にはなりません。

根本的な解決のためには、角栓をつくらない毎日のケアが大切です。ここでは、角栓を予防する日常ケアのポイントを解説します。

正しいクレンジングと洗顔の徹底

角栓を予防するためには、正しいクレンジングと洗顔を徹底しましょう。

毛穴に入り込んだメイクなどの汚れをクレンジングで取り除き、汗、余分な皮脂などの汚れを洗顔で落とします。

クレンジングや洗顔では摩擦を避け、皮脂を取りすぎないよう心がけましょう。すすぎには、35度前後のぬるま湯を使用してください。

クレンジングや洗顔料選びでは、皮脂となじみ、毛穴の詰まりを除去するアミノ酸系の洗浄成分やクレイ（灰）を使用したアイテムを探して使うと効果的です。

毛穴ケアに効果的な美容成分の活用

角栓を予防するためには、肌のうるおいや健康の維持に効果的な美容成分を導入して、お手入れしてください。

肌が乾燥すると、うるおいを守るために皮脂が過剰に分泌され、毛穴トラブルがおこりやすくなります。コラーゲン、セラミドなどを配合した化粧水・美容液・乳液を使用し、十分に保湿してください。

毛穴ケアには、皮脂分泌を抑制するビタミンCも効果的です。

レチノールにも、皮脂抑制効果のみならず、肌のターンオーバーを促す働き、肌を引き締める効果があるため、毛穴ケアに役立ちます。

化粧品を選ぶ際は、成分表示を確認し、毛穴に効果的な美容成分が含まれているかどうかをチェックしましょう。

毛穴に効果的なスキンケア方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

この記事を読んでいる人におすすめの記事

毛穴の開きの原因と対策とは？効果的なスキンケアの方法を解説！

毛穴パックと毛穴ケアに関するよくある質問

毛穴パックと毛穴ケアに関するよくある質問を最後にまとめました。

似たような疑問を持つ方は、正しい毛穴ケアに役立ててください。

毛穴パックをやり続けるとどうなる？

推奨されている時間や頻度を超えて使い続けた場合、肌へのダメージが大きくなり、赤み、かゆみなどの肌トラブルが発生する恐れがあります。

注意書きをよく読み、使用法や使用頻度を守って使いましょう。正しく使用すれば、毛穴汚れや角栓を手軽にケアできます。

鼻の角栓は取った方が良い？

鼻の角栓を取らずに放置すると、毛穴の黒ずみ、ニキビなどを引きおこす恐れがあります。

正しい肌のお手入れを日ごろから徹底し、角栓をつくらないように工夫しつつ、毛穴パックや酵素洗顔の使用を検討してください。

まとめ｜毛穴パックを極力避けて後悔しない毛穴ケアを

毛穴パックは、角栓や毛穴汚れを手軽に取り除ける便利なアイテムです。

まずは、角栓をつくらない日ごろのケアを大切にしてください。

毛穴パックを使いたいときは、各商品の注意書きや説明書を参考に、正しい使用方法、使用頻度を守って、後悔しない毛穴ケアを心がけてください。