「毎日洗顔しているのに肌がざらざらする」「肌の黒ずみが気になる」というときに毛穴パックを使う方も多いのではないでしょうか。毛穴パックは短時間で簡単に黒ずみや角栓が取れて便利な反面、使い方や使用頻度を間違えると肌へのダメージが大きく逆効果になってしまう可能性があります。
ここでは、毛穴パックのメリット・デメリット、正しい使い方・使用頻度を紹介します。
毛穴パックとは?
毛穴パックとは、毛穴にシートやクリームが入り込み、黒ずみや古い角質、角栓を取り除く美容アイテムです。通常の洗顔では黒ずみや古い角質、角栓が落ちない場合も、毛穴パックは短時間で簡単にケアでき、ざらざらした肌をきれいにしてくれます。
毛穴パックの種類
毛穴パックには貼ってはがす「シートタイプ」と、塗ってはがす・洗い流す・拭き取る「クリーム・液体タイプ」があります。
シートタイプ
貼ってはがすシートタイプは短時間で角栓を除去でき、効果も目に見えて実感できます。手軽にできる反面、はがすときに痛みを感じたり、肌を痛めたりしやすいです。
クリーム・液体タイプ
クリーム・液体タイプは、塗ってはがすタイプと塗って流すタイプ、塗って拭き取るタイプがあります。
塗ってはがすタイプは、角栓が気になる部分に使え、凹凸にも密着してケアしやすいです。シートタイプと同様、はがすときに痛みを感じる、肌を痛めやすい点が挙げられます。
塗って洗い流すタイプは、洗い流すことによって毛穴ケアができ、ダメージを抑えて肌にやさしいタイプです。保湿成分配合のものや美容成分配合のものがあります。
塗った後に拭き取るタイプも同様、はがしたときの痛みや肌を痛めることが少なく、肌にやさしく毛穴ケアできます。
毛穴に角栓が詰まる原因
なぜ毛穴に角栓が詰まってしまうのでしょうか。ここでは角栓が詰まる原因について解説します。原因を知り、適切に対処しながら毛穴パックでケアしましょう。
ターンオーバーの乱れ
肌は一定の周期で古くなった角質をはがれ落とし、新しい角質へ生まれ変わらせる肌のターンオーバーがおこなわれています。これは健康な肌を維持するためには欠かせません。ですが、生活習慣の乱れやストレスなどの影響により、ターンオーバーの周期が乱れてしまうと、古い角質が溜まり、溜まった角質に皮脂や汚れが付着することで角栓が詰ってしまうのです。
メイクの落とし残し
メイクの落とし残しがあると、汚れや皮脂、古い角質などと混ざり合うことで毛穴に角栓が詰まってしまいます。メイクが残ったまま寝てしまうと、時間が経つにつれて角栓が酸化して硬くなり、黒ずみの原因にもなるのです。
ホルモンバランスや生活習慣の乱れ
ホルモンバランスや生活習慣の乱れにより皮脂分泌が過剰になり、毛穴に角栓が詰まりやすくなります。
ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌は、生理前におこりやすいです。生理前は皮脂の分泌を抑える働きがある「卵胞ホルモン」が減り、皮脂の分泌を促す働きがある「黄体ホルモン」のほうが多くなります。黄体ホルモンが多くなることで、皮脂の量が増え、顔が脂っぽくなったり、毛穴が詰まりやすくなったりするのです。
また、生活習慣の乱れによる皮脂の過剰分泌は、睡眠・運動不足が続いている、偏った食事、ストレスなどによって毛穴に角栓が詰まりやすくなります。
毛穴パックは良くないって本当?
毛穴パックは角栓や黒ずみをきれいにできる便利なアイテムです。便利なアイテムの一方で「毛穴パックは良くないのでは…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。ここでは毛穴パックのメリット・デメリットを解説します。
メリット
毛穴パックは値段が手ごろなものも多く、すぐ効果が実感できることがメリット。角栓を取り除くことで、見た目の効果も感じられます。気になるところに部分的に使えるものから広範囲の角栓を取るものまで、種類はさまざまです。
塗って洗い流すタイプや塗って拭き取るタイプは、保湿成分配合のものや美容成分配合のものがあるので、角栓を柔らかくしながら肌の負担を軽減させて毛穴ケアができるメリットがあります。
デメリット
肌に必要な角質を取ってしまい、肌にダメージを与えてしまうデメリットがあります。毛穴パックは肌表面の古い角質や角栓を取れますが、毛穴の奥深いところの角栓は取れません。角栓をしっかり取ろうと頻繁に毛穴パックをおこなうと、肌へのダメージが大きく、乾燥肌を招く可能性があります。肌が乾燥すると外部刺激から肌を守ってくれるバリア機能が低下して、肌荒れにつながってしまうのです。
毛穴パックの正しい使い方・使用頻度
毛穴パックの正しい使い方と使用頻度に気をつけることが大切です。正しい使い方と使用頻度を守ってきれいな肌を作りましょう。
シートタイプ
貼ってはがすシートタイプの正しい使い方は次の通りです。
- メイクや皮脂など余分な油分を洗い流す
- 気になる部分をまんべんなく濡らし、パックに空気が入らないよう密着させる
- パックが乾いてきたらゆっくりやさしくはがす
- 化粧水や乳液などで保湿ケアをする
クリーム・液体タイプ
クリームや液体タイプは塗ってはがすタイプ、塗って洗い流すタイプ、塗って拭き取るタイプがあります。
はがすタイプ
- 洗顔後、水分を軽く拭き取ってから、気になる部分にまんべんなく均一に載せる
- 乾いたらゆっくりやさしくはがす
- 化粧水や乳液などで保湿ケアをする
洗い流すタイプ
- 洗顔後、水分を軽く拭き取ってから塗る
- 一定時間置いたらやさしく洗い流す
- 化粧水や乳液などで保湿ケアをする
拭き取るタイプ
- 洗顔後、水分を軽く拭き取ってから塗る
- 一定時間置いたらコットンなどでやさしく拭き取る
- 化粧水や乳液などで保湿ケアをする
商品や肌の状態によって使用頻度は異なりますが、基本的に週に1〜 2回程度が良いです。使用する商品の説明をしっかり読んで正しく使用しましょう。
毛穴パック後は基本的なスキンケアを念入りに!
毛穴パック後は、とても肌が敏感になっており、乾燥しやすい状態です。基本的なスキンケアをしっかりしてうるおいを保ちましょう。
化粧水で肌にうるおいを補給
毛穴パックをした後は、外部刺激に敏感で、とても乾燥しやすい状態です。まずは、化粧水で水分を補給してあげましょう。化粧水は「肌に水分を与える」「肌を滑らかに整える」「美容成分を浸透しやすくする」といった役割があります。クリームや乳液、美容液を浸透しやすくするために化粧水でしっかり肌を整えましょう。
美容液やクリーム、乳液で肌のうるおいを逃がさない
化粧水だけだと水分が逃げてしまい、乾燥してしまいます。乾燥するとうるおいをキープしようと皮脂が過剰に分泌され、せっかくの毛穴ケアが無駄になってしまいかねません。そのため化粧水の後は、美容液やクリーム、乳液を塗りましょう。油分でふたをして水分を逃がさないようにすることで乾燥を防ぎ、うるおいがキープできます。
フェイスマスクで肌にスペシャルなケアを
「化粧水を塗ったけど、いつもより乾燥しているな」と感じた場合は、化粧水の後にスペシャルケアとしてフェイスマスクをして肌にうるおいを与えてあげると良いでしょう。フェイスマスクの後は、クリームや乳液などの油分でうるおいを逃がさないようにすることを忘れないようにしてくださいね。
まとめ
毛穴パックは古くなった角質を簡単に取り除けて便利な反面、やりすぎると肌へのダメージが大きいというメリット・デメリットがあります。正しい使い方・使用頻度を守り、毛穴パックをした後は、しっかり保湿ケアをしてきれいな肌を保ちましょう。
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