「肌の乾燥、ベタつきで肌荒れしやすい」「肌荒れの治し方や改善方法はあるのだろうか」などの悩みを抱えている男性は多いのではないでしょうか。男性の肌は女性に比べて、皮脂の分泌量が多かったり、水分量が少なかったりといった特徴があります。そのため、肌荒れ対策には自身の肌に合わせたスキンケアや生活改善をおこなうことが大切です。
ここでは肌荒れが治らない原因や適切なケアといった対策方法を紹介します。
男性の肌荒れが治らない原因
男性の肌荒れが治らない原因は、保湿不足やシェービングによる肌へのダメージ、紫外線、食生活などさまざまです。ここでは肌荒れが治らない原因について解説します。
- 間違ったスキンケア
- 保湿ケア不足による肌の乾燥
- シェービングによる肌へのダメージ
- 紫外線
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- ストレス
- 喫煙
間違ったスキンケア
皮脂が多く気になるからと何度も洗顔をしたり、強い力でゴシゴシと擦って洗顔したりすることはおすすめできません。肌に必要な保湿成分まで洗い流され、肌を乾燥させてしまいます。肌が乾燥すると、乾燥を防ごうと必要以上に皮脂が分泌され、肌荒れを引きおこす悪循環につながってしまうのです。
また、洗い残しがあることも肌荒れの原因になります。洗い残しがあると、肌に余分な皮脂や汚れが洗い流されず、時間が経過するとともに酸化して、毛穴を詰まらせてしまい、肌荒れやニキビができやすくなるのです。
保湿ケア不足による肌の乾燥
ベタつくからと化粧水やクリーム、乳液などをつけないと、肌が乾燥しやすくなります。保湿ケアが不足し、肌が乾燥することにより、乾燥を防ごうと皮脂が過剰に分泌されて肌荒れがおこってしまうのです。また、乾燥すると肌のバリア機能が低下するため、紫外線や摩擦などの外部刺激を受けやすくなり、肌荒れがおこりやすくなります。
シェービングによる肌へのダメージ
シェービング剤を使用していない、シェービング後の保湿をおこなっていない、古いカミソリやシェーバーを使用している場合は、肌荒れの原因になります。シェービングは肌への摩擦が大きいため、肌が乾燥しやすいです。乾燥によりバリア機能が低下し、かゆみがおき、肌荒れがおこりやすくなります。
紫外線
紫外線を長時間浴びすぎたり、紫外線対策が不足していたりすると、活性酸素が発生し、皮脂が酸化してしまい、毛穴に詰まってニキビや肌荒れを引きおこします。また、紫外線を浴びすぎると、肌に元々備わっているうるおいを保つ成分であるコラーゲンやエラスチンを攻撃して、乾燥した肌をつくってしまいます。乾燥した肌は、紫外線や花粉、ホコリ、摩擦などの外部刺激から肌を守ってくれるバリア機能が低下し、肌荒れの原因になるのです。
食生活の乱れ
食生活の乱れも、肌荒れの原因です。普段から外食が多かったり、糖質や脂質の多い食事をしたりしていると、皮脂量が増えて肌荒れがおこりやすくなります。また揚げ物やジャンクフード、甘いものなどを摂りすぎている偏った食事は、タンパク質やビタミン、ミネラルなど健康な肌をつくるために必要な栄養素が不足してしまうので注意しましょう。
睡眠不足
新しい肌細胞に生まれ変わらせるターンオーバーは、睡眠時におこなわれます。そのため、睡眠が不足していると肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを引きおこしてしまうのです。
夜更かしも、肌荒れの原因です。夜更かしは、脳がいつまでも興奮状態となっているため、自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経のバランスが乱れると、肌のターンオーバーを活性化させる成長ホルモンの分泌が不足し、ターンオーバーがうまくおこなわれず、肌荒れを引きおこす原因となるのです。
ストレス
過度なストレスは、血管が収縮して代謝が落ち、肌荒れの原因となります。適度なストレスは普段の生活のパフォーマンスを高めてくれますが、過度なストレスは心と体に大きな負担がかかり、心身ともに良くありません。
過度なストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れ、血管の収縮がおきて血流が悪くなり、代謝が落ちます。代謝が落ちると、肌のターンオーバーがうまくおこなわれず、肌荒れにつながってしまいます。
喫煙
喫煙は血管を収縮させ、肌に必要な栄養素がうまく届かなくなり、肌荒れの原因となります。喫煙はニコチンが含まれており、ニコチンは血管を収縮させる作用をもっています。血管が収縮すると血行が悪くなり、肌に必要な栄養素が届きにくくなり、肌荒れにつながってしまうのです。
男性の肌荒れ対策
男性の肌荒れ対策には、正しい洗顔、保湿ケア、紫外線対策、生活習慣の見直しが大切です。
摩擦の少ない洗顔
洗顔は摩擦を少なくすることを心がけましょう。正しい洗顔の手順は次のとおりです。
- 洗顔料を弾力が出るくらいまでしっかり泡立てて、泡だけで汚れを落とすようにやさしい力で洗います。
- 洗い流すときは35度前後のぬるま湯で洗い流しましょう。温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうため、ぬるま湯で洗い流します。
なお、顔の側面やあごの下は洗い残しが多いので、気をつけてください。 - 水分を拭き取るときは、タオルやティッシュなどでやさしく押さえるように拭き取り、水分を拭き取るときも摩擦を少なくしましょう。
保湿ケア
まずは化粧水で水分を補い、そして水分を逃がさないようにクリームや乳液の油分で保湿しましょう。保湿ケアをする際も、摩擦を少なくすることを意識してください。肌に押し当てるようにハンドプレスして保湿すると良いです。
紫外線対策
紫外線は天気や季節関係なく、1年中降り注いでいるため、日焼け止めは必ず塗りましょう。ベタつきが気になって使用量を少なくすると、塗りムラや日焼け止めの効果が十分に発揮できないことがあります。商品の使用量を守って塗りましょう。ベタつきが気になる方は、ジェルタイプや乳液タイプなどを使用してみてください。
栄養バランスの良い食事
肌荒れを対策するには、栄養バランスの良い食事をすることが大切です。揚げ物やスナック菓子、甘いものなど糖質や脂質が多い食品のほか、カフェインやアルコールなども過剰に皮脂分泌を促してしまいやすいので、控えましょう。
肉類、魚介類、大豆製品、キノコ類、野菜類はビタミンB群を多く含んでおり、皮脂分泌を調整してくれる役割があるので、普段の食事にぜひプラスしてみてください。
生活習慣の見直し
生活習慣を見直すこと、特に十分な睡眠や禁煙を心がけることが大切です。健康的な肌を保つためには、新しい肌細胞へ生まれ変わらせるターンオーバーを正常に保つ必要があります。ターンオーバーは睡眠中に活発化しますので、質の良い十分な睡眠をとることを意識しましょう。
質の良い睡眠をとるには、
- シャワーのみではなく湯船につかり、体をリラックスさせる
- 就寝前のカフェインやアルコールを避ける
- ストレスのない寝具やパジャマを着用する
- 寝床は寝るための専用の場所にする
などを意識してみてください。
また、禁煙を心がけることも、肌荒れ対策には欠かせません。喫煙は活性酸素が増え、肌荒れやニキビを引きおこしてしまうので、禁煙に努めましょう。
ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込まないようにし、ストレスフリーな生活を心がけましょう。
ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動、スポーツを楽しむ、映画を観る、旅行をするなど、自分なりのストレス解消方法を探してみてください。
スキンケアや生活習慣の見直しで肌荒れに悩まない肌へ
男性の肌荒れ対策には正しい洗顔方法や保湿ケア、紫外線対策、生活習慣の見直しがカギです。少しずつ日頃の生活サイクルの中で工夫して取り入れ、肌荒れに悩まない肌を目指しましょう。
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