まぶたが乾燥しやすいのはなぜ？

まぶたは顔のパーツのなかでも、特に皮膚が薄い箇所です。

そのため、水分を蓄えにくく、乾燥を招きやすい特徴があります。さらに、メイクをしっかりする機会が多いのでまぶたに負担がかかりやすく、肌トラブルが発生しがちです。

まぶたの乾燥の原因

まぶたの乾燥の原因は、おもに5つあります。

1. 加齢
2. 濃いアイメイク
3. まちがったスキンケア
4. 外的刺激
5. 眼精疲労

それぞれ順番に解説していきます。

加齢

年齢を重ねるとともに肌の新陳代謝が低下し、肌を護るバリア機能が衰えてきます。すると、肌のうるおいを保てず乾燥を引きおこすのです。特にまぶたの皮膚は薄く、水分を保ちにくいパーツなので、より乾燥を感じやすくなるでしょう。

「アイラインがスッと引けない」「アイラインがガタガタした線になってしまう」などは、まぶたの乾燥による可能性があります。ほかにも「まぶたがたるんできた」「まぶたがくすんだように色が濃くなった」などの自覚症状があったら要注意。適切なケアをしてまぶたの乾燥を防ぎましょう。

濃いアイメイク

濃いアイメイクもまぶたの乾燥を引きおこす要因の一つです。

一般的にアイメイクに用いる化粧品には、揮発性の高いエタノール（アルコールの一種）が配合されていることが多く、濃いアイメイクはまぶたの水分を奪ってしまうこともあります。

さらにアイメイクの汚れがまぶたに残っていると、肌の乾燥を引きおこすこともあるので、きちんと洗い落としましょう。

まちがったスキンケア

まちがったスキンケアもまぶたの乾燥を引きおこす原因になります。

たとえば、肌に合っていない化粧品を使っていたり、クレンジングする際に肌をゴシゴシこすったりすると肌に負担がかかり、乾燥を引きおこすこともあるので注意しましょう。

外的刺激

外的刺激は肌のバリア機能を低下させる原因の一つです。まぶたの皮膚は非常に薄いため、目のかゆみを感じたときに少しこするだけでも刺激を与えてしまいます。肌のバリア機能が低下すると、乾燥以外の肌トラブルを引きおこすこともあるので、外的刺激を与えないよう注意してください。

眼精疲労

長時間パソコンの画面を見たり、コンタクトレンズを装用したりしていると、まばたきの回数が減ってドライアイを引きおこします。ドライアイになると角膜の水分が蒸発するとともに、マイボーム腺からの油分の分泌が減ることで眼球が乾燥し、眼精疲労につながることも珍しくありません。目の周りの筋肉に疲労が溜まると血行不良を招き、まぶたの乾燥にもつながります。

こんな症状が出たら要注意！まぶたが乾燥しているサイン

まぶたの乾燥による肌トラブルを防ぐには、いち早く乾燥に気づくことが大切です。早期に対応できれば、肌への負担も最小限におさえられます。次はまぶたが乾燥しているサインについて解説します。

目の周りが乾燥してかゆい

人間の肌は外的要因による刺激やアレルギー反応が皮膚におこると、かゆみ物質が分泌されます。特に目の周りは皮膚が薄く、敏感に反応する箇所です。見た目に異常がなくても、乾燥している可能性が高いのでしっかりと保湿しましょう。

乾燥によってまぶたの皮がむける

目の周りの皮膚は、刺激に敏感なだけでなく天然保湿因子（NMF）が少ない特徴があります。そのため、皮膚の水分を十分に維持できず皮がむけることがあるのです。肌が乾燥すると皮膚の柔軟性が低下するため、皮膚を柔らかくするエモリエント効果が期待できるスキンケア化粧品を取り入れるのがおすすめです。

目頭が乾燥してかゆい

乾燥によってかゆくなるのは、まぶただけではありません。目頭や目のふちがかゆくなることもあります。ドライアイによってかゆみが引きおこされるケースもあるため、目の疲れや目の充実などの症状があれば早めに眼科を受診しましょう。

まぶたの乾燥によって発症する病気

まぶたの乾燥によって発症する病気には、おもに以下の3つが挙げられます。

1. 眼瞼炎・眼瞼皮膚炎
2. 接触皮膚炎
3. 皮脂欠乏性湿疹

眼瞼炎・眼瞼皮膚炎

まぶたや目のふちなどにおこる炎症のことです。かゆみや赤みなどの症状が表れ、特にかぶれなど皮膚の表面に強い症状がみられるものを眼瞼皮膚炎と呼びます。眼瞼炎（がんけんえん）の原因には細菌やウイルス、カビなどの感染があり、眼瞼皮膚炎は乾燥や皮脂欠乏によって皮膚のバリア機能が低下することが原因であることが多いです。

接触皮膚炎

一般的に「かぶれ」と呼ばれる症状を指します。化粧品や目薬、涙などさまざまなものが原因になります。赤みが生じるだけでなく水ぶくれになることもあるので、症状が治らない場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

皮脂欠乏性湿疹

保湿不足、空気の乾燥、皮脂の減少などによって引きおこされる湿疹のことです。まぶただけでなく、皮膚全般において発症するもので、肌のかさつきや赤み、かゆみといった症状が表れます。

まぶたの乾燥に対する正しいケア方法

スキンケアは自己流でやりがちなもの。
肌に優しいスキンケアの方法を覚えて、まぶたの乾燥を防ぎましょう。

優しく洗顔する

洗顔のときは、空気を入れながらきめ細かい泡を作り、たっぷりの泡で洗うのがポイントです。指や手のひらでゴシゴシ洗わず、顔の上で泡を転がすイメージで優しく洗いましょう。特に目の周りや口元は皮膚が薄いので、泡を乗せる程度で十分です。

洗顔後はなるべく早く保湿しましょう。化粧水で水分を補充し、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐことで肌のうるおいを保てます。

アイクリームを使う

特にまぶたの乾燥が気になるときは、アイクリームを使うのがおすすめです。目元用のクリームなので、目元のケアに特化した成分やテクスチャに特徴があります。目元の乾燥によるシワやハリ不足を感じる際は、アイクリームでしっかりケアしましょう。

まぶたの乾燥対策

実は日常生活の至るところに、まぶたの乾燥の原因となるものが潜んでいます。

まぶたの乾燥対策をおこない、うるおいのある肌を護りましょう。

パッチテストをおこなう

化粧品やコスメ用品などが肌に合っておらず、乾燥を引きおこしている可能性もあります。新しい化粧品やコスメ用品を使用する際は、パッチテストをおこないましょう。

二の腕の内側などにテストする製品を塗布し、30分後に赤みやかゆみがないかチェックします。さらに1〜2日程度様子を見て、問題がないことを確認してから使用しましょう。

アイメイクを見直す

アイメイクにはさまざまなバリエーションがあります。たとえば、アイシャドウやアイライン、つけまつ毛やまつ毛エクステなどがあり、毎日フルメイクしているとまぶたに大きな負担をかけてしまう可能性も。

濃いメイクは落とすときにも肌に負担がかかるだけでなく、完全に落としきれないこともあるので、より注意が必要です。スケジュールに応じて負担の少ないメイクを取り入れるようにしましょう。

コンタクトレンズを避ける

コンタクトレンズを装用していると、ドライアイの症状を感じる方も少なくありません。水分が含まれているソフトコンタクトレンズでも、使用している間に水分が蒸発し、コンタクトレンズが乾燥します。時々はメガネを使用するなど、目を休める日を設けるようにしましょう。

まぶたの乾燥を毎日の保湿ケアで護る！

まぶたの乾燥から護ってあげるには、日頃のスキンケアが大切です。

スキンケアで乾燥を寄せ付けない肌を目指しましょう。今回はドモホルンリンクルの「泡の柔肌パック」をご紹介します。

使い方はとっても簡単です。

クレンジング・洗顔をした後、水気をふき取った素肌に、もちっと弾力のある泡を乗せて、5分間そのままにしておくだけです。

最大の特長は、生クリームよりも濃密な泡。

お風呂場で使ってもへたりにくく、肌にぴったり密着して、体温と水分を閉じ込めながらじっくりと蒸らしてくれます。

肌に残ったダメージからくるくすみやゴワつきを取り除きつつ、柔らかく解きほぐされた肌に成分とうるおいをチャージしましょう。

洗い流した瞬間に肌触りの違いを実感できるはずです。

さらに、肌が柔らかくなって本来の力を活かせるので、パック後に使うスキンケアアイテムの浸透がぐんとよくなります。

目元などのデリケートな部分は避けて使用するものが多いなか、「泡の柔肌パック」は悩みが出やすい目元ギリギリまで使ってOK。

目元専用のケアアイテムだと部分的にしか使えませんが、「泡の柔肌パック」ならたっぷりと美容成分を閉じ込めたパックを目元だけでなく顔全体にできます。

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