胸の痛みにも様々な症状があります。
肋間神経痛を始め、様々な原因が存在します。
痛みの原因・発生のメカニズムを知ることで、ご自身の痛みと向き合いましょう。
胸痛は痛みの程度や痛み方によって原因はまちまちです。
神経に触れるために体の左右いずれか一方向に神経痛のような激しい痛みが走る帯状疱疹(たいじょうほうしん)はウイルスが原因です。
その帯状疱疹後に引き起こされることも1つの要因と考えられる肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)もあります。
ほかにも、胸に激しい痛みを引き起こす狭心症や心筋梗塞などがありますが、その場合は医師にご相談ください。
胸には全身に血液を送り、酸素と栄養を供給する心臓。
呼吸によって新鮮な酸素を含んだ血液に交換する肺。
これらの人が活動するための中枢がこの肋骨に囲まれた
胸の周辺にあります。
また肋間神経痛は胸から腰にかけて走る肋間神経が圧迫され、刺激されて痛みが起こります。
※胸の痛む部位や症状によっては、心臓病などの疑いが
隠れていることもあります。
冷や汗が出るほどの胸が締めつけられるような痛みが
続く場合は早めに医師へ相談されることをお勧めします。
胸の痛みを発症させる原因の病気として、肋間神経痛の症状をご説明します。
肋骨の間を走り、胸から腹部から腰の上部に延びる肋間神経に沿って痛むのが肋間神経痛です。
背中から胸にかけて体の周囲を回るように電気が走るような鋭い痛みが襲います。
痛みの発作はごく短時間で瞬間的なこともありますが、繰り返すこともあり、特に呼吸に合わせて痛みを訴えることが多くあります。
肋骨に沿って痛みが走りますが、左右どちらの側にしか起こらないのが特徴。
狭心症や心筋梗塞などの心臓病だと疑う人もいますが、体をひねったり伸ばしたりすると痛むため、心臓病とは区別できます。