ドモホルンリンクルと …

〜50年間の共創〜

Vol.1「人」と「人」

vol.1のテーマ「『人』と『人』」は、お客様と社員の関係。再春館製薬所では日々、数千件ものコミュニケーションが発生していますが、お客様と社員が直接顔を合わせる機会は決して多くはありません。にもかかわらず、このつながりには、単なる「ユーザー」と「メーカー」を超えた血の通ったやり取りが生まれ続けています。

episode 1 千羽鶴とご家族様

 そのお客様は、私の結婚・出産時にも一緒に喜んでくださるなど、家族のような存在です。数年前のある日、やはり会員様のお嬢様より、お客様が事故に遭われて意識不明の状態に陥り、入院されていることをうかがいました。「何かできることを」と思い、社員たちで千羽鶴を折り、お見舞いの手紙を添えてお送りしたところ、後日、ご子息様よりお手紙が届きました。そこには、お母様がこれまで私たちにどんな話を楽しそうに話していたかを知ることができて、とてもうれしかったという心温まるメッセージが綴られていました。
 数年後、お嬢様からいただいたご連絡にも、胸がいっぱいになる言葉が添えられていました。解約手続きなどを進めていた当時、ほとんどの会社は事務的な対応だった中、再春館だけが全く違っていたこと。不幸のどん底にいるかのように感じていた中、思いがけず届いたあの贈り物が、ご家族様にとっての光に映ったこと。ずっとお顔にドモホルンリンクルを塗って差し上げている効果か、お母様はとてもお元気そうに見えること。そしてご自身も、ドモホルンリンクルを通じてお母様とつながっていられることがうれしい──と。社員皆が、またお客様とお話しできる日を心待ちにしています。

episode 2 憧れの「人生の先輩」

 「昨日、勤続30周年のお祝いをしてもらった」と話されていたお客様のこと。育休復帰直後の私は、その「子育てと両立しながらの30年」に心から尊敬の念を覚え、有志の"ママ社員"とともに色紙でお祝いをお伝えしました。後日、お客様から社長宛に届いたお手紙には、現在は教育する立場にある警察官であること、こんな心遣いができる会社の教育をお手本にしたいこと。そして恐れ多くも、私たちのことを褒めてあげてほしいという伝言が書かれていました。
お客様の人生の節目となる大切な出来事をきっかけに、再春館製薬所に寄せてくださる信頼がさらに強固になったあの思い出は、今でも自分に誇りと勇気を与えてくれます。

episode 3 お互いの「親友」のように

「話を聞いてもらえると、肌も調子が良いみたい。今まで言わなかったけど、実は……」と、ご主人様を亡くされていたお気持ちなどを素直にお話しくださったお客様。「もしあなたが退職しても、連絡してほしい」とおっしゃっていただけるほど、お互いを大切に思い合う関係が続いていて、この必然のような出会いとお心遣いに心から感謝しています。
 愛犬のももちゃんの長い闘病生活中も、亡くされた時も、「すぐに気持ちを察してくれて、心が救われた」とおっしゃってくださいました。ももちゃんのお仏壇には、(私が代筆した)私の愛犬モカからの手紙が今も置かれています。

episode 4 熊本の「家族」

 ずっと元気でお健やかであってほしいと心から願う、家族のように思うお客様がいます。ふとしたきっかけでご指名をいただき、ご出身が熊本であること、亡くなったお姉様の形見として、ドモホルンリンクルをご愛用されていることなどを打ち明けてくださるようになりました。「子供がいないから、親戚のように思っているのよ」ともおっしゃってくださっています。
 同僚にも、90代半ばのお客様から孫のように可愛がっていただいている社員がいます。ご愛用歴20年以上にもなるそのお客様は、「認知症になっても、〇〇さんのことは忘れません」とおっしゃってくださるそうです。多くのお客様が「あなたたちとお話しすると、元気になる」と言葉をかけてくださいますが、実際は、私たちの方がいつも元気をいただいています。