
寝起きの顔の脂、とりわけおでこが脂でベタつく原因はさまざまですが、それぞれの要因に合わせて適切に対処すれば十分に改善できます。
ここでは、おでこの脂がベタつくおもな要因を挙げ、適切なセルフケアとおすすめしたい肌のお手入れアイテムについてまとめました。
寝起きのおでこが脂でベタつく原因と顔がテカる人の肌タイプ

おでこから鼻にかけての「Tゾーン」には皮脂腺が集中しているため、皮脂が出やすくなっています。
寝起きのおでこがベタつく背景には、そうした人体の構造的な理由もあるのですが、就寝中に皮脂が過剰に分泌される要因は他にもあります。
ここでは、人体の構造的な理由以外の「その他の要因」について紹介します。
(1)前髪・整髪料などによる肌への刺激
前髪が触れたり、整髪料が残っていたりすると、肌への刺激が皮脂の分泌を促してしまう可能性があります。
バリア機能がもともと肌には備わっていて、肌のうるおいを保ったり、細菌、ウィルスなどから肌を保護したりしています。
しかし、バリア機能を担う表皮は非常に薄いため、摩擦などの刺激を受けると機能が低下し、肌の乾燥が進みます。そこで、乾燥を回避するために、皮脂が分泌されます。
就寝中に前髪がおでこに触れる、整髪料が前髪に残っているなどの場合には、刺激を受けた肌のバリア機能が低下して乾燥が進み、その影響で皮脂が分泌される可能性があります。
こうした皮脂が、寝起きのおでこのベタつき・テカリの原因となっているのです。
おでこのテカリが気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
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(2)睡眠中の発汗・皮脂分泌
睡眠中の発汗や皮脂の分泌が、寝起きのおでこの皮脂分泌に影響を与える場合もあります。
寝起きの顔に現れるベタつき・テカリは、睡眠中の汗と皮脂が混じってつくられます。
ベタつき・テカリの大元は皮脂というイメージがあるかもしれませんが、おでこのテカリの99%以上は汗(水分)由来だといわれています。
一般的に寝汗は、気温や湿度の影響を受けますが、心身の不調が原因となっているケースもあります。
たとえば、ホルモンバランスが崩れていたり、胃腸の機能が低下していたりすると、睡眠中の発汗が過剰になり、寝起きのベタつき・テカリとして現れる場合もあります。
寝汗がひどい場合は、気温や湿度の影響以外に何か要因がないか注意してみてください。気になる症状があれば、医療機関を速やかに受診してください。
(3)洗いすぎなどによる肌の乾燥
寝起きのおでこが気になる方は、ベタつく皮脂を落としたいという気持ちから、必要以上に洗顔を繰り返したり、きつく洗ったりしてしまいがちです。しかし、洗いすぎは肌にとって逆効果です。
洗顔などによって皮脂を落としすぎると肌が乾燥状態になります。乾燥した肌はうるおいを保持しようと皮脂を分泌させます。
きちんと保湿ができていない場合も当然、乾燥が生じます。「ベタつき・テカリが気になるから保湿はしない」という方もいますが、不十分な保湿ケアは乾燥を招き、皮脂を分泌させる要因となります。
(4)保湿のしすぎ
肌の乾燥とは反対に、保湿のしすぎも、寝起きのおでこのベタつき・テカリの要因となります。
保湿効果の高い基礎化粧品を使いすぎると肌の上で油分が残ってしまい、余った油分が時間とともに酸化して、ベタつき・テカリとなる場合があります。
適量を超えて保湿ケアをした場合、肌トラブルを引きおこし、肌のバリア機能をかえって低下させるとの指摘もあります。
肌のバリア機能が低下すると、肌を守るために皮脂が分泌されるメカニズムが同様に働きます。保湿ケア製品は、用法用量を守って使用しましょう。
正しい保湿について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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(5)生活習慣の影響
日ごろのさまざまな生活習慣も、寝起きのおでこに影響を与えます。たとえば、次のような生活習慣には要注意です。
・油分が多い食事を口にしている
油分の多い食事は皮脂の分泌を促します。揚げ物、ジャンクフード、スナック菓子などを頻繁に食べる方は注意しましょう。
・睡眠不足がある
睡眠不足になると交感神経が強く働き、男性ホルモンが活発になります。男性ホルモンには皮脂を分泌させる働きがあり、おでこの皮脂の過剰分泌につながります。
・シャワーだけで済ませる
湯船につからず、シャワーだけで済ませる習慣は肌にとって好ましくありません。
適切な時間を確保して湯船につかると、汗や皮脂が落としやすくなる上に、古い皮脂の酸化予防にもつながります。
入浴そのものは、温熱作用、および静水圧作用(せいすいあつさよう)で血流を改善し、皮膚の健康状態を整える効果もあります。日々、できるだけ入浴を選択してください。
肌にいい生活習慣について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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(6)肌質(脂性肌・混合肌)
生まれながらの肌質の影響によって、寝起きのおでこの皮脂がひどくなるケースもあります。
水分、油分ともに多い脂性肌、脂性肌と乾燥肌の性質を併せ持った混合肌は、どちらも皮脂の分泌が盛んです。
おでこは特に、皮脂腺が集中している「Tゾーン」の一部なので、皮脂が分泌されやすい方は気になるでしょう。
皮脂の分泌がもともと多い脂性肌や混合肌では、気温や湿度が高くなると、皮脂の分泌がさらに多くなります。
寝起きの顔・おでこの皮脂対策とセルフケア

寝起きの顔の脂は、きちんと対策すれば予防・解消が可能です。脂対策のセルフケアには幾つかの方法がありますので詳しく紹介します。
洗顔料で正しい洗顔をする
寝起きのおでこの皮脂対策は正しい洗顔が基本となります。ただし、洗顔のポイントが朝と夜では異なりますので注意が必要です。
・朝の洗顔ポイント
朝の肌はあまり汚れていないと思っている方もいるはずです。しかし、寝ている間に分泌された汗、皮脂、ターンオーバーによってはがれた古い角質、老廃物などが付着しています。これらの汚れをしっかりと落とす必要があります。
ただ、きつく洗って皮脂を取りすぎると肌は乾燥し、バリア機能が低下して皮脂の過剰分泌につながります。洗浄力があまり強くない洗顔料がおすすめです。
・夜の洗顔ポイント
夜の洗顔では、1日の汚れをしっかりと落としてください。顔に付いた排気ガスやほこりによる汚れはもちろん、メイクや日焼け止めも奇麗に落とす必要があります。
朝とは異なり、汚れをしっかりと落とせる洗顔料を選びましょう。酵素、クレイ、炭などが配合されている洗顔料なら毛穴の汚れも吸着して取り除いてくれます。
正しい洗顔のポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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しっかり保湿する
しっかりとした保湿も寝起きの脂対策では重要です。
皮脂が気になるからと保湿を控えがちになってしまえば、乾燥によってさらに皮脂が分泌されます。保湿のしすぎも好ましくありませんが、適切な保湿によって皮脂の分泌を抑える日ごろのケアもとても大事です。
朝は、さっぱりとした使い心地の化粧水や保湿クリームで軽めに保湿しましょう。乾燥している部分には重ねてぬります。
夜の保湿は、朝に比べて保湿力が高いアイテムを選びましょう。寝ている間に肌のターンオーバーがおこなわれるため、しっかり保湿しておくと翌朝の肌の状態が良くなります。
ナイトパウダー(スキンケアパウダー)を使う
おでこのテカリを抑える方法としては、ナイトパウダーもおすすめです。
ナイトパウダーは、夜の肌のお手入れ後に使うと、乳液やクリームをぬった後のベタつき・テカリを抑えられます。寝ている間のテカリや皮脂が気になる方におすすめです。
ただし、ナイトパウダーを使用する場合、枕やシーツへの色移りには注意してください。
パウダーを付けたまま寝るため、寝方や付け方によってはパウダーが寝具に付いてしまいます。色移りが気になる場合は、クリアタイプのナイトパウダーを選びましょう。
また、肌質に合わせたパウダー選びも大切です。脂性肌用のパウダーを乾燥肌の方が使うと皮脂を取りすぎてしまうなど、肌トラブルの引き金になります。
寝起きのおでこの皮脂を整える化粧下地

寝起きのおでこの皮脂が気になる方は、夜の肌のお手入れに加えて、朝の洗顔や外出前のメイク時に使う化粧下地を見直す方法もあります。
化粧下地を選ぶ際には、皮脂抑制成分が配合されたアイテムを選んでください。皮脂の抑制が期待できる成分としては次の幾つかが挙げられます。
・レチノール類
レチノール類は、レチノール、酢酸レチノール、レチノール油液などと表記される成分でビタミンAの一種です。
皮脂を抑制し、ターンオーバーを促すだけでなく、シワの改善効果やヒアルロン酸の生成を促す効果も期待できます。
・アゼライン酸
アゼライン酸は、穀類の酵母に含まれている天然由来の成分です。皮脂の分泌の抑制やターンオーバーの促進といった効果が期待できます。
また、抗菌・抗炎症作用もあり、ニキビ治療薬として使用されているケースもあります。
レチノールの効果についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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まとめ|適切な皮脂ケアで寝起きの顔とおでこのベタつき対策を
寝起きのおでこの皮脂が気になる方へ、顔がベタつく原因やセルフケアの方法についてまとめました。
ベタつきの原因に合わせて適切なケアをおこなえば、寝起きのおでこの皮脂は改善が期待できます。本記事を参考に、日々のケアを試してみてください。
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※ 3
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