![ほうれい線が濃くなる!年代別の原因と対策方法について](/domo/column/skin-troubles/erase_nasolabial_fold/images/21-03-s02-01.jpg)
年齢とともに気になってくる「ほうれい線」は、見た目年齢を上げてしまう原因です。
少しでも改善しようとスキンケアを頑張る女性は多いですが「どうにも実感がわかない」「薄くなるどころか前よりも濃くなっている気がする」「ほうれい線の消し方はあるの?」と思う方もいるでしょう。
悩む方が多いほうれい線ですが、日々のケアによって改善できる可能性があります。
ここでは、ほうれい線の正体とほうれい線が濃くなってしまう原因、よくある悩み、ほうれい線対策に取り入れたい習慣、ほうれい線に最適なスキンケアについてご紹介します。
ほうれい線の正体
ほうれい線とは「鼻の両側から唇の両端にかけて八の字に伸びる2本の線」のことです。
シワとは異なり頬と口もとの間の溝であり、医学専門用語では鼻唇溝(びしんこう)と呼ばれています。
ほうれい線はいつから気になり始めた?
年齢を重ねるにつれて多くの女性の方が気にしている「顔のたるみ」。目の下やフェイスライン、二重顎、口角のシワなどありますが、その中でも「ほうれい線」は特に気になるパーツです。ほうれい線は30代ごろから気になり始めることが多く、鏡や写真を見たときにほうれい線の目立ちを感じるという方が多い傾向にあります。中には20代で気になる方も多くいます。
20代のほうれい線は、脂肪や筋肉量が多いことで頬がふっくらして、シワというよりはほうれい線に影ができるため、目立って気になることが多いです。30代のほうれい線は、おもに頬のたるみからくるもので、コラーゲンが徐々に減少していくことでほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。
ほうれい線のよくあるお悩みについて
ほうれい線のよくあるお悩みは、以下のとおりです。
- ほうれい線が目立つようになってきて、自信がもてなくなった。
- ほうれい線にファンデーションが溜まってしまう。
- 乾燥などで目のまわりの小ジワやほうれい線が目立ってきていて、年を感じる。
- 表情ジワが残っている感じがする。
- 年齢のせいかほうれい線や目尻、おでこのシワが目立ってきた。
- ほうれい線はあるが、年なので仕方ないと思っている。
- 目尻のシワはそこまで目立っていないが、口もとのほうれい線は気になる。
- 加齢とともにほうれい線が濃くなってきてどことなくしぼんで見える。
ほうれい線に関するお悩みでよく見られるのが「年を感じる」というもの。
ほうれい線があることで見た目年齢を上げる要因となるため、老化を感じる方は多いようです。
「どことなくしぼんで見える」という悩みは、たるみによって表情が下がり気味になってしまうことが原因でしょう。
たるみは肌のハリが失われている証拠。反対に、ハリのある肌はほうれい線が目立ちにくいので、若々しい印象を与えます。
美しさは内なる自信からみなぎるもの。
ほうれい線が気になる方は、早めにほうれい線対策に乗り出すことをおすすめします。
ほうれい線が濃くなってしまう年代別の原因
![鏡でほうれい線を確認する女性](/domo/column/skin-troubles/erase_nasolabial_fold/images/21-03-s02-02.jpg?20210409161309)
30代・40代以降のほうれい線のおもな原因
肌には元々、コラーゲンやエラスチンなどの肌のハリやうるおいを保つ成分が備わっています。しかし、紫外線ダメージの蓄積や加齢の影響でコラーゲンやエラスチンは減少したり、変形したりするものです。結果、細胞の老化がおこり、肌のハリ、うるおい不足がおき、ほうれい線が目立つようになります。
40代以降は、ホルモンバランスが乱れやすく、肌のバリア機能が低下してダメージを受けやすいので、ほうれい線が深く長くなってしまうことも少なくありません。また、表情筋の衰えもほうれい線が目立つ原因になります。スマートフォンやパソコンを長時間使用すると表情筋を使うことが減るので、筋肉が皮膚を支えられず、口もとにたるみができ、ほうれい線が目立つようになってしまうのです。
全世代のほうれい線のおもな原因
10代、20代も含む全世代のほうれい線のおもな原因は「肌の乾燥」「間違ったスキンケア」「表情の癖」「生活習慣」です。
肌の乾燥
肌のバリア機能を低下させ、肌のハリや弾力が弱くなってしまい、ほうれい線が目立ちやすくなります。
間違ったスキンケア
クレンジングや洗顔時にしっかり汚れを落とそうと無意識にゴシゴシと洗うと、摩擦が肌の刺激になり、皮膚表面の角質層を傷つけてしまいかねません。角質層が傷つくと肌のバリア機能が低下して乾燥を招き、シワやたるみ、ほうれい線の原因になってしまうのです。
表情の癖
頬杖をつくと片側に重心がかかり、顔がゆがんだり表情筋がゆるんだりしてほうれい線の原因になりかねません。また、スマートフォンを見る時間が多い、パソコン作業が多い方は、無表情の時間が続くので、表情筋が衰えてしまい、ほうれい線が目立ちやすくなります。
生活習慣
お菓子や揚げ物などの糖質・脂質をとることが多いと肌の糖化がおき、肌の衰えを加速させてしまいます。肌の糖化で、肌に元々備わっているコラーゲンやエラスチンの生成が妨げられ、たるみやシワなどの肌トラブルがおきやすくなるのです。
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ほうれい線対策に取り入れたい習慣
![ほうれい線 対策ケアをする女性](/domo/column/skin-troubles/erase_nasolabial_fold/images/21-03-s02-03.jpg?20210409161310)
ほうれい線対策に取り入れたい習慣は、以下の2つです。
- 表情筋
トレーニングを
する - 定期的に
マッサージを
する
\ 方法1 /表情筋トレーニングをする
表情筋を鍛えれば頬を支える筋力がアップし、たるみを抑制できるため、ほうれい線の改善に効果的です。
表情筋を鍛える方法はいくつかありますが、ここでは5つご紹介します。
- 口を大きく動かしながら「あ・い・う・え・お」と発声する
- 上の歯を見せるように両側の口角を上げて笑う
- 口を閉じてほうれい線の裏をなぞるように舌を回す
- 後頭部から背中にかけて広がる僧帽筋(そうぼうきん)をストレッチ
- ガムや固いものをよく噛む
僧帽筋(そうぼうきん)は表情筋とつながっているので、頭や背中、首、デコルテの筋肉にアプローチすることでほうれい線を改善する効果が見込めます。
簡単にできる体操ですので「最近表情が動かしにくく感じる」という方はぜひ試してみてください。
\ 方法2 /定期的にマッサージをする
マッサージによって頬骨の下に並ぶ靭帯をほぐすことで、表情筋や肌のハリを保てます。
靭帯をほぐすマッサージは、以下の3ステップです。
- 小鼻の横、頬骨の下あたりに親指をあて、斜め上に押し上げて3秒間キープします。
- 頬骨に沿って外側に指を移動させながらマッサージを続けましょう。
- 頬骨の端(目尻の下、延長線上)までマッサージしたら完了です。
親指で押し上げるだけなので誰でも簡単にできますし、1日2分で良いので隙間時間におこなえます。
マッサージは1分ずつ朝夜に分けておこなっても良いですし、連続して2分間おこなっても問題ありません。
「痛いけど気持ち良い」と感じるくらいの力加減がベスト。
痛いと感じる方は頬下の靭帯が硬くなっている証拠ですので、効果的にほぐすために、お風呂上がりや、スキンケアタイムがおすすめです。
ただし、マッサージや顔の筋トレは効果的ですが、やりすぎには注意しましょう。
やりすぎると、皮膚へ負担がかかり続けてしまい、かえってほうれい線やシワを目立たせてしまいかねません。
マッサージや顔の筋トレは長時間おこなわず、短時間で終わらせるようにしましょう。
ほうれい線に最適なスキンケア方法
ほうれい線に最適なスキンケア方法は「正しいクレンジング・洗顔」「保湿ケア」「紫外線対策」です。それぞれ具体的な方法を解説します。
\ 方法1 /正しいクレンジング・洗顔をする
ほうれい線対策にはまず、正しいクレンジング・洗顔をすることが大切です。
ゴシゴシ力強く擦らず、泡をしっかり立て、優しく肌の汚れを落としましょう。
また洗顔後にタオルやティッシュなどで水分を拭く際もゴシゴシ擦らず、優しく顔を押さえてふき取るようにすると良いです。
\ 方法2 /保湿をする
ほうれい線のスキンケアは、肌を乾燥させないことが重要です。普段の保湿ケアにコラーゲンやヒアルロン酸を加えて、週に一度程度、ほうれい線ができる口もとなどを部分的にケアしましょう。
コラーゲンが配合された基礎化粧品を使用したり、朝と夜スキンケアをしたりするなど、日ごろのスキンケアをていねいにおこなってみてください。
\ 方法3 /紫外線対策をする
紫外線は肌を乾燥させる大敵です。
外へ出かけるときはもちろんのこと、家にいるときも紫外線は窓ガラス越しに入ってくるため、毎日の紫外線対策は重要です。
紫外線対策として外出時は長袖の服を着たり、帽子をかぶったり、日焼け止めクリームをぬるようにしましょう。
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コラーゲンの力で肌をしっかり保湿
ほうれい線があると一気に老けた印象になりますが、対策すれば若々しい見た目を手に入れられます。
ケアに遅すぎることはありません。
深く刻まれてしまったほうれい線でも、表情筋を鍛えたり、マッサージやスキンケアをおこなったりと継続してケアすることが大切です。
年齢に見合った美しさを保つためにも日々のケアを念入りにおこない、ほうれい線へのアプローチを続けてみてください。
コラーゲンはうるおいやハリを保つ肌に欠かせないもの
年齢を重ねた肌は、自らきれいになろうとする力である「自己回復力」が衰えています。
細胞が元気をなくしてしまった肌に乾燥や紫外線が追いうちをかけて、コラーゲンの量や質が落ちてしまいます。
特に皮膚の薄い口もとにお悩みがあらわれがちに。
お悩みを深めないためには肌がコラーゲンを毎日つくりだし、うるおいとハリで満たされることが大切なのです。
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