乾燥肌で悩む方の中には、日頃から肌を乾燥させない工夫を意識して過ごしている方も多いのではないでしょうか。そんな中「乾燥を防ぐために洗顔料は使わないほうが良い」と考える方もいるようです。実際、乾燥肌にとって洗顔料は必要なのか？不要なのか？乾燥肌について改めて紹介すると共に洗顔の必要性、乾燥肌の方の洗顔方法について解説します。

まずは、乾燥肌について理解を深めよう

乾燥肌の洗顔が必要か不要かを考える前に、今一度乾燥肌の特徴や状態について確認しておきましょう。

乾燥肌の特徴

乾燥肌とは、肌の水分量が足りず、うるおいや柔軟性が失われている状態のことを指します。洗顔後の肌がつっぱり、肌表面のざらつき、粉をふく、メイクのノリが悪いなどと感じる方もいるでしょう。乾燥した状態が続くと、ちょっとした刺激でも肌アレなどトラブルにつながってしまいます。

乾燥肌の種類

乾燥肌は、状態に応じて以下のように分けられます。

乾燥を助長する行為

無意識の行為が、実は肌の乾燥をさらに進めてしまう場合があります。

たとえば

• 部屋が乾燥している中で乾燥対策をせずに過ごす
• 紫外線対策が不十分
• 忙しくてバランスの良い食生活や睡眠時間の確保などが十分にできていない
• 肌がざらつくため余分なものを落とそうと力任せに洗顔する

などが挙げられます。
日頃から乾燥しない生活習慣を意識することが大切です。

乾燥肌の方に洗顔料は必要？不要？

肌の乾燥が気になると、洗顔がかえって肌の乾燥を招くと思って洗顔をしない方がいるようです。そもそも洗顔はなぜおこなっているのでしょうか。

洗顔の役割

洗顔は、皮膚の古い角質やメイク、肌に付着する埃、花粉や排気ガスなど空気中の汚れなどを落とすためにおこなうものです。洗顔に使用するアイテムとしては、クレンジング剤と洗顔料の二種類あり、それぞれ用途が違います。

乾燥肌でも洗顔料は必要

乾燥肌に悩むの中には、洗顔でさらに肌が乾燥するのではと心配している方もいるかもしれません。
しかし、肌の汚れを落とし、清潔に保つためにも洗顔は必要です。洗顔後の乾燥が気になる場合は、化粧水や保湿クリームで対策を行うと良いでしょう。

また夜に洗顔をしていても、就寝中にも古い角質や埃が肌に付着します。それらを残したままにするとメイクのノリが悪くなるだけでなく、肌トラブルにつながりかねません。そのため、朝も洗顔することをおすすめします。

乾燥肌の洗顔料の選び方や洗顔方法

肌が乾燥していると洗顔後の乾燥について、ついつい心配になってしまいます。肌の乾燥につながらない洗顔方法を取り入れて実践しましょう。

クレンジング剤と洗顔料選び

乾燥肌の方は、クレンジング剤も洗顔料もできるだけ肌に刺激の少ないものがおすすめです。

クレンジングの方法は、おもに「洗い流すタイプ」と、コットンやシートなどで「拭き取るタイプ」の二種類です。クレンジング剤にはオイル、クリーム、ジェル、ローションなどのタイプがあります。乾燥肌の方は、摩擦で刺激すると肌の乾燥が進み、肌トラブルにつながりかねません。摩擦がおきやすい拭き取るタイプではなく、洗い流すタイプを使うと良いでしょう。必要な皮脂まで取り除かない、仕上がりがマイルドなジェルタイプやクリームタイプがおすすめです。

重要なのは「必要な皮脂まで落とさない」ことです。必要な皮脂まで落としてしまうとさらに肌が乾燥してつっぱってしまいます。洗浄力が強すぎず、刺激が少ないものをお選びください。

クレンジングのやり方

手が汚れていると肌に余計な刺激を与えてしまい、赤みやかゆみなどの肌トラブルにつながることがあります。クレンジングは必ず手を洗ってから行ってください。

クレンジング剤を使うときは、肌をこすらないことを意識してください。そっと優しく円を描くように肌になじませるのがコツです。洗い流すときのお湯は35度前後のぬるま湯を使いましょう。お湯が熱すぎると必要な皮脂まで落としてしまいます。毛穴の中に詰まった汚れが落ちにくくなるため、冷たい水も避けてください。

洗顔のやり方

肌を摩擦で刺激しないよう、洗顔料はしっかりと泡立てて、キメ細かい弾力ある泡を作ってください。泡立てネットや泡立て用のアイテムを使うと簡単に泡を立てられます。

出来上がった泡は、肌にそっと優しく乗せます。鼻の周りなどテカっていたり特に汚れが気になったりする部分は、クルクルと指で小さな円を描きます。そのときも、摩擦がおきないように気を付けてください。

乾燥肌の洗顔で注意すること

洗顔後は、肌の表面が乾燥しているため肌の内部の水分も蒸発しやすくなっています。洗顔後は、すぐにタオルで水分を優しく拭き取り、素早い保湿を心がけましょう。

まとめ

クレンジングや洗顔をすることで肌が乾燥してしまうため、洗顔の回数を減らしたいと思う方もいるかもしれません。しかし、肌を清潔にするためには洗顔は必要です。自分に合ったクレンジング剤や洗顔料を使って、朝晩ていねいに洗顔、そのあとは、速やかに保湿ケアをおこなって肌をすこやかに保ってください。

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