日焼け止めの効果とは?効果時間を長持ちさせる方法やおすすめの選び方を紹介!

日焼け止めの効果とは?効果時間を長持ちさせる方法やおすすめの選び方を紹介!

日差しから肌を守るには、日焼け止めの効果を最大限に引き出し、しっかり紫外線対策をすることが大切です。この記事では、効果を高める日焼け止めの選び方や使い方、日焼け止めの効果を引き出すスキンケアの方法を紹介します。

日焼け止めの効果とは

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」のいずれか、あるいは両方が配合されています。吸収剤はスポンジのように紫外線を取り込み熱に変える仕組みで、散乱剤は鏡のように光を跳ね返すことで紫外線を防ぐのが特徴です。

日焼け止めは、未開封であっても品質保持期間はおおよそ3年が目安とされており、使用期限が過ぎたものでは期待する日焼け止め効果が得られません。

  紫外線吸収剤 紫外線散乱剤
特徴
  • 日本で販売されている多くの
    日焼け止めに使用されている
  • 紫外線を吸収するスポンジを
    肌にのせているイメージ
  • SPF50など紫外線防止効果が高い
    ものに使われていることが多い
  • 肌への負担を軽減
  • 肌の上にUVカットの鏡で
    跳ね返すイメージ
  • オーガニック市場では
    紫外線散乱剤のみを使用した
    日焼け止めも数多く販売
効果
  • 紫外線を吸収し、熱エネルギー
    などに変化させて放出させ、
    肌内部に紫外線の悪影響が
    およぶのを防ぐ
  • 肌表面で受けた紫外線を
    乱反射させて肌内部へ
    侵入するのを防ぐ
メリット
  • 透明なので白浮きしない
  • 少量で紫外線防止効果が高い
  • きしみにくい
  • 簡単に落とせる
  • 低刺激、肌に優しい
  • 効果の持続時間が長い
デメリット
  • 肌の上で化学反応がおこるので、
    敏感肌の方には刺激になること
    もある
  • 白浮きしやすいものもある

日焼け止めの効果を表すSPF値とPA値とは

SPFとPAの図解イラスト

紫外線には種類があり、肌を赤く焼いたり黒くしたりする原因になるのがUVB、肌の奥まで届いてシミやシワ、ハリの低下を招くのがUVAです。日焼け止めに記載されているSPFはUVBを、PAはUVAをそれぞれ防ぐ役目があります。

SPFとは?

SPFとは「Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)」の略で、日光を浴びて肌が赤くなるまでの時間をどれだけ延ばせるかを示す指標です。数値が高いほどUVBを防ぐ効果が高く、最高は「SPF50+」と表示されます。SPF30なら、何も塗らない場合と比べて約30倍長く、日焼けによる赤みが出るまでの時間を延ばせる目安になります。

PAとは?

PAは「Protection grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)」の略で、UVAに対する防止効果を示す指標です。UVAは、肌の奥まで届いてハリやツヤを失わせる原因になる紫外線で、PA値は「+」の数で効果の高さを表します。「+」から「++++」まで4段階に分かれており、+が多いほど防御力が高いとされています。

効果が実感できる日焼け止めの選び方

日焼け止めにはそれぞれ種類や特徴があり、生活シーンに応じて使い分けることが大切です。ここでは、具体的な選び方を紹介します。

肌質・好みに合ったタイプを選ぶ

日焼け止めにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が違います。

タイプ 特徴 効果
ミルク
  • 伸びが良く肌に密着しやすい
  • 塗りやすい
  • 保湿効果が高い
  • ファンデーションとの相性が良い
高め
クリーム
  • 肌なじみが良い
  • ファンデーションとの相性が良い
  • 保湿効果が高い
  • テクスチャーが固めで伸びにくい
高め
ジェル
  • 伸びが良い
  • 軽いつけ心地でさっぱり感がある
  • 白浮きしない
  • 落ちやすい
やや高め
パウダー
  • 低刺激
  • 持ち運びしやすい
  • 専用のクレンジングが必要
  • メイクの上からの塗り直しに最適
やや高め
スプレー
  • 手を汚さず簡単につけられる
  • 屋外での塗り直しに最適
比較的弱い
シート
  • 簡単にいつどこでも塗れる
  • SPF値/PA値が低い
  • 体用として使われることが多い
比較的弱い

日焼け止めはシーンで選ぶ場面ごとのSPF・PA値の目安

SPF・PA値を選ぶ際の目安は次のとおりです。

シーン別の日焼け止めの選ひ?方 イラスト
SPF値 PA値 生活シーン
SPF10〜20 PA+〜++
  • 通勤、通学、散歩、買い物など日常生活
  • 外に出る時間が、数分から1時間程度が目安
SPF30〜40 PA++〜+++
  • 屋外での軽いスポーツ、キャンプなどの
    レジャー活動、営業の外回りなど
  • 2〜3時間程度の外出が目安だが、
    炎天下の場合は、SPF40程度が有効
SPF50〜50+ PA+++〜++++
  • 長時間日光に当たる海水浴や
    炎天下でのスポーツなど
  • 紫外線に常にさらされるような状態のときは、
    SPF50以上を選ぶ

この記事を読んでいる人におすすめの記事

日焼け止めの効果時間を長持ちさせるには

日焼け止めは一度塗れば終わりではなく、時間の経過や汗や皮脂、摩擦によって効果が落ちていきます。また、紫外線吸収剤は光を吸収するたびに分解が進み、効果が低下してしまいます。紫外線散乱剤は光劣化しにくいものの、物理的に落ちれば効果は減るため、こまめな塗り直しが必要です。

なお、去年の夏に開封した日焼け止めを使用するのは避けてください。紫外線防御の低下だけでなく、肌トラブルにもつながります。日焼け止めは開封後、何年も使用できるものではありません。一般的な日焼け止めなら未開封で3年、開封後1年ほどが使い切る目安です。オーガニックタイプやノンケミカルタイプなら開封後半年程度の使用にとどめましょう。

日焼け止めの効果を引き出す習慣

日焼け止め用麦わら帽子とサングラス

ここでは、日焼け止めの効果を引き出すために大切な習慣について紹介します。

日々の保湿を徹底する

日焼け止めを塗る前にきちんとスキンケアをすることが大切です。特に大切なのは「保湿」です。

乾燥した肌は、肌の表面がカサついているため、日焼け止めをむらなく塗るのが難しくなり、十分な効果が期待できません。

時間をかけて肌になじませる

日焼け止めの効果を最大限引き出すためには「塗る時間」も重要です。日焼け止めは、塗った瞬間はまだ肌になじんでおらず、効果が出るまでの時間は15〜30分程度と言われています。

特に紫外線吸収剤を含むタイプの日焼け止めは、しっかり肌になじませる時間が必要です。ただし、どのタイプの日焼け止めでも汗や摩擦で落ちやすいため、この時点から「こすらない」「塗りムラを作らない」よう意識することが大切です。

紫外線グッズを併用する

紫外線から肌を守るためのグッズと日焼け止めを併用することで、紫外線対策を徹底できます。

紫外線対策グッズ ポイント
サングラス
  • 外線透過率が低いものがおすすめ
    (紫外線カット率99.9%以上、紫外線透過率0.1%以下のものが効果が高い)
帽子
  • つばの広い方が首回りなどの保護にもなる
日傘
  • 裏地のコーティング加工があれば日焼け止め効果が高い
  • コーティング加工がない場合、表面が黒の傘が紫外線を吸収しやすい
ストール
  • 首回りの日焼け対策に
長袖の上着
  • 暑い時季は「速乾機能」や「UVカット」と言った素材のものが使いやすい
遮光カーテン
  • 窓からの紫外線対策に

効果的な日焼け止めを選んで、紫外線に負けない肌づくりを

日焼け止めは、日々の紫外線対策に欠かせません。使う目的や生活シーンに合わせて最適な日焼け止めを選び、紫外線から肌をしっかり守りましょう。

■ドモホルンリンクルのスキンケアアイテム

監修:再春館製薬所 
間地大輔

大学院で薬学を専攻し、2001年に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。 永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年では、漢方事業部で薬剤師として従事した後に、老化研究所所長・研究開発部門責任者を経て、2022年より製造管理者。

※コンテンツ内で扱っている商品情報は一部古い情報を含んでいる場合があります。

ドモホルンリンクル
お試しセット

ドモホルンリンクル基本4点を
3日分試せる無料のセット

無料お試しセットお申込み