何を塗っても顔が乾燥する。乾燥肌の原因とおすすめのスキンケア対策

何を塗っても顔が乾燥する。乾燥肌の原因とおすすめのスキンケア対策

「肌がつっぱるような気がする」「肌のパサつきが気になる」など、顔の乾燥に悩む方は少なくありません。また、乾燥対策をしているのに「何を塗っても顔が乾燥する」と困る方も多いようです。特に、空気が乾燥する秋冬は、どことなく肌の調子も下降しがち。そこで、乾燥の原因を知り、日々の習慣やスキンケアを見直して、肌本来の輝きを取り戻しましょう。

この記事では、乾燥肌の概要とよくある悩みをご紹介するとともに、乾燥肌の原因や対策、効果的なスキンケア方法についてもお伝えしていきます。

乾燥肌とは

顔の乾燥 説明イラスト

乾燥肌とは「肌の水分と皮脂が不足してうるおいがなくなっている状態」のことです。

本来、肌は「皮脂膜」に護られています。この皮脂膜は、皮脂と水分からつくられる天然の保湿クリームのようなもので、外的刺激から肌を護るバリアの役目を担っています。

しかし、何かしらの要因によって皮脂膜や肌内部のうるおい成分(セラミドなど)の産生が滞ってしまうと、肌の水分を維持できなくなり、乾燥肌になってしまうのです。

肌と水分の関係性

人間の体は、大人の場合、体重の約65%を水分が占めており、65%のうち約15%は肌に蓄えられていると言われています。

肌は一番外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっていて、それぞれの層に十分な水分量が蓄えられていることで、良好な肌の状態を保てます。
つまり、十分な水分量を保っている場合は、肌にツヤとハリがあり、キメも整っている状態になるのです。

肌の水分量が不足すると、肌が乾燥し、カサつきやキメの乱れ、乾燥による小ジワなどが現れます。そのまま肌の乾燥を放っておくと、肌の水分量が不足し肌のバリア機能が低下してさまざまな外部刺激を受けやすくなり、肌荒れや吹き出物などさまざまな肌トラブルがおきやすくなるのです。

肌のバリア機能は表皮・真皮・皮下組織の3つの層に別れていますが、その一つの表皮にある「角質層」がバリア機能を担っていると言われています。

しかし、肌にもともとある保湿成分「皮脂膜・角質細胞間脂質・NMF」が外部からの刺激でうるおいが保てなくなり、バリア機能が低下して、肌の乾燥につながってしまうのです。

そのため、肌に十分な水分量を保つことは非常に大切です。

乾燥肌とかゆみの関係性

人の肌は、紫外線やマスク摩擦、アレルゲンや異物による外的刺激を受け続けています。肌のバリア機能は、そういった多様な外的刺激から肌を保護する役割を担っているのです。

しかし、乾燥肌が続くと肌のバリア機能が低下して、刺激を感知する神経が肌表面にまで伸びることもあり、多様なアレルゲンや外部からの刺激を受けやすくなります。そうなると、ちょっとした刺激でもかゆみの症状となって現れやすくなるのです。

肌のバリア機能は、紫外線や肌のターンオーバーの乱れ、間違ったスキンケア、入浴、肌を冷やすことなど、一見、かゆみには関係ないと思われがちな理由でも低下することがあります。肌のバリア機能を低下させないために必要なことは、やはり肌を乾燥させないことが大切です。

  • クレンジング剤や洗顔料は肌に優しいタイプを選ぶ
  • 化粧水のみではなく、美容液や乳液など油分を与える
  • 自分の肌に合った、正しい保湿を心がける
  • 日焼け止めや日傘などの紫外線対策をする

日頃のスキンケアや日常生活で、乾燥につながらない習慣を心がけましょう。

乾燥肌の方のよくある悩み

乾燥肌と一概に言っても、人によって症状や悩みはさまざまです。乾燥肌の方が抱えている悩みの例をまとめました。

  • 寝る前にしっかり保湿しても、朝、肌がカサカサしている
  • 妊娠中に肌の乾燥が顕著になり、目の周りを中心にシワが目立つようになった
  • 化粧品で炎症をおこすことがある
  • 妊娠、出産を機に肌質が変わり、乾燥とハリの低下を感じるようになった
  • 乾燥や毛穴の開き、シミなど肌トラブルが増えた
  • 年齢を感じやすい肌になった
  • マスクをつけ始めてから乾燥がひどくなった
  • 夜勤など不規則な生活習慣により乾燥や肌荒れが目立つようになった
  • 朝、しっかり保湿しているのに、昼前には肌がカサカサして乾燥する
  • さらに、夕方になると乾燥がひどくなり粉を吹くことがある
  • 入浴後、何を塗っても寝る前には顔が乾燥している
  • しっかり保湿しているはずなのに顔がヒリヒリする

肌が乾燥しないようしっかり保湿をおこなっているにもかかわらず、何を塗っても顔の乾燥状態が改善されないケースも多くみられます。

肌の調子が悪いと、モチベーションも下がってしまいがちです。乾燥肌の原因を知り、それに合った対策やスキンケアをおこなうことで、乾燥から肌を護りましょう。

何を塗っても顔が乾燥する原因

顔が乾燥状態になる原因はいくつかあります。なかには、化粧水やクリームなど何を塗っても顔の乾燥が防げない方もいるでしょう。そんなときはまず、顔が乾燥する原因を知ることが大切です。顔が乾燥するおもな要因は以下の5つです。

\ 要因1 /間違った洗顔・スキンケア

間違ったクレンジングや洗顔とは、おもに「洗いすぎ」と「擦りすぎ」の2点が挙げられます。何を塗っても顔が乾燥する方は、基礎化粧品と合わせてスキンケア方法を見直してみると良いでしょう。

クレンジングや洗顔で長時間洗いすぎたり、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使ったりすることで、肌に必要な皮脂を洗い流してしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

また、洗顔のときに、ゴシゴシと顔を擦りすぎると、摩擦で角質層を傷つけてしまい、肌のうるおいがなくなり、バリア機能を低下させてしまいます。

このほかにも、スクラブの入った洗顔料が知らず知らずのうちに肌を傷めていることもあるので、注意が必要です。

洗顔後のスキンケアでは「水分の補給」がカギを握ります。肌のうるおいを保つために油分が必要ではないかと考え、油分の多い乳液やクリームだけのスキンケアだけで保湿してしまうと水分の浸透を妨げてしまい、肌をうるおわせることが困難になります。肌内部の水分を保ち、また外部からの水分補給をスムーズにおこなうためにも、現在のスキンケア方法が間違っていないか見直して、正しい手順でスキンケアをおこないましょう。

\ 要因2 /湿度不足

寒くなると外気の湿度が下がります。夏場の冷房や冬場の暖房・ストーブは室内の湿度を大きく低下させる要因です。一般的に湿度が60%を下回ると、肌の水分が外気に奪われて乾燥しやすくなるでしょう。また、湿度が60%を下回らなくても、「水分が蒸発しやすい肌質」の方もいます。朝しっかり保湿したからと安心せず、こまめに保湿をおこない、乾燥を防ぐことが大切です。

\ 要因3 /紫外線による光老化

紫外線を長時間浴びることで、肌表面だけでなく真皮の深い部分までダメージを受け、将来的なシワ、たるみのリスクが高まり、光老化が加速することが分かってきました。また、紫外線を浴びることでおこる酸化も、肌の奥でコラーゲンなどを変性させ、未来のシワ、たるみの原因になってしまいます。さらに、紫外線ダメージが蓄積すると肌のターンオーバーが早まり、肌の表面には十分に成長していない未熟な細胞が上がってくるでしょう。そのため、肌表面はうるおい不足となりバリア機能が正常に働かず、肌の乾燥を招いてしまうのです。

\ 要因4 /加齢老化

年齢を重ねると、皮膚のうるおいを保つコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸など、肌のみずみずしさを保つ成分がつくられにくくなるため、乾燥肌になりやすいのです。また、皮脂の分泌にはホルモンバランスも関係していますが、加齢に伴い性ホルモン量が低下することで、皮脂量が減少し乾燥につながってしまうでしょう。このほか、加齢により女性ホルモンが減少することも乾燥肌の原因だと言われています。女性ホルモンの一種「プロゲステロン」は、肌のうるおい保持をサポートする役割を果たしているため、減少すると肌が乾燥しやすくなると考えられているのです。

\ 要因5 /生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れることで、肌のうるおい不足を招きます。食生活の乱れや疲労、睡眠不足、ストレスも、肌へのダメージを蓄積させる要因となるでしょう。食生活が乱れると、体内に必要な栄養素が摂取できなくなり、栄養不足によってターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能が低くなってしまいます。また、疲労などで睡眠不足になると体内のホルモンバランスが崩れてしまうことが。そのほかにも、便秘や生理前後の体調不良時にはターンオーバーの乱れなどがおこり、肌のうるおいを保てなくなりがちです。

また、喫煙も肌にとって負担になることがあります。体内に入ったタバコの煙は、活性酸素に変化します。細胞の酸化を促す活性酸素は、肌の大敵です。肌に負担をかけないよう、できるだけ禁煙や節煙を心がけるようにしましょう。

「普段どのように過ごしているか」が肌に大きな影響を与えると意識し、日常生活の中でできることから改善していきましょう。

顔の乾燥を改善する6つの対策をご紹介

化粧水 水面画像

顔の乾燥を防ぐために、正しい対策とスキンケアを知って実践しましょう。

これらの対策を、ぜひ日々の習慣に取り入れてみましょう。

\ 対策1 /正しい洗顔とスキンケア方法

洗顔では、肌に必要な皮脂や角質を洗い流さないよう意識しましょう。

洗顔料は、きめ細やかになるまで泡立て、擦らず優しく肌を洗います。洗浄力が強すぎない「弱酸性」の洗顔料を使うと、洗顔後のつっぱり感がやわらぐでしょう。最近では、洗顔でもシワに対する効能表現である「※効能評価試験済み」と表記された商品も見られるようになりました。洗顔で使用する水は冷たすぎても熱すぎても肌には良くないので、35度前後のぬるま湯で洗ってください。

洗顔後は、保湿を意識したスキンケアが重要です。洗顔後に化粧水や美容液で肌に水分を行き渡らせたら、水分・保湿成分が逃げないように乳液またはクリームでフタをしましょう。スキンケアで使用する化粧水や美容液は、乳液またはクリームの保湿成分を浸透させる役割もあるので、いきなり油分を補給するのではなく忘れず使用することを心がけることが大切です。

保湿を意識した正しいスキンケアを習慣にして、理想的な水分量を保てる肌を目指しましょう。

\ 対策2 /水分補給

むくみを気にして水分補給を控える方もいますが、体内の水の巡りが滞り、老廃物が排出できなくなり、かえって手足がむくみやすくなるでしょう。日頃からこまめな水分補給が重要です。

合わせて、軽い運動や入浴をおこなえば水分の代謝が良くなるので、より効率的にうるおいのある健やかな肌に近づけます。

\ 対策3 /室内の湿度調整

夏場は冷房、秋冬は外気や暖房による湿度の低下に注意しましょう。湿度の低下で肌の水分が奪われやすくなります。冷房や暖房の風が直接顔にあたらないようにしたり、加湿器をつけたり、濡れたタオルや洗濯物を部屋に干したりと、環境に応じて湿度を上げる工夫を取り入れることが大切です。このほか、洗面器や湯船にお湯をはり、浴室の扉を開けておくのも乾燥対策に効果的です。

\ 対策4 /紫外線対策

紫外線を浴びると、肌は乾燥状態になります。シワやシミなどのあらゆるトラブルを招く原因にもなるため、外出時は日焼け止めを塗ったり、帽子を被ったり、日傘をさしたりして、紫外線対策を十分におこないましょう。

紫外線は、季節や天気に関係なく地上に降り注ぎます。日差しの強い夏場や晴れの日はもちろん、日差しが穏やかな冬場、曇りや雨の日も紫外線対策を怠らないようにしましょう。また、室内にいるときも窓から紫外線を浴びています。外出時だけでなく日常から常に紫外線対策を忘れないことが大切です。

\ 対策5 /蒸しタオルによる冷えた体の解消方法

体が冷えると、血行不良になったり自律神経が乱れたりと思わぬ不調を招くおそれがあります。冷えは、「万病のもと」とも言われています。体が冷えることで肌の調子に影響をきたすこともあるので、体を冷やさないように心がけて体の巡りを整えましょう。

寒い季節、冷えた体が気になる方は、入浴はもちろん、蒸しタオルでの解消方法がおすすめです。

  1. タオルを濡らしてしぼり、折りたたみラップで包む
  2. 電子レンジで1分ほど加熱し、蒸しタオルをつくる
  3. ほどよく温かくなった蒸しタオルを首や背中にあてる

血流の改善や自律神経の正常化を促せるほか、体が温まるのでリラックス効果も期待できます。睡眠改善にも役立つので、ぜひ試してみてください。
なお、皮膚が温かく保たれていると化粧品の浸透率が良くなると言われているので、スキンケア前にも蒸しタオルを使うのも有効です。直接肌に触れる「手」も温めておくと、化粧品が肌になじみやすくなるでしょう。手のひらを頬にあてて「冷たい」と感じたときには、手を温めてからスキンケアすることをおすすめします。

\ 対策6 /生活習慣の見直し

喫煙や乱れた食生活、睡眠不足などの生活習慣を見直し、肌に優しい生活環境を整えましょう。

食事は規則正しく、そして栄養をバランス良く摂取することが大切です。特に、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類の栄養素を積極的に摂りましょう。なお、必要な栄養素は、同じ食材ばかりから摂取するのではなく、色々な食べ物からバランスよく摂るように心がけてください。また、食事はできるだけ「1日3回」欠かさず食べるよう心がけましょう。塩分・脂質・糖分が多い食べ物は控え、暴飲暴食をしないことも大切です。最近では、体の中にあるリズムを考え、どんな食材をどの食事の時間に食べたら良いのかの研究も見られてきました。好き嫌いをせず、「1日3食」きちんと食べる習慣を身につけましょう。

肌のために睡眠時間も意識しましょう。日本の女性は、世界各国に比べて睡眠時間が短いと言われています。睡眠は毎日の疲れを癒すだけではなく、肌のターンオーバーを整えるためにも欠かせないものです。夜更かしをすれば眠っている間に疲労の回復ができず、疲れを翌日まで持ち越すことになるでしょう。それが習慣化すると、健康面はもちろん肌にとっても新しい細胞が生まれにくくなるといった、好ましくない事態を招きます。乾燥肌を改善するためにも、睡眠の質を意識して十分な睡眠を取りましょう。

このほか、ストレスも肌に大きく影響を与えます。適度な運動や簡単なストレッチ、入浴、アロマなどはストレスの軽減に効果的と言われているため、日々の生活に積極的に取り入れて、ストレスを発散させましょう。

自分なりのストレス解消方法を見つけ実践することも大切です。

また、タバコやお酒などの嗜好品は、肌の乾燥を招く要因になることもあります。いきなり辞めるのは難しいかもしれませんので、まずは、禁煙や節煙に取り組んだり摂取量を見直したりと、無理のない範囲から改善していきましょう。

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顔の乾燥を招くNG行動

乾燥肌は加齢や空気の乾燥のように、避けられない原因があります。

一方で、間違ったスキンケアや、生活習慣を送ることで乾燥肌が進み、何を塗っても顔の乾燥した状態が続いてしまうことがあります。間違った対策や行動を知って、日常の生活の中で避けるようにしましょう。

おもなNG行動としては

  • 紫外線を長時間浴びる
  • 食生活の乱れ
  • 過度の飲酒
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 喫煙

などが挙げられます。

これらの乾燥肌を引きおこす原因になってしまうNG行動を避けながら、乾燥肌対策を上手く取り入れましょう。

紫外線を長時間浴びる

紫外線を長時間浴びることは、シミやシワ、ソバカス、たるみなどさまざまな肌の老化原因につながります。

肌の老化原因になる紫外線はおもに、"UVA"と"UVB"の2種類です。UVAは、紫外線の約9割を占めており、シミやシワの元をつくると言われています。

雲やガラスを通す紫外線なので、肌の奥の真皮層まで到達し、肌のうるおいを護るコラーゲンやエラスチンなどの組織が壊され、弾力やハリがなくなり、シミやシワができてしまうのです。

UVBは、紫外線の約1割しか占めていませんが、細胞を壊し、火傷のように肌を赤くさせてしまいます。

肌を構成する黒色の色素、いわゆるメラニン色素が沈着して、シミやソバカス、皮膚がんを引きおこすと言われているので、日々の紫外線対策を忘れずおこないましょう。

食生活の乱れ

食生活の乱れは、乾燥肌を引きおこす大きな要因の一つです。

食生活が乱れると、肌のターンオーバーを乱すことになり、肌のうるおいがなくなってしまうと言われています。

また、ファストフードの食べすぎも乾燥肌につながりやすいでしょう。ファストフードは、タンパク質は多いものの、肌に必要な栄養素であるビタミンやミネラルが少ないことからターンオーバーの遅れにつながり、乾燥肌を招く可能性があるのです。

食生活が乱れてから乾燥肌になった方は、栄養バランスが崩れている可能性があります。今一度、ご自身の食生活を見直してみましょう。

過度の飲酒

お酒のおもな成分であるアルコールは肝臓にダメージを与える物質と言われる肝毒性物質です。

アルコールは、体内に入ると"アセトアルデヒド"という成分になります。

アセトアルデヒドとは、悪酔いや頭痛、動悸の原因を引きおこす成分で、アセトアルデヒドを分解するのに大量の水分を消費してしまうのです。

また、利尿を抑えてくれるホルモン"バソプレシン"が低下することで利尿作用も引きおこしてしまいます。

このことから、お酒を飲むことで、利尿を抑える機能が低下し、体内の水分が必要以上に尿として排出され、脱水状態になってしまい、肌の乾燥につながってしまいます。

睡眠不足

睡眠時には、疲労回復や体の修復に必要とされる成長ホルモンが分泌されます。肌のターンオーバーが遅れるのは、成長ホルモンが分泌されにくくなるのが原因だと言われており、成長ホルモンが分泌されにくくなると、細胞分裂やタンパク質の合成などがされなくなり、乾燥肌になってしまいます。

ストレス

ストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。過剰に分泌されると、肌にうるおいを与える「セラミド」が分解されてしまい、肌のバリア機能が低下してしまうのです。

さらに、ストレスを感じ続けると、興奮や緊張時に働く交感神経が優位になり、血管の収縮がおきてしまいます。血管が収縮すると、細胞に栄養が上手く運ばれず、肌の乾燥がおこりやすくなってしまいます。

喫煙

タバコには4,000種類以上の有害物質が含まれています。
中でも三大有害物質の一つ「ニコチン」という成分をよく耳にするでしょう。

ニコチンは健康被害や美容への悪影響を及ぼします。

ニコチンは血管を収縮させたり、一酸化炭素を発生させたりする作用があり、血管の流れが悪くなることから、肌へ栄養が行き届かなくなり、肌の乾燥が進んで皮膚に細かいシワができてしまうのです。

肌の良い状態を保つために必要とされるビタミンCは、タバコを2本吸うだけで、1日分のビタミンCの必要量が失われると言われています。

タバコを吸うと、ビタミンCが破壊されるので、くすみの原因にもなるのです。

顔の乾燥を防ぐシーズンごとのスキンケア方法

顔 乾燥に影響する四季

顔の乾燥は、一年を通してどの時季にもおこるものです。それぞれの季節の特性に応じたスキンケアで顔の乾燥を防ぎましょう。

春のスキンケア

保湿とUVケアが大切

【保湿ケア】

春は、冬と同じように空気が乾燥しやすい季節です。春の空気は、比較的乾燥しており水分をほとんど含んでいません。また、冬の間に蓄積したダメージに湿度の低さや紫外線などが組み合わさることで、さらに肌の乾燥が進んでしまいます。乾燥に気を配っていた冬が終わったからと安心するのではなく、適切な保湿ケアをすることが大切です。

【季節のアイテム】

化粧水、乳液、保湿美容液、クリーム、フェイスマスクなど

【UVケア】

紫外線の種類の一つで、肌の奥にまで到達するUVAは、春先の3月から増え始め、8月ころまで量は変わりません。夏に向けてていねいなUVケア対策が大切です。

【季節のアイテム】

日焼け止め、日傘、帽子、長袖シャツなど

夏のスキンケア

UVケアと洗顔が大切

【UVケア】

紫外線であるUVAとUVBの量が一番多い季節です。
シミやソバカス、シワ、たるみの原因になるので、しっかりとしたUV対策が大切です。夏は汗をかくことが多いですが、顔の汗は肌表面の水分を奪ってしまいます。こまめに汗を拭くなどして、顔表面から水分が奪われないように心がけましょう。

【季節のアイテム】

日焼け止め、日傘、帽子、長袖シャツなど

【洗顔】

気温と湿度が上昇し、汗をかきます。さらに、皮脂分泌も多くなるので、べたつきや化粧崩れがおこり、肌が汚れやすくなります。
正しい洗顔で、肌を清潔に保つことも大切です。

【季節のアイテム】

クレンジング、洗顔ソープなど

秋のスキンケア

シミと角質ケアが大切

【シミケア】

紫外線の量は夏よりは減少しますが、夏の紫外線の影響で、肌がダメージを受けています。

肌内部に過剰なメラニンが蓄積され、シミができやすくなるので、適切なシミケアをすることが大切です。

【季節のアイテム】

日焼け止め、美容液、薬用クリームなど

【角質ケア】

紫外線を浴びると、肌の角質層にメラニンが溜まります。ターンオーバーの乱れをおこしている肌は、上手くメラニンが排出されないため、肌の乾燥やシミ、ソバカスなどにつながります。正しい角質ケアをすることが大切です。

【季節のアイテム】

洗顔ソープなど

冬のスキンケア

保湿ケアが大切

【保湿】

気温と温度が低下することにより、肌の表面から乾燥し始めます。また、汗をかかなくなったり、代謝が悪くなったりすることでさらに乾燥しやすくなるので、ていねいな保湿ケアが大切です。

【季節のアイテム】

化粧水、乳液、保湿美容液、クリーム、オイル、フェイスマスクなど

外気や室内が乾燥しがちな秋冬だけでなく、夏場でもエアコンによる風や、紫外線の影響をうけて肌は乾燥してしまいます。

乾燥肌は、季節に伴ったケアをすることはもちろん、生活習慣を見直すことで改善できる可能性があるでしょう。しかし、それでも乾燥状態が改善しない場合は、十分な保湿ができていないと考えられます。日頃の保湿対策を見直してみましょう。

保湿に有効なおもな成分と役割は以下の通りです。

  • コラーゲン(肌に弾力を与える)
  • セラミド(水分を抱え込んで逃さないよう保持)
  • ヒアルロン酸(水分を蓄える)
  • エラスチン(肌のハリを保つ)

これらの保湿成分を十分に補ってやることで、乾燥しにくい肌に整えていきましょう。

ケアに遅すぎることはありません。

重要なことは、乾燥肌と向き合いどれだけ効果的な対策が取れるかどうかです。

年齢に見合った美しさを保つためにも日々のケアを念入りにおこない、乾燥肌に負けない肌づくりをしましょう。

一年を通しておこないたい乾燥肌対策

乾燥肌を引きおこさないために、一年を通しておこないたい乾燥肌対策があります。また、逆に肌のために避けたほうが良いこともあります。やるべきことや避けたほうが良いことをしっかりと理解しておきましょう。

<一年を通しておこないたい乾燥肌対策>

  • 入浴をおこない、体を冷やさない
  • 質の良い睡眠を取ること
  • 適切な栄養バランスで食事をとる
  • 紫外線対策をしっかりする

<避けたほうが良いこと>

  • 過度のアルコール摂取
  • ファストフードや甘いものなどを食べすぎる
  • 洗顔やクレンジング、入浴後に保湿ケアをすぐせず、肌を放置すること

以上を念頭におき、肌体力を日頃から整えておくことが大切です。

肌に欠かせないのが、うるおいやハリのもと、コラーゲンです。

年齢を重ねた肌は、みずからきれいになろうとする力、自己回復力が衰えています。
細胞は元気がなくなると、肌のダメージに拍車がかかるのです。さらに乾燥や紫外線が追いうちをかけて、肌に含まれるコラーゲンの量や質が落ちてしまいます。
特に皮膚の薄い目もと・口もとに乾燥のお悩みが現れがちに。
乾燥肌による悩みを深めないためには、肌がコラーゲンを毎日つくりだし、うるおいとハリで満たされることが大切なのです。

コラーゲン力を届けるためうるおわせる。ドモホルンリンクルの「保湿液」

肌のハリはもちろん、水分を抱え込む保湿力のある「コラーゲン」は乾燥対策に重要な成分です。

ドモホルンリンクルの「保湿液」は、コラーゲンの中でも肌に長くとどまる鱧コラーゲンを配合しています。
肌がうるおいで満ちていると、コラーゲン力が届きます。
※配合目的:保湿・肌にハリを与える

ドモホルンリンクル 保湿液

保湿液の商品詳細はこちら

コラーゲン力が勢いづける。ドモホルンリンクルの「美活肌エキス」

「美活肌エキス」にもコラーゲン力に欠かせない働きがあります。
肌の角層深くに働きかけてハリを与えるオウバクエキスを配合。
肌をいきいきさせて、巡りを後押ししてくれます。
※配合目的:保湿・肌にハリを与える
販売名:ドモホルンリンクル 薬用美容液b

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コラーゲン力がハリを引き出す。ドモホルンリンクルの「クリーム20」

「クリーム20」は、肌のハリをとことん引き出すために磨き続けてきた1本です。しぼみがちな肌を健やかに育み、弾ませ、力づけ、護るために。
たどり着いたのは、"百草の王"と呼ばれる高麗人参の最高峰。その力を余すところなく発揮し、再春館製薬所だけのコラーゲンケアを支えています。
※配合目的:保湿・肌にハリを与える
販売名:ドモホルンリンクル 薬用クリームb

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与えたコラーゲン力を護る。ドモホルンリンクルの「保護乳液」

せっかく与えたコラーゲン力も、外からのダメージや刺激を受けてしまっては台無しに。
「保護乳液」は、スキンケアで与えた成分をうるおいのベールで最後に閉じ込め、さらに乾燥などの外部ダメージからも肌を護ります。
※配合目的:保湿・肌にハリを与える

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