マスク肌荒れに注意!繰り返す肌荒れの原因と予防・改善方法を解説

マスク肌荒れに注意!繰り返す肌荒れの原因と予防・改善方法を解説

コロナ禍によりあたりまえになったマスク生活において、深刻化しているのがマスクによる肌トラブルです。「マスク荒れ」とも言われ、痒くなったり、赤みが出たり、ニキビ・吹き出物ができたりとあらゆる肌トラブルが報告されており、これらの対策に頭を抱える方も少なくありません。

令和5年3月13日より、コロナの影響によるマスク着用は個人の判断となりました。しかし医療機関や高齢者施設訪問時や、混雑した場所に行く際は引き続きマスク着用が推奨されているため、マスクをすることを前提とした肌荒れ対策をすることが大切です。

この記事では、マスクによる肌荒れの原因と、肌トラブルの予防・改善方法についてご紹介します。マスクの着用が原因となる肌荒れにお悩みの方は、ぜひご参考にしてくださいね。

なぜ、マスクをすると肌荒れなどのトラブルが増えるのか

マスク4種類

マスクをするとなぜ肌トラブルが増えるのでしょうか。
マスク肌荒れの原因について解説します。

摩擦による肌への刺激

マスク着用時、マスクのずれを直すときや会話することで口が動くとき、マスクと肌に摩擦がおきます。その摩擦によって肌表面を覆う角質が少しずつ削られるのです。その刺激が肌のバリア機能を低下させ、肌が荒れやすくなります。こうして弱った肌に、さらにマスクの摩擦刺激が加わることで、より肌は敏感になり、肌トラブルを繰り返してしまうのです。

マスクの素材などによる刺激

マスクに使用されている素材が、肌への刺激になるケースもあります。

たとえば、不織布マスクは感染予防などに効果的ですが、素材の肌触りがごわごわしているため摩擦による刺激が強く肌に負担をかけてしまいます。

また、繰り返し使用できることから人気の高い布マスクは洗濯時に繊維に洗剤成分が残ることがあり、それが肌への刺激になることもあるのです。

このように、マスクの素材や特徴によって引きおこされるマスク肌荒れもあるため注意が必要です。

蒸れによる菌の繁殖

マスクの内側は吐く息がこもり高温多湿になります。蒸れにより菌が繁殖しやすい状態になってしまうため、ニキビを引きおこすアクネ菌や雑菌の繁殖も活発化します。それにより、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまうのです。また、マスクの内側では、汗や皮脂の過剰な分泌も引きおこすことで、かゆみを感じることもあります。

肌の乾燥

マスク内部は吐く息によって湿っているため、肌がうるおっていると感じる方が多いでしょう。それなのにマスクを外したとき、肌にかさつきを感じることがあります。マスク内部は高温多湿になっていますが、マスクを外した瞬間に内部の水分は一気に蒸発し、それと同時に肌の水分まで奪ってしまうのです。マスク内と外の温度差が激しいときは乾燥がより進みやすくなります。肌は乾燥し、乾燥によるバリア機能の低下から肌トラブルにつながってしまうのです。

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マスクによる肌荒れを予防する方法

肌のキメを整えるためにできること

ここからは、マスク肌荒れを防ぐ方法をご紹介します。ご紹介する「肌荒れしない方法」はすぐにできることばかりなので、ぜひ試してみてください。

1.肌にやさしい素材のマスクを選ぶ

まずは硬い素材、ごわごわした素材、チクチクする素材は避け、肌にやさしくて通気性の良い素材のマスクを選びましょう。たとえば、綿やシルクなどの天然素材でできたマスクは、肌への刺激を軽減できます。肌あたりがソフトなので、肌のバリア機能が低下している方も安心して使用できるでしょう。

ウイルスや菌、花粉などをガードするためにどうしても不織布マスクを使いたい方は、マスクと肌の間にガーゼやコットンなどを挟みましょう。ひと手間かかりますが、刺激を和らげられます。ただし、サイズが小さいとズレてしまい、それが肌への刺激になってしまうため、マスクと同じ大きさにカットして使用することをおすすめします。

感染拡大を防ぐうえでは不織布マスクのほうが効果が期待できますが、肌のことを考えると肌への刺激が少ない綿ガーゼやシルクといった天然素材の柔らかい素材を使いたいところです。不織布マスクを使う場合、肌荒れが気になる方は、同じ不織布でも柔らかな素材のものを選びましょう。不織布と布系のマスクには、それぞれメリットとデメリットがありますが、場面によって使い分けたり、肌と擦れる部分を減らしたりしながら工夫しながら使い分けましょう。また、布マスクを洗濯するときの洗剤もできるだけ肌の刺激が少ないものを選び、しっかりすすぐことも忘れないでください。

肌荒れしにくいマスク素材のおもな物は以下のとおりです。

【シルク(絹)】

シルクは、カイコの繭から作った繊維で、人間の皮膚と同じタンパク質から構成されています。人の肌に近い成分であることから、肌当たりが良く、保湿に優れているので肌乾燥を防ぐ効果が期待できるのです。また湿気を適度にとり快適な肌環境を作ってくれます。不織布マスクの肌荒れで悩んでいる方にも安心できる素材です。

【コットン(綿)】

コットンは、吸水性や吸湿性に優れており、柔らかく、摩擦が少なくサラッとした肌触りで、冬は暖かく夏は涼しい素材でもあります。敏感肌の方にオススメなのが、オーガニックコットンを使ったマスクです。オーガニックコットンは、農薬や化学肥料の厳格基準を護って育てている素材を使っているので、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。

【ウレタン】

ウレタンは、プラスチック素材の一種で、高伸縮性で耐摩耗性に優れた化学繊維です。弾力性があるため、顔へのフィット感が良くなっています。また、通気性が良いので、マスクの中が蒸れにくくなっていることや、軽くて乾きやすいのも魅力です。

2.自分に合ったサイズ・形状のマスクを選ぶ

自分に合ったサイズ・形状のマスクを選ぶことも大切です。

たとえば、マスクが大きいと隙間ができるため、そこに摩擦が生じて肌に負担をかけるほか、隙間から水分が蒸発して乾燥を招くこともあります。

一方、マスクが小さいと皮膚にマスクが触れすぎたり圧迫されたりするため、マスク肌荒れなどのトラブルを引きおこしやすくなるのです。

肌に負担をかけないためにも、自分の顔の大きさに合ったサイズ・形状のマスクを選ぶことが大切です。自分に適したマスクのサイズを知りたい方は、以下をご参考にしてください。

マスクサイズの計測方法

  • 1.親指と人差し指でL字を作る
  • こめかみの下、耳のつけ根部分に親指をあて、鼻根(びこん:眉間の下)の1cm下に人差し指の先をあてる
  • 3.親指と人差し指の先を結んで直線距離を計測し、下記の表にあてはめる
直線距離 おすすめのマスク
9cm~11cm 子ども用マスク
10.5cm~12.5cm 小さめのマスク
12cm~14.5cm 普通サイズのマスク
14cm以上 大きめのマスク

3.マスク着用中、摩擦の刺激を与えない

マスクを付けているときに、付けたり外したりを繰り返したりマスクやその周辺の肌を頻繁に触ったりすることで、その都度摩擦が生じます。マスクを付けている間は、無意識に触さらわないように心がけましょう。

4.マスクは毎日交換する

同じマスクを何日も連続して使用していませんか?

1日つけたマスクはお世辞にも清潔とは言えません。むしろ、内側は唾液などによって菌が繁殖しており、外側もウイルスや花粉などが付着している可能性が高いといえます。使用済みマスクを何度もつけると衛生面の不安が生じ、肌へもマイナスの影響を与えてしまうため、最低でもマスクは毎日交換してください。マスクが汗で湿った場合は、雑菌の繁殖から肌を護るためにも新しいものに交換することをおすすめします。いつでも交換できるよう、カバンの中にはマスクを数枚入れておきましょう。

5.着用前にフェイスパウダーを塗布する

マスク着用時の悩みの一つとして、マスクにファンデーションが付いてしまうことからの化粧崩れがあります。ファンデーションがマスクにつくのを防止するために、最後にフェイスパウダーをつけるとファンデーションが落ちにくくなるのです。さらに、肌のバリア機能が保たれ、外的刺激から肌を護りやすくもなります。マスクとの擦れによる化粧崩れがおこりにくくなるほか、摩擦によって肌が荒れることも防げます。

6.こまめに汗を拭く

マスク 肌荒れ対予防に顔の汗を拭きとる女性

マスク内部は高温多湿で菌が繁殖しやすい状態です。汗とともに皮脂が分泌されると、それがアクネ菌のエサになり、ニキビなどの肌トラブルを引きおこしやすくなります。軽く押さえるようにして汗を拭き取り、皮脂分泌を抑制しましょう。

7.クレンジング&洗顔はやさしくていねいに行う

1日マスクで覆われた肌はお疲れ気味です。刺激に弱くなっているため、クレンジングや洗顔はやさしくていねいにおこないましょう。ただし、汚れやメイクをしっかりオフして皮膚を清潔に保つことが大切なので、洗顔料を使わないのはNGです。肌への刺激が少なく、保湿力の高いクレンジング剤・洗顔料を選び、毎日ていねいにケアをしてください。

なお、洗顔は35度前後のぬるま湯でおこなうと、肌に必要な皮脂を残せます。

また洗顔後は、肌の表面に付いた水分が必要以上に蒸発するので、すぐに水分をそっと拭き取ったうえで素早い保湿ケアをすることが重要です。

8.保湿中心のスキンケアを行う

マスクをつけた肌は敏感になっており、かつ乾燥しやすくなっています。肌のバリア機能を素早く回復させるためにも、保湿を中心にしたスキンケアを徹底しましょう。

化粧水でしっかりと水分を補給し、乳液やクリームで肌にフタをします。そうすることで水分の蒸発を防げるため、肌に必要な水分量を保持することが可能です。

コロナ禍で、マスクを着用するようになって「マスクで肌が隠れるから」と、日焼け止めなどを十分に塗っていない方もいるようです。しかし、たとえマスクを着用していても紫外線の影響は受けてしまい、肌のバリア機能が低下してトラブルにつながってしまいます。日中の日焼け止め、帰宅してからの洗顔、保湿ケアは毎日きちんとおこないましょう。

なお、日頃からきちんとお手入れしているのに肌荒れがおこっていると悩んでいる方は、日頃のスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか。もしかしたら、普段のスキンケアが肌にとって不十分なのかもしれません。気になる方は保湿効果の高いものを追加するなどお手入れを見直してみてはいかがでしょうか?

また、マスクの摩擦が気になる方は、肌と擦れる部分にはあらかじめ白色ワセリンを塗っておくと肌の保護になります。白色ワセリンが肌の表面に膜を張り、擦れによる刺激を軽減できる可能性があるのです。白色ワセリンは赤ちゃんでも使える精製度の高いワセリンですから、デリケートな肌にも使えます。

9.日焼け止めの刺激を避ける

マスクをしていても紫外線の影響を受けてしまうため、日焼け止めは重要です。しかし、すでにマスク肌荒れがおきている方や、摩擦などによって肌が敏感になっている方、赤みなどが出ている方は日焼け止めの刺激に肌が耐えられない可能性があります。マスクで隠れる部分のみ使用を避けるか、どうしても使用する場合は低刺激の日焼け止めに変更しましょう。

とはいえ、紫外線ダメージもバリア機能を低下させる要因ですし、マスクで紫外線の影響を完全に防ぐことは困難ですから日焼け止めを使わないことに抵抗があるかもしれません。その場合は、つばの広い帽子をかぶったり、日傘をさしたりして、日焼け止め以外の方法でUV対策をしましょう。

10.規則正しい生活習慣で体の内側からバリア機能を高める

マスク 肌荒れ予防にストレッチする女性

いくらていねいなスキンケアをしても、不健康な生活を続けていると肌トラブルの予防・改善は困難です。運動や食事、睡眠といった生活習慣にも目を向け、不規則になりがちなところは徐々に改善していくことが大切です。

たとえば、運動不足は血行不良などを招くため、肌の隅々まで栄養素が行き届きづらくなります。そうするとターンオーバー(肌の代謝)が乱れてしまい、新しい肌細胞に入れ替われないため、適度な運動を習慣化しましょう。

また食事だと、発酵食品や食物繊維などの腸内環境を整える食品はおすすめです。ビタミンB群をはじめとするビタミン類もすこやかな肌の生成に効果的なので、積極的に摂取してみてください。

睡眠に関しては、質の良い睡眠を取ることを意識しましょう。たとえば、寝る直前までスマートフォンを使用すると、ブルーライトによってスムーズな入眠が阻害されるため注意が必要です。

寝る直前に熱いお風呂に入るのも入眠を妨げる原因になります。寝る1〜2時間前には入浴を済ませる、お風呂の温度は38〜40度ほどのぬるめに設定するなどして、眠りの質を高める工夫をしましょう。

また、体内の水分が不足することも肌の乾燥に影響を与えます。喉が渇いた状態のときはすでに水分不足になっています。喉が渇く前に、日頃からこまめな水分補給を心がけましょう。

肌トラブル以外にも、長時間マスクをつけて生活することで知らず知らずのうちに「マスク疲れ顔」になってしまうことがあります。これは、呼吸がしにくいことからくる体力的な疲れや、マスクで顔が隠れていることから表情筋を動かさなくなっていることが原因と言われているのです。筋肉の衰えは「たるみ」につながります。肌の体力を付けるためにも時々ストレッチするなど心がけましょう。

マスクと上手につき合ってマスク肌荒れを防ごう

マスク 肌荒れ予防を心掛ける女性

コロナ禍などに関係なく、マスクをつける機会は今後もありますし、状況によっては長く続くこともあるかもしれません。マスク肌荒れは誰にでもおこり得ることなので、マスク生活を意識したうえで肌トラブル対策を講じましょう。ご紹介した対策方法を取り入れながら、マスク肌荒れの予防・改善をしてみてください。

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