「肌がカサカサする」「毎日スキンケアしているのにどうして乾燥するの?」など、肌の悩みを抱える方は少なくありません。乾燥しがちな肌は、保湿力が低下しているサイン。保湿力が低下する原因はさまざまですが、間違ったスキンケアによって引きおこされることもあります。シワやシミなど、さらなる肌トラブルを助長させないためにも、正しいスキンケア方法、特に保湿ケアについて学びましょう。
乾燥から肌を護るための正しい保湿ケアとは?
保湿というと「肌にたくさんの水分を入れること」だと思いがちですが、それはあくまでも一時的なもの。時間がたつと乾燥してしまうため、適切な保湿ケアによって長期的な保湿を目指すことが大切です。ここで言う適切な保湿ケアとは「肌本来のもつ"うるおう力"を活かし、肌の環境を整えること」です。
私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織の3つの層からできています。どれも肌の保湿力を担っていますが、なかでも表皮の最も外側にある「角層」は肌本来のうるおう力に大きく影響しています。
角層は、天然保湿因子(NMF:natural moisturizing factor)が産生される場所です。角質細胞には多くの水分が保持されており、角層表面を覆う皮脂膜が肌内部からの水分の蒸散を防いでいます。
また、皮脂膜は紫外線や花粉、ほこり、ウイルス・細菌などの外部刺激から肌を護るバリアの役割も果たしていますが、スキンケアの方法次第ではバリア機能が衰え、保湿力が低下してしまいます。
つまり、正しいスキンケアによって角層の環境を整えることが、肌のうるおい維持に重要と言えるのです。
肌の保湿力が低下する4つの原因
角層の保湿成分が減少して保湿力が低下すると、あらゆる肌トラブルを招きます。
肌の保湿力が低下する原因はいくつかありますが、代表的なものは以下の4つです。
- 間違った
スキンケア - ターンオーバーの
乱れ - 紫外線による
ダメージ - 空気の乾燥による
ダメージ
間違ったスキンケア
クレンジングや洗顔時に肌を擦ると、摩擦によって角層が傷ついてしまいます。また、スクラブ洗顔や毛穴パック、ピーリングなどを頻繁におこなうことでも角層が傷つき、肌の水分は徐々に失われてしまうのです。
さらに、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料、熱いお湯、洗顔の回数や頻度によっても肌は調子を崩してしまいます。
保湿成分や皮脂が洗い流されてしまい、肌の保湿力が低下してしまうからです。
もしも洗顔後、肌につっぱりを感じたら、クレンジングや洗顔料、洗顔方法を見直すことをおすすめします。
ターンオーバーの乱れ
肌はターンオーバーを繰り返すことで、角層細胞の入れ替えをおこなっています。新しい細胞に生まれ変わることで、肌のバリア機能を維持し、保水力を保っているのです。
しかし食生活の乱れや睡眠不足、血行不良、ストレスなどによってターンオーバーのサイクルが乱れると、水分を保持できない古い角質細胞が肌にとどまり、次第に乾燥を招きます。
ターンオーバーを正常に機能させるためにも、日々の生活習慣を見直し、肌と心身にやさしい環境を整えることが大切です。
紫外線によるダメージ
適度な紫外線はビタミンDの生成を促すため、健康的に問題ないと言われていますが、過剰な紫外線は肌の大敵です。紫外線によって日焼けすると、角層から水分が失われてしまうため、肌は乾燥してしまいます。外出する際は、日焼け止めや日傘、帽子などを欠かさないことが大切です。
また、紫外線は窓ガラスを透過して屋内にも届くため、部屋にいても知らないうちに紫外線ダメージを受けています。単板ガラスの場合、紫外線の約70%が透過するとも言われているのです。
少しでも紫外線による肌ダメージを防ぐために、カーテンやブラインドをつけたり、紫外線カットフィルムを貼ったり、紫外線カットガラスに変更したりと室内の紫外線対策を徹底しましょう。
空気の乾燥によるダメージ
エアコンをフル稼働させる夏や冬は部屋の空気の乾燥が顕著です。気温が急激に下がる秋から冬にかけては、空気がとても乾きやすく、肌から水分が奪われて乾燥しやすくなっています。特に、冬場は日差しが弱いからと安心してはいけません。
冬場は、天気予報で「乾燥注意報」が頻繁に発令される季節です。そんなときには、特に乾燥に気を付けてください。
ニュースで「空気が乾燥しています。火の取り扱いには十分気を付けてください」といった呼びかけがあるときは、肌も要注意。
いつも以上に肌の保湿ケアを念入りにおこないましょう。
正しい保湿ケアの方法とは
保湿ケアをおこなう際は、以下のポイントに留意しましょう。
ぬるま湯でやさしく洗顔する
洗顔で肌をきれいに保つと、あらゆる肌トラブルの発生を回避できます。しかし、必要以上に皮脂を洗い流してしまうと、肌の乾燥を助長させてしまうのです。
また、洗顔に冷たい水やお湯を使う方がいますが、これも必要以上に皮脂を洗い流すことになり、乾燥を招きます。肌へ刺激を与えないように、35度前後のぬるま湯での洗顔を心がけましょう。
あわせて、洗顔料はしっかり泡立ててやさしく洗顔するように心がけましょう。
洗顔後や入浴後は、できるだけ早く開始する
洗顔後や入浴後は、時間が経つとともに肌の水分が失われてしまうため、できるだけ早くスキンケアを始めましょう。
「子どもと一緒にお風呂に入るから、すぐにスキンケアができない」という方は、せめて化粧水だけでもつけておいてください。その後、落ち着いてからあらためて化粧水からスキンケアをおこないましょう。
化粧品は基本量を使う
「乾燥しがち」「ベタついている気がする」など肌の状態は日々異なります。スキンケアで使用する化粧品のベストな量は誰が決めるのでしょうか?気持ち?使用感?なんとなく?
実は、化粧品にはそれぞれ、ぜひ使っていただきたい量=「基本量」があります。基本量はとても大切。あまり意識していなかった方、より効果を実感したいとお思いの方は、ぜひこの機会に、基本量をはじめてみましょう。
そのときの肌の状態に合わせて皮脂が多いから、暑くてベタつくのが嫌だからと乳液やクリームを使わないのはおすすめできません。
日々の正しいスキンケアが、未来の肌づくりにつながっています。日々のスキンケアを積み重ねることで、季節などの環境要因で左右されない肌体力をつけていきましょう。
スキンケアは「手」の温度も肝心
あなたは、冷たい手でスキンケアしていませんか?
手の温度は、化粧品の浸透度を高めるために重要です。スキンケアする際は、ぬるま湯などで手を温めてからおこないましょう。
入浴後は、手はもちろん体が芯から温まって血行がよくなっているため、スキンケアの効果をより実感できるはずです。肌本来の力を活かすためにも、手の温度に注目してみてくださいね。
ちなみに、ドモホルンリンクルは肌のスキンケアのことを「お手当て」と呼んでいます。子どもの頃おなかが痛いときに、お母さんが手をあててくれたら、それだけで痛みがすーっとおさまっていった。そんな経験はありませんか?
手には、想いや愛情を届けてくれる不思議な力が宿っています。「お手当て」と呼んでいるのは、繊細な手で肌の微妙な変化を感じ取りながら、あなたの想いまで肌に伝えてほしいと願っているからです。ただのスキンケアではない、想いを込めた「お手当て」に、肌はきっと応えてくれます。
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週に1回は特別な保湿ケア
日頃のお手入れに加えて、週に1回の特別ケアで肌にご褒美を与えてみましょう。
たとえば、お休みの日の前夜など時間がゆっくり取れるときに、洗顔の後、乾燥防止のため軽く化粧水だけつけてから、蒸しタオルで顔を温めます。温めることで血行がよくなり、蒸気によって毛穴が開いたところで、もう一度化粧水から普段のお手当てをいつも以上にゆっくりすすめていきましょう。蒸しタオルに使うタオルは、肌触りの良い専用のものを用意しても良いです。
時間があるときには、美容液を塗った後にローションパックシートでゆっくり保湿するのもオススメです。普段使っているローションをしみこませてパックするためのパックシートが販売されていますから、肌悩みに応じたローションを使って肌にうるおいを与えましょう。ただし、10分以上パックすると逆に肌の水分が奪われて乾燥しますので、あまり長時間にならないよう気を付けましょう。
パックの後はクリームでしっかりと仕上げのケアを忘れないでください。
保湿ケアでよくある悩み
- 化粧崩れしやすくなったため、毛穴が目立つ
- 肌がガサガサする
- 保湿が足りていないのか、目の下の小ジワが目立つ
- ほうれい線が出てしまう
- シミや肌のハリが気になる
- 保湿しても乾燥してしまう
- 目元など部分的な乾燥があり、シワが目立つ
- 保湿してもお昼ごろには乾燥し、風にあたるとさらに乾燥しがち
保湿ケアに関する悩みはさまざまですが、肌の乾燥から目元のシワやほうれい線、シミ、ハリ不足などに発展しているようです。これらは見た目年齢を引き上げる要因にもなるため、早めにスキンケア方法、特に保湿ケアを見直すことが大切です。
保湿ケアしているのに肌トラブルがおこると、「保湿が足りない」と過剰にケアしてしまう方もいます。しかし、大切なのは保湿の回数ではなく「質」です。肌の保湿力を低下させる原因を把握し、正しい手順でスキンケアをおこなうことが、肌本来の美しさを護ることにつながります。
保湿ケア化粧品の選び方
保湿を重視する場合は、保湿力が優れた成分が含まれる保湿化粧品を選ぶと良いでしょう。
「ヒアルロン酸」を配合した化粧水や乳液などがおすすめです。外部からヒアルロン酸を補うことでバリア機能の改善も期待できます。
また化粧品のなかには、「○○を解消する」などと、謳っている成分が入ったものがあります。これらは機能性化粧品と呼ばれ、肌悩みに積極的に働きかけているのです。
しかし、肌が敏感になっている時期は、一時的に皮膚がカサついたり、荒れたりすることもあるので、使用を我慢して保湿重視の肌への刺激が少ない化粧品を使いましょう。
保湿力を高めるおすすめアイテム
保湿成分がたっぷり配合されているドモホルンリンクルの化粧水をご紹介します。
みずみずしさが驚くほど続く
ドモホルンリンクルの「保湿液」
独特のとろみある肌ざわりで、上質な保湿成分がスッと溶けていくようになじみます。また、天然由来の保湿成分を21種類も配合し、最適バランスで厳選した成分で深いうるおいを届けます。
正しい保湿ケアでいきいきとした肌へ
肌の保湿力は、間違ったスキンケアやターンオーバーの乱れ、紫外線のダメージによって失われてしまいます。もちろん加齢によっても水分を維持する力は衰えてしまうため、生活習慣に気を配り、年齢に見合った正しいスキンケアをおこなうことが大切です。日々、肌をやさしく労ることが、肌本来の力を活かし、あなた自身を輝かせてくれるでしょう。
ドモホルンリンクルは季節や肌質を問わずに、お使いいただけます。
肌に現れるさまざまな悩みの根本的な原因をご存じですか?
それは、肌本来に備わる健やかになろうとする力が低下していること。根本的に見直すためには、「肌が本来持っている力」を引き出すことが大切です。ドモホルンリンクルは、シミシワの悩みはもちろん、その根本原因に着目し、オトナの肌に必要な成分をすみずみまで届け、段階的に働きかけていきます。もちろん肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。まずはドモホルンリンクル8点全てが約3日分試せる無料お試しセットで、ご自分の肌に合うかどうか確かめてみませんか?