監修:再春館製薬所
研究開発 伊藤安矢
大学院修了後、再春館製薬所に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映してきた。
まず血行とは、体内で血が巡ることを言います。血行によって、栄養素や酸素を体中の細胞に届けたり、老廃物を排出したりされるのです。
そして血行不良とは、血流が滞り体内でうまく血が巡らなくなることです。血液がドロドロになったり、血管内に老廃物が詰まったりすることでおこります。血行不良になると、体にさまざまな不調が引きおこされます。
血行不良になると、体に栄養素や酸素が行き届かなくなります。血流が悪いと出る症状の代表例は以下のとおりです。
血流が悪いと出る症状の一つに冷え性があります。
血行不良で血の巡りが悪くなると、体の末端にある毛細血管に血液が届きません。私たちの体は血液によって体温調節しているので、末端まで血液が届かないと冷え性の原因となるのです。
腰痛や肩こりも血流が悪いと出る症状の一つです。
血行不良は筋肉を収縮させたり自律神経に不調をきたしたりします。筋肉が収縮すると硬くなり、疲労物質が滞ることで、痛みを生じます。自律神経が乱れると神経痛の原因となるのです。
たとえば、デスクワークで長時間同じ姿勢が続くと、血流が悪くなり筋肉が収縮します。血行不良による筋肉の緊張状態が慢性化すると炎症がおこり、腰痛や肩こりとなるのです。
血流が悪いと出る症状に、眼精疲労があります。
血流が滞ると目の周辺の筋肉が緊張します。血行不良で眼精疲労になると、目に疲れが溜まり、しょぼしょぼしたりかすんだりするのです。
たとえば、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていると、血行不良がおこりやすいのです。眼精疲労が慢性化すると、頭痛や視力低下の原因となります。
全身のむくみも血流が悪いと出る症状です。
血行不良になると、全身の老廃物がうまく排出できず、血管内で滞ります。血管で老廃物が溜まると炎症がおき、血液の水分が染み出してむくみとなるのです。
たとえば、長時間座ったまま足を動かさない、長時間立ちっぱなしだと血行不良になります。体がむくむと体が重くなり、靴や衣服を着用しづらくなります。
血流が悪いと出る症状には、肌トラブルもあります。
血行不良になると、肌の再生に必要な栄養素が細胞に届けられないのです。栄養素が届けられないと、古い角質と新しい角質が入れ替わるためのターンオーバーが乱れます。肌のターンオーバーが乱れると、肌荒れや乾燥、シミ、シワなどの肌トラブルがおこりやすくなるのです。
まずは、肌トラブルの原因となる血行不良がおきていないかどうかチェックしてみましょう。
また血行不良は、体だけでなく目の下のクマ、シミ、乾燥、肌荒れなど、さまざまな肌トラブルの原因となります。
肌トラブルの大きな要因となる血行不良には原因があります。
その原因の一つは、運動不足や不規則な生活、なかでも乱れた食生活による血管の「老化」です。
老化の原因は以下の4つです。
以下では一つずつ詳しく見ていきます。
血流は自律神経によってコントロールされているため、自律神経のバランスを乱す原因となるストレスが溜まると、血行不良を引きおこすのです。
ストレスが慢性的に溜まると、血管が萎縮し老廃物を排出しにくい状態になるので、ストレスが多い仕事や生活をしている場合は注意してください。
私たちの体は睡眠によって、脳を休ませます。しかし、睡眠不足になると自律神経が乱れ、血流が悪くなるのです。また、睡眠不足が慢性化すると常に交感神経が優位になり、体がリラックスできません。常に体が緊張してしまい、さらに血流が悪くなる原因となります。
食生活が偏ると、体に必要な栄養素が足りなくなります。健康的な血液を作る栄養素も不足するので、血液がドロドロになり血流が悪くなるのです。
血液は筋肉を動かすことで、全身を巡ります。しかし、運動不足によって筋肉をあまり動かさないと、血液の循環が悪くなり老廃物を排出できません。運動しない期間が長くなると血管が萎縮し、さらに血流が悪化します。
生活習慣の乱れが血行不良のおもな原因ですが、どのように改善すれば良いのでしょうか。
ここでは、血流を改善する生活習慣のポイントを6つお伝えします。
まずは食生活を見直しましょう。
栄養が偏らないよう、バランスの良い食事を心がけてください。
理想的な栄養バランスについては、厚生労働省と農林水産省の合同で策定された「食事バランスガイド」を参考にしましょう。
食事バランスガイドでは、食事を5つに分類した上で、コマの上から順番に食べる量の目安を示しています。
今までの食生活をすぐに変えることは、難しいかも知れませんが、少しずつ理想的な栄養バランスを摂れるように意識しましょう。
※食事バランスガイドは、健康な方々の健康づくりを目的に作られたものです。糖尿病、高血圧などの病院で医師又は管理栄養士から食事指導を受けている方は、その指導に従ってください。
水分不足になると血液がドロドロになりやすく、血行不良の原因となります。水分不足にならないために、こまめな水分補給が重要です。ポイントは、お茶やジュース、コーヒーではなく、水を摂ることです。水以外の飲み物で、カフェインや糖質が含まれているものは、むしろ血液をドロドロにする場合があるので、注意しましょう。
血流改善には「全身浴」もおすすめです。
朝晩の冷え込みが深まる季節の変わり目は、思った以上に体が冷えています。
湯船にしっかり浸かって体の深部体温を上げることが大切です。
全身浴の方法は、38〜40度くらいのややぬるめのお湯に、5〜10分ほど肩までしっかりと浸かりましょう。
ウォーキングやジョギングといった適度な運動も有効です。
適度な有酸素運動をおこなうことで血液の流れが活発になります。
ウォーキングやジョギングは手軽に始められるので、普段運動しない方におすすめです。
また、エクサイズの一環として、リンパマッサージで体中の血流を巡らすのも良いでしょう。
リンパマッサージを全身におこなうことで、体の老廃物や毒素を流し、排出できます。
喫煙は血液をドロドロにし、血管を老化させるため血行不良の原因になります。血液中の酸素も少なくなり、全身に酸素を届けられなくなるのです。喫煙しているけど、血行不良による体の不調にお悩みの方は、禁煙することをおすすめします。
血行不良による乾燥小ジワやシミなどの肌トラブルがおきてしまった場合は、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
肌トラブルがおきているときは、肌のバリア機能が低下しています。
肌にうるおいを与えるスキンケアで肌そのものの力を活かすことが大切です。
自分の肌に合った化粧品を使用して肌にうるおいを与えましょう。
血行不良が改善されると、肌細胞に十分な栄養と酸素が行き渡ります。肌細胞が元気になるとターンオーバーが正常化し、みずみずしくふっくらとした肌が蘇ります。
さらに、代謝が上がって顔色も良くなり、くすみやクマのない健康的な肌の色を取り戻せるのです。
また肌トラブルを解決するには血流を良好にするだけでなく、同時にスキンケアもしっかりとおこなう必要があります。
スキンケアの最も大切なポイントは、肌に必要な水分や成分をたっぷりと与えてあげること。
ただし、間違ったスキンケアや肌に合わない化粧品は、かえって肌にダメージや刺激を与えてしまう原因となりますので、注意しましょう。
肌に現れるさまざまな悩みの根本的な原因をご存じですか?
それは、肌本来に備わる健やかになろうとする力が低下していること。根本的に見直すためには、「肌が本来持っている力」を引き出すことが大切です。ドモホルンリンクルは、シミシワの悩みはもちろん、その根本原因に着目し、オトナの肌に必要な成分をすみずみまで届け、段階的に働きかけていきます。もちろん肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。まずはドモホルンリンクル8点全てが約3日分試せる無料お試しセットで、ご自分の肌に合うかどうか確かめてみませんか?
監修:再春館製薬所
研究開発 伊藤安矢
大学院修了後、再春館製薬所に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映してきた。