肌にできるブツブツをなくしたい!原因と対策は?

肌にできるブツブツをなくしたい!原因と対策は?

スキンケアをきちんとしていても肌に触れたときに「ブツブツ感」に気づくことがありませんか。肌にできるブツブツの種類や原因を知り、自分に合ったケアをおこなって、ブツブツのない肌を目指しましょう。

肌にできるブツブツの種類と原因

肌ブツブツに悩む女性

肌にできるブツブツは、原因によって症状が違います。おもなものを解説します。

ニキビ

ニキビは、毛穴に皮脂や老廃物が詰まることでできるブツブツです。最初は白いニキビとして現れることが多く、炎症がおこると赤くなり、悪化すると痛みを伴うこともあります。

ニキビを防ぐためにと洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシこすったり、角栓を無理に取り除いたりすると、肌のバリア機能が低下し、かえって悪化することがあるため注意しましょう。

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毛孔性角化症(もうこうせいかくかしょう)

毛孔性角化症は、毛穴がブツブツと盛り上がる皮膚疾患です。皮膚の色に近いため目立ちにくく、痛みやかゆみを伴わないことが多くあります。大きさは1〜3mmほどと小さいものの、肌の表面がザラザラとした手触りになるのが特徴です。

この症状は、肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴に過剰に溜まることで発生します。また、遺伝的要因やホルモンバランスの変化も関係していると考えられています。

稗粒腫(はいりゅうしゅ、ひりゅうしゅ)

稗粒腫は、目の周りやおでこ、頬などの皮膚が薄い部分にできる、1〜2mmほどの白っぽいブツブツです。かゆみや痛みはなく、見た目以外の不快な症状を伴わないため、気づかないこともあります。

このブツブツは、肌の内側に角栓などが詰まることで発生するとされており、先天的な要因や加齢による皮膚の変化も関係していると考えられています。

毛嚢炎(もうのうえん)・毛包炎(もうほうえん)

毛嚢炎(毛包炎)は、毛穴に白や黄色の膿を含んだニキビじゃないブツブツができる皮膚の炎症です。毛穴の奥にある「毛包」で炎症がおこり、軽いかゆみや痛み、赤みを伴うこともあります。

おもな原因として、普段は肌のバリア機能を支えている黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が、刺激や乾燥によってバランスを崩し、増殖することです。また、ムダ毛処理やカミソリ負けなどの外部刺激も発症の要因となります。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は皮膚が赤く盛り上がり、激しい痛みやかゆみを伴う皮膚の疾患で、数十分から数時間程度、長くても一日程度で跡を残さず消えてしまうのが特徴です。

この症状の原因にはアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあり、アレルギー性の場合は特定の食べ物や花粉、薬剤、昆虫の毒などが引き金となります。一方、非アレルギー性の場合は、ストレスや寒暖差、圧迫、運動、発汗などが要因となることがあります。

あせも

あせもは、大量の汗をかいた際にかゆみを伴う赤い小さな発疹が急に現れる皮膚トラブルです。汗の通り道がふさがれ、皮膚の中に汗が溜まることが原因で、特に高温多湿の夏に発生しやすいとされています。

湿疹・皮膚炎

湿疹は、かゆみや痛みを伴う皮膚の炎症で、赤み・ブツブツ・水ぶくれなど症状はさまざまです。

原因は花粉やハウスダスト、アレルギー物質などの「外的要因」と、体調不良やストレスといった「内的要因」が関係していると考えられています。また、皮膚が乾燥してバリア機能が低下すると、外的刺激に弱くなり湿疹がおこりやすくなります。

肌のブツブツ対策のスキンケアは?

肌ブツブツ用スキンケア用品

「肌にできるブツブツの治し方は?」と考えている方に向けて、意識したいスキンケアのポイントを4つ紹介します。

余分な角質のケア

肌のターンオーバーが乱れると、古い角質や皮脂が毛穴に詰まり、ブツブツの原因になります。特にニキビ、毛孔性角化症、稗粒腫などは、毛穴の角質や角栓が詰まることで発生することが多いため、角質ケアが重要です。

洗顔時には、洗顔料をしっかり泡立て、泡で包み込むようにやさしく洗うことを心がけましょう。洗い流すときは、35度前後のぬるま湯を使い、熱すぎるお湯は避けることが大切です。

入浴で血行促進

普段シャワーだけで済ませがちな方は、湯船にゆっくり浸かることで血行を促進しましょう。血行が良くなると肌のターンオーバーが正常化し、古い角質がスムーズに排出されやすくなります。また、リラックス効果でホルモンバランスが整い、皮脂の過剰分泌を抑える効果も期待できます。

ただし、熱すぎるお湯は角質層の水分を奪い、ブツブツ悪化の原因になるため、ぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。

しっかり保湿

肌の乾燥は、ニキビや毛孔性角化症、湿疹、蕁麻疹などのブツブツの悪化につながります。洗顔後や入浴後は肌が乾燥しやすいため、化粧水や乳液でしっかり保湿し、クリームで水分を閉じ込めることが重要です。

また、空気の乾燥は肌のバリア機能を低下させ、毛嚢炎や湿疹、皮膚炎を引きおこしやすくなります。冬場やエアコンの使用時には加湿器を活用し、適度な湿度を保ちましょう。

紫外線にも注意

紫外線は肌のターンオーバーを乱し、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりを引きおこします。そのため、ニキビや毛孔性角化症、稗粒腫の悪化を防ぐために、紫外線対策が重要です。

紫外線は一年中降り注いでいるため、日焼け止めは季節を問わず塗る習慣をつけましょう。また、紫外線を浴びると肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアもしっかりおこなうことが大切です。

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スキンケア以外の肌のブツブツ対策

肌ブツブツを克服し伸びをする女性

スキンケア以外の肌のブツブツ対策としては、次のことを意識した生活を送りましょう。

服は皮膚呼吸を妨げない天然素材を選ぶ

ブツブツが気になる部位は、毛穴をふさいでしまうようなぴったり密着する服や、汗を吸いにくい生地は避けるようにしましょう。天然素材の綿や麻、シルクなどは、吸湿性があり皮膚呼吸を妨げません。就寝時にも肌への負担をかけないよう、天然素材のパジャマを取り入れるのが良いでしょう。

正常なターンオーバーを導くために睡眠の質を上げる

肌のブツブツ対策には、正常なターンオーバーを導くことが重要です。質の良い睡眠は、肌の成長を促す成長ホルモンを多く分泌させるといわれています。睡眠の質を高めるために、就寝前の飲食やスマートフォンを見ることを控えるよう心がけましょう。

肌の健康を保つためにバランスの良い食事を摂る

肌の健康を保つためには、バランスの良い食事と規則正しい生活が大切です。忙しいと外食や総菜に頼りがちですが、栄養が偏ると胃腸に負担がかかり、肌に必要な栄養が不足することもあります。外食時は、不足しがちな栄養素を補うおかずを追加するなど、意識して選びましょう。

ほかにも気をつけたいこと

飲酒や喫煙はストレス解消になることもありますが、過剰になると睡眠の質が低下し、新陳代謝やターンオーバーが乱れる原因につながります。また、ストレス、運動不足、暴飲暴食もブツブツ肌を悪化させる要因です。日々の生活習慣を見直し、肌に負担をかけていないか確認しましょう。

ブツブツのない肌は毎日のていねいなケアから

肌にできるブツブツは、原因によって種類が異なります。それぞれの特徴や原因を理解し、適切なスキンケアをおこなうことが大切です。

ブツブツを防ぐためには、余分な角質のケア、血行促進、保湿、紫外線対策などのスキンケアが欠かせません。また、通気性の良い衣類を選ぶ、睡眠の質を向上させる、バランスの良い食事を心がけるなど、生活習慣の見直しも重要です。

肌の状態を整えるために、毎日のケアと生活習慣を見直し、健康的な肌を目指しましょう。

■ドモホルンリンクルのスキンケアアイテム

監修:再春館製薬所 
間地大輔

大学院で薬学を専攻し、2001年に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。 永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年では、漢方事業部で薬剤師として従事した後に、老化研究所所長・研究開発部門責任者を経て、2022年より製造管理者。

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