顔のむくみの原因は?手軽にできる解消法や予防のポイントを解説

顔のむくみの原因は?手軽にできる解消法や予防のポイントを解説

朝起きて鏡を見たときに「なんだか今日は、顔がむくんでいるかも」と思った経験はありませんか。顔がむくんでいると、1日の始まりから悲しい気持ちになってしまいますよね。むくみ対策をするためには、原因を理解して生活を見直すことが必要です。この記事では、顔がむくむ原因や手軽にできる解消法を解説しています。むくみを予防する方法もご紹介していますので、ぜひお役立てください。

顔のむくみの原因とは

そもそも、顔のむくみはなぜおこるのでしょうか。顔がむくんでしまう原因として考えられるのは、次の5つです。顔のむくみが気になる方は、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

水分の摂りすぎ

水分をたくさん摂ることは、むくみにつながります。厚生労働省によると、人間は1日に2.5Lの水を必要としています。内訳は、食事で1.0L、体内でつくられる水0.3L、飲み水1.2Lの合計2.5Lです。対して、尿や便で1.6L、呼吸や汗で0.9Lの合計2.5Lが排出され、体内の水分バランスは保たれています。

たとえば、1.5Lを大幅に超えた水を飲んでしまうと、摂取する水分量が相対的に多くなり、体内の水分バランスが崩れてしまいます。排出が追いつかない分の水が体内に留まることで、むくみにつながる可能性があるのです。

参考:健康のため水を飲もう講座|「健康のため水を飲もう」推進委員会

塩分やアルコールの摂りすぎ

塩分やアルコールの摂りすぎもむくみの原因です。人間の体は、体内の塩分濃度を保とうとする働きがあります。そのため、塩分をたくさん摂ってしまうと、濃度を下げるために水分を保持しようとしてむくんでしまうのです。

また、体内のアルコール濃度が高くなると、血管が拡張し、血管から染み出す水分が増え、周りの細胞に流れることからむくみにつながります。飲み会の翌日にむくんでしまいがちなのは、アルコールの摂取量が多いことが原因なのです。

血行不良

血行不良もむくんでしまう原因の一つです。血流が悪いと水分が滞ってしまい、むくみを引きおこします。たとえば、寝ている間は同じ姿勢を取っていることが多いので、血行不良になってしまう可能性があるのです。

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生理の影響

女性は生理によるホルモンバランスの変化がむくみにつながります。PMS(月経前症候群)の症状の一つで、水分を溜める黄体ホルモンが多く分泌されてしまうことが原因です。また、血流が悪くなることも関係しています。

肝臓や腎臓などの病気

注意したいのが、病気の症状としてむくみが出ている可能性もあることです。顔のむくみ以外に赤みや発疹がある、足もむくんでいるなど、別の症状が見られる場合は、病院の受診も検討しましょう。

顔のむくみが気になるときの手軽にできる解消法

机の上の水

朝起きて顔がむくんでいたとき、なんだか気持ちがどんよりしてしまいますよね。そんなときに手軽にできるむくみを取る方法を3つご紹介します。メイク前に試してみてください。

マッサージ

顔の血行を良くするマッサージは効果的です。目もとのくぼみやフェイスラインに沿ってマッサージしましょう。ただ、ゴシゴシと手でこすりながらすると、肌に負担がかかってしまいます。普段スキンケアで使っているオイルやクリームを使って、滑りを良くしておこなうのがおすすめです。

マッサージの方法

顔むくみ改善マッサージイラスト
  1. オイルやクリームを顔につけたら、頬を手で包み、やさしくハンドプレスする
  2. 頬を指全体で持ち上げるようにして、大きく円を描く
  3. 口角を中指と薬指を使って引き上げる
  4. 目もとのくぼみに沿って円を描く
  5. 額を指全体で持ち上げるようにして、大きく円を描く
  6. 最後にこめかみを軽く押す

ツボ押し

顔のむくみが気になるときは、ツボを押してみましょう。水分の排出や顔のむくみ解消に効果が期待できるツボをご紹介しますので、痛気持ち良いくらいの強さで押してみてください。

顔むくみ改善ツボ説明イラスト
ツボの名前 場所 期待できる効果
水分(すいぶん) おへそから親指一本分上のあたり
  • 全身のむくみ解消
  • 水分の排出
頬車(きょうしゃ) エラの少し内側で、
口を開けたときにくぼむところ
  • 顔のむくみ解消
四白(しはく) 下まぶたから指一本分下のあたり
  • 顔のむくみ解消
  • たるみやクマの解消

蒸しタオル

スキンケアの前に蒸しタオルを使うのもおすすめです。顔に当てることで血の巡りを良くする効果が期待できます。蒸しタオルの準備はとても簡単。濡らして軽く絞ったタオルを電子レンジ500Wで30秒〜1分温めるだけです。温めたばかりのタオルはとても熱いので、火傷には十分気をつけてご使用ください。

顔のむくみ予防のためのポイント

顔むくみ予防に有効なお風呂

顔がむくんでしまう原因や解消法を押さえたうえで、事前に対策できることはしておきたいですよね。ここでは、顔のむくみを予防するための方法を説明します。すぐにできそうなことから取り入れてみてください。

水分や塩分、アルコールを摂りすぎない

まずは、むくみの原因となる水分や塩分、アルコールの摂りすぎに気をつけましょう。水は一気に飲まず、こまめに。とくに寝る前にたくさん飲むと、寝起きでむくみやすくなります。塩分を減らすためには、減塩の調味料を使うのもおすすめです。普段の食事から意識してみてください。

アルコールはほどほどに。厚生労働省では、節度ある適度な飲酒量を「1日平均純アルコールで約20g程度」としています。アルコール度数5%のビール500ml缶が約20gなので、適度に楽しみましょう。

参考:健康日本21(アルコール)|厚生労働省

カリウムやビタミンB群を摂る

食べ物から得られる栄養素に気をつけるのも効果的です。とくに「カリウム」「ビタミンB群」はむくみの解消・予防に適しています。普段の食事から摂取できるように心がけてみてください。

栄養素 おもな効果 含まれている食材
カリウム
  • 水分を溜め込む原因のナトリウムを
    尿として排泄する
  • 体内の塩分濃度を保つ
海藻、バナナ、
さつまいも、
豆類、ほうれん草など
ビタミンB群
  • アルコールや水分の代謝を助ける
  • 血行を良くする
卵、魚介類、肉類、乳製品など

適度な運動で血行を良くする

ジョギングやウォーキングで軽く体を動かすのもおすすめです。とくに効果的なのは、ふくらはぎを使う運動。ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を持つので、血の巡りを良くする効果が期待できます。日常生活では「エスカレーターより階段を使う」「短い距離ならひと駅分歩く」なども良いですね。デスクワークの方は、作業の合間や休憩時間に軽くストレッチして体を動かしましょう。

むくみ対策におすすめの「ふくらはぎストレッチ」

ここでは、伸ばす筋肉が異なる2つのふくらはぎストレッチをご紹介します。どちらも手軽にできる運動なので、せひ挑戦してみてください。

■腓腹筋(ひふくきん)ストレッチ

  1. 壁に向かって両手をついて立つ
  2. 左足を後ろへ引き、かかとを床につけて左膝をしっかり伸ばす
  3. 左足のかかとを床につけたまま重心を前方へ移動し、膝裏からふくらはぎにかけて伸びを感じたところで15〜30秒間維持する
  4. 右足を後ろへ引き、かかとを床につけて右膝をしっかり伸ばす
  5. 右足のかかとを床につけたまま重心を前方へ移動し、膝裏からふくらはぎにかけて伸びを感じたところで15〜30秒間維持する
  6. 2〜5をもう一度おこなう

■ヒラメ筋ストレッチ

  1. 正座して左膝を立て、かかとを床につける
  2. 左足のかかとを床につけたまま徐々に前傾姿勢になり、かかとが床から離れるギリギリのところで15〜30秒間維持する
  3. 正座して右膝を立て、かかとを床につける
  4. 右足のかかとを床につけたまま徐々に前傾姿勢になり、かかとが床から離れるギリギリのところで15〜30秒間維持する
  5. 1〜4をもう一度おこなう

参考:レッツ体操ふくらはぎ|全日本民医連

湯船に浸かってリラックスする

むくみ予防に、湯船に浸かってリラックスしましょう。シャワーで済ませず、湯船で体を温めることが大切です。38〜40度くらいのぬるま湯にゆっくり浸かると、体の冷え解消にもつながります。体に水圧がかかる「静水圧作用」によって血行が改善し、むくみが解消したり新陳代謝が活発になったりする効果も期待できます。

自律神経の乱れも血行不良の原因になりますので、お風呂タイムで心も体もゆっくり休めてくださいね。

むくみ対策が可能なスキンケアを使う

むくみ対策のために顔のマッサージをして血行を良くするときは、オイルやクリームを使いましょう。むくみ対策目的で使うなら、さっぱりとしたものより、トロッとしたものを選ぶのがおすすめ。滑りが良くなり、マッサージによる摩擦を軽減してくれます。

また、トロッとしたものは高保湿な商品が多いので、肌にうるおいを与えるスキンケアとしても適しています。むくみそうだと感じた日の夜は、オイルやクリームを使ってマッサージしてみてください。

顔のむくみをおこさないために生活を見直そう

顔のむくみは、体内の水分バランスが崩れてしまうことがおもな原因です。マッサージやツボ押しなどで対処できますが、まずは食事や適度な運動などでの予防が大切です。日々の生活を見直し、顔のむくみをおこさないよう意識してみましょう。

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監修:再春館製薬所 
間地大輔

大学院で薬学を専攻し、2001年に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。 永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年では、漢方事業部で薬剤師として従事した後に、老化研究所所長・研究開発部門責任者を経て、2022年より製造管理者。

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