すり鉢毛穴は、すり鉢状に毛穴が大きく開いて見える肌トラブルの一種です。他の毛穴トラブル(開き毛穴・たるみ毛穴)との違いや見分け方は、毛穴の開き方で判断できます。
おもな発生原因は、皮脂の過剰分泌と度重なる毛穴の詰まり(角栓)です。
本記事では、正しいケア、毛穴対策に役立つレチノールやグリシルグリシンといった成分、生活習慣の改善点などを分かりやすく解説します。
すり鉢毛穴について知りたい方、毛穴トラブルに悩んでいる方は、参考にしてください。
すり鉢毛穴とは|開き毛穴・たるみ毛穴との違いと見分け方
すり鉢毛穴とは、毛穴の入り口がすり鉢状に広がった肌トラブルの一種です。
まずは、すり鉢毛穴の特徴やできやすい場所、開き毛穴・たるみ毛穴との違いを解説します。
すり鉢毛穴の特徴とできやすい場所
すり鉢毛穴は、慢性的な皮脂の過剰分泌による毛穴の広がりが要因の一つなので、皮脂の分泌が盛んな部位にできやすい傾向があります。
すり鉢毛穴ができやすい場所は次のとおりです。
- Tゾーン(額や鼻)
- Uゾーン(口まわり、あご)
- 頬の内側
上記の部位は、皮脂腺が発達しており、皮脂分泌が盛んなため、慢性的に皮脂が過剰になりやすいといった共通点があります。
すり鉢毛穴・開き毛穴・たるみ毛穴の違いと見分け方
すり鉢毛穴と同じく、開き毛穴、たるみ毛穴も毛穴トラブルの一種ですが、それぞれに次のような違いがあります。
<毛穴の種類と違い見分け方>
| 毛穴の種類 | すり鉢毛穴 | 開き毛穴 | たるみ毛穴 |
|---|---|---|---|
| 毛穴の見た目・特徴 |
|
|
|
| できやすい部位 | 頬やTゾーン・Uゾーン | 頬やTゾーン・Uゾーン | 頬 |
| おもな原因 | 慢性的な皮脂の過剰分泌による毛穴の開き | 慢性的な皮脂の過剰分泌による毛穴の開き | 肌の弾力低下による毛穴のたるみ |
これらの見た目の違い、できやすい部位の違い、原因の違いから、それぞれの毛穴トラブルを見分けてください。
すり鉢毛穴と開き毛穴は似ているように感じるかもしれません。
慢性的な皮脂の分泌により毛穴が皮脂で押し広げられると、初めは開き毛穴になり、悪化するとすり鉢毛穴になるといった関係性があります。
毛穴タイプについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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すり鉢毛穴ができるおもな原因と理由
すり鉢毛穴を予防・改善するためには、すり鉢毛穴が発生する原因を詳しく理解する必要があります。
ここでは、すり鉢毛穴ができる要因をさらに詳しく掘り下げます。
度重なる毛穴の詰まり・角栓
すり鉢毛穴ができる大きな要因の一つは、度重なる毛穴の詰まり(角栓)です。
この毛穴の詰まり(角栓)を慢性的に放置しても、繰り返し無理に除去しても、毛穴の開きにつながります。
慢性的な角栓の放置は毛穴の開きを招き、無理な角栓の除去も、むき出しになった毛穴により大きな角栓が発生するという悪循環に陥り、毛穴の開きを招きます。
また、角栓ができると、角栓分解のために分泌される酵素により、皮脂が不飽和遊離脂肪酸に変わります。
不飽和遊離脂肪酸は皮膚にダメージを与えるため、炎症による影響で毛穴周りが盛り上がり、さらに毛穴が目立ちます。
こうした度重なる毛穴の詰まりと無理な除去が、開き毛穴からすり鉢毛穴へと毛穴の状態を悪化させます。
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ターンオーバーの乱れ
ターンオーバー(新陳代謝)の乱れも、すり鉢毛穴の発生に関係しています。
肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が蓄積しやすくなり、毛穴の詰まりや角栓の発生がおこります。同時に、肌のバリア機能の低下を招き、皮脂の過剰分泌にもつながります。
皮脂の過剰分泌は、慢性的に毛穴を広げ、毛穴の弾力を失わせて、開き毛穴、さらにはすり鉢毛穴へと肌トラブルを発展させます。
ターンオーバーが乱れる要因は、乾燥、紫外線、摩擦によるダメージのほか、加齢、生活習慣の乱れ、ストレスなどが挙げられます。
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誤った肌のお手入れ
皮脂の取りすぎ、不十分な保湿などの誤った肌のお手入れも、皮脂の過剰分泌を招き、すり鉢毛穴を生む要因となります。
誤った肌のお手入れは、肌を乾燥させたり、バリア機能を低下させたり、ターンオーバーの乱れを引きおこしたりする恐れがあります。
肌の乾燥やバリア機能の低下は皮脂の過剰分泌を引きおこし、ターンオーバーの乱れは、毛穴の詰まりや角栓の発生を引きおこして、慢性的に毛穴を広げていきます。
徐々に広がった毛穴はやがて、すり鉢毛穴へと進行していく可能性があります。
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すり鉢毛穴に対処するセルフケアの方針
続いて、すり鉢毛穴の対策に有効なセルフケアを解説します。
正しいクレンジングと洗顔
すり鉢毛穴対策の基本は、余分な皮脂や汚れを落としつつ必要なうるおいを残す、正しいクレンジングと洗顔にあります。
クレンジング、洗顔のポイントは次のとおりです。
<クレンジングのポイント>
- 指の腹を使って優しくなじませる
- すすぐ前は、ぬらした手で顔全体をなで、乳化させてから洗い流す
<洗顔のポイント>
- 朝と夜の2回おこなう
- しっかりと泡立て、泡で包み込むように洗う
- すすぎ残しがないように気をつける
クレンジングも洗顔も、肌に摩擦を与えないように注意してください。クレンジングは優しくマッサージするようになじませ、洗顔は泡で洗います。
また、すすぎの際は、熱すぎるお湯を使うと肌への刺激となり、乾燥にもつながるため、ぬるいと感じる程度のお湯(35度前後)で洗い流しましょう。
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保湿と紫外線対策の徹底
すり鉢毛穴対策には、保湿や紫外線対策の徹底も欠かせません。
肌の乾燥は、皮脂の過剰分泌につながるため、入浴や洗顔後はすぐに保湿しましょう。
化粧水で水分を補給したら、乳液やクリームの油分でフタをして水分の蒸発を防ぎます。
また、紫外線を浴びると肌はダメージを受けてバリア機能が低下し、肌が乾燥して皮脂の過剰分泌がおこりやすくなります。
日ごろから日焼け止めをぬり、日差しの強いときは日傘や帽子を併用して、紫外線対策を徹底しましょう。
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グリシルグリシン・レチノールなどの成分を取り入れる
すり鉢毛穴対策では、グリシルグリシン・レチノールなどの成分をケアに取り入れてください。
グリシルグリシンはアミノ酸の一種で、毛穴の引き締め効果が知られています。レチノールについては、肌のターンオーバーを促し、肌の弾力を向上させて、毛穴の引き締めに間接的に効果を発揮します。
そのほかにも、ビタミンB3のように、毛穴引き締め効果のある成分は存在します。化粧水、乳液などの成分表を確認し、ご自身の肌に合うアイテムを選びましょう。
レチノールと毛穴の関係について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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生活習慣を整えターンオーバーを促す
すり鉢毛穴対策には、生活習慣を整え、肌のターンオーバーを促す心がけも大切です。ターンオーバーが乱れると、乾燥、毛穴詰まりなどのトラブルが発生します。
ターンオーバーは睡眠中に活発におこなわれるため、規則正しく質の高い睡眠が大切です。就寝前は、睡眠の質を低下させるスマートフォンやパソコンのブルーライトを避けましょう。
また、健康的な肌づくりには、栄養バランスの良い食事も欠かせません。
肌の健康に関わるビタミンB群、肌の基礎となるタンパク質などを中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。脂質や糖質の過剰摂取は皮脂の過剰分泌につながるため注意が必要です。
さらに、ストレスは自律神経を乱し、皮脂の分泌を過剰にして、ターンオーバーにも悪影響を及ぼします。
ストレスが溜まらないよう、適度な運動、瞑想(めいそう)など、リフレッシュする時間を設けましょう。
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皮脂の過剰分泌を抑える
皮脂の過剰分泌が発生の要因となるすり鉢毛穴の対策では、皮脂分泌のコントロールが効果的です。
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、グアバ葉エキス、ビタミンC誘導体などの配合された基礎化粧品の使用がおすすめです。
グアバ葉エキスとは植物エキスの一種で、ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの安定性を高めた成分です。
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すり鉢毛穴のケアに関するよくある質問
最後に、すり鉢毛穴のケアに関するよくある質問をまとめました。
すり鉢毛穴をなくす方法はありますか?
すり鉢毛穴は、正しいクレンジングと洗顔、保湿、紫外線対策、生活習慣の改善などによって目立たなくできる可能性があります。
ビタミンCは毛穴を引き締める効果がある?
ビタミンCには、毛穴を引き締める効果とともに、ターンオーバーの促進、皮脂抑制効果も期待できます。
そのほか、ビタミンB3にも毛穴を引き締める効果があると知られています。
まとめ|すり鉢毛穴の原因を知り正しいケアを
すり鉢毛穴を引きおこす大きな要因として、皮脂の過剰分泌、度重なる毛穴の詰まり・角栓などが挙げられます。
これらの要因を十分に理解し、正しいケアを継続して、すり鉢毛穴の目立ちにくいすこやかな肌を手に入れましょう。
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