「顔の脂がすごい」と感じる女性は、皮脂の過剰分泌による肌のテカリやベタつきに悩まされているはずです。
「中学生・高校生のころからテカリが治らない」「30代で脂っぽい」「40代なのに皮脂が多くて困る」といった悩みを抱えている方へ、皮脂が過剰に分泌される原因とともに、効果的な洗顔、ベースメイク術などの皮脂対策をまとめました。
女性の顔の皮脂分泌がひどくなる原因と理由
「顔の脂がすごい」と悩みを抱える女性は、皮脂が過剰に分泌してしまう原因を最初に理解しましょう。
ここでは、女性の顔に皮脂が過剰に分泌されるおもな原因と理由をまとめました。
皮脂の分泌が増える女性特有の要因
女性の皮脂分泌は、ホルモンバランスの影響を強く受けます。
排卵後から月経前、いわゆる生理前の黄体期(おうたいき)には、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンが優位になります。
プロゲステロンには皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を増やす作用があるため、生理前は皮脂が分泌されやすくなります。
生理だけではなく、妊娠や出産前後にも、ホルモンバランスの急激な変動がおこり、肌の皮脂分泌に影響を与えます。
こうしたホルモンバランスの変化は、女性の皮脂分泌に大きな影響を与えます。
女性ホルモンのバランスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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食生活の乱れ・不規則な睡眠・ストレス
食生活、睡眠などの生活スタイルによっても皮脂の分泌量は左右されます。
たとえば、偏った食生活が続き、ビタミンB群が不足すると、顔の皮脂分泌が増大します。特に、ビタミンB2には、皮脂の分泌を調整する働きがあるため、日常的な摂取が求められます。
睡眠不足にも注意が必要です。睡眠が不足した状態では交感神経が優位に働き、男性ホルモンが活性化して、皮脂が増加しやすくなります。
ストレスも自律神経のバランスを乱し、皮脂の分泌量を不安定にします。アクネ菌のエサとなる皮脂が増え、ニキビやテカリにつながります。
季節の変化・冷暖房の使用
皮脂分泌は、季節の変化にも大きく左右されます。
夏は、気温の上昇で皮脂の分泌量が増加します。エアコンの効いた涼しい室内でも、真冬並みに乾燥しているため、肌の乾燥が進み、皮脂の分泌が促されます。
夏場には、皮脂を構成する成分も変化します。炎症を促す遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)の割合が増え、肌トラブルを悪化させやすくします。
冬場も屋外は乾燥し、暖房の効いた室内も乾燥しがちです。乾燥から肌を守ろうと皮脂が分泌されやすくなり、冬のテカリにつながります。
肌のテカリの原因や対策についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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女性の顔の皮脂対策と対処法
過剰に分泌される皮脂の悩みを改善したい場合、正しい肌のお手入れ、肌の水分・油分のバランス調整、生活習慣の見直しが欠かせません。
ここでは、適切に汚れを落とし、必要なうるおいを残すバランスのとれたケアを中心に紹介します。
テカリ対策に効果的なクレンジングと洗顔
顔の皮脂がすごい女性は、正しいクレンジングと洗顔を心がけてください。
メイクや皮脂汚れを落とそうと肌を強くこすると、バリア機能が低下し、肌が乾燥して、皮脂の分泌が過剰になる恐れがあります。
ゴシゴシとこするとメイクや汚れが落ちたように感じますが、肌へのダメージが大きくなるので、控える必要があります。
クレンジング時の摩擦を防ぐためには、クレンジング剤をたっぷりと使って、肌への負荷を軽減させてください。
洗顔では、洗顔料をしっかり泡立て、きめ細かい泡でクッションをつくり、毛穴の汚れを効果的に吸着させてください。
皮脂の多いTゾーンから泡をのせ、指が直接肌に触れないように、肌の上で泡を転がすイメージで洗いましょう。
肌の水分・油分のバランス調整
顔の皮脂が多い場合、肌の水分と油分のバランスが崩れている可能性があります。
健康な肌は、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質という3つの物質の働きによって、うるおいのバランスを保っています。
しかし、不適切な肌のお手入れ、加齢による保湿成分の減少などがある場合、水分と油分のバランスが崩れ、うるおいを失ってしまう可能性があります。
うるおいのバランスが崩れると、肌の乾燥が進み、皮脂の分泌が促されます。
日々の肌のお手入れでは、化粧水で水分を補い、乳液やクリームで油分を補うなど、丁寧な保湿を欠かさずにおこないましょう。
正しい保湿ケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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食事と生活習慣で皮脂をコントロール
皮脂のコントロールには、食事や生活習慣といった内側からのケアも欠かせません。
特に、肌の再生に必要なエネルギー産生に関わるビタミンB群が不足すると、皮脂の過剰分泌や肌アレの原因となります。
ビタミンB群は、体内で生成・貯蔵ができない栄養素です。レバーや海苔、納豆、青魚(サバ、イワシ、サンマなど)、ささみなどを口にして、ビタミンB群を日々補ってください。
睡眠の質と量も、皮脂の分泌に大きく影響します。
睡眠不足や睡眠の質が低下すると、肌のターンオーバーが乱れたり、ストレスホルモンが分泌されたりして、肌のうるおいバランスが崩れ、皮脂の分泌が増大してしまいます。
規則正しい生活を心がけ、すこやかな肌を目指しましょう。
健康的な食生活について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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顔の脂がすごい女性向けの化粧崩れを防ぐベースメイク術
化粧崩れのおもな要因は、汗、皮脂、乾燥です。
顔の脂がすごい女性には、皮脂対策を意識したメイクが必要になります。
肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌を招いてしまうため、メイク前にまずは、化粧水や乳液で丁寧に保湿します。
化粧水や乳液が肌になじんだ後は、ティッシュやスポンジで余分な油分を軽く抑えてからメイクを始めると崩れにくくなります。
化粧下地は、額・鼻・両頬・あごに置き、顔全体へムラなく均一に広げます。崩れやすいTゾーンは、ポンポンとたたいてぬります。
肌の凹凸を下地で整えれば、ファンデーションの量を抑えられる上に、崩れ防止にもつながります。
化粧崩れを防止する方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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年代別|女性の皮脂の特徴と対処法
顔に皮脂が出る原因とその皮脂対策は年代によって変わります。
ここでは、年代によって異なる皮脂の特徴と、各年代に適した対処法を整理します。
女子中学生・高校生の皮脂の特徴と対処法
女子中学生、高校生の顔の皮脂やテカリは、成長期におけるホルモンバランスの一時的な乱れが要因となって現れます。
体の成長に欠かせない成長ホルモンや、思春期以降の女性に増加する男性ホルモンの影響で、皮脂の分泌が活発になり、ニキビや毛穴トラブルもおこりやすくなります。
基本的には、1日2回の洗顔で余分な皮脂を洗い流し、肌を清潔に保ってください。ただし、肌への刺激が強い洗顔方法と洗顔料は、肌のコンディションを悪化させる恐れがあります。
思春期の肌も、泡立てネットなどでつくった泡で包み込むように洗い、ぬるま湯(35℃程度)ですすぐように心がけましょう。
洗顔後は、保湿ケアを適切におこなってください。肌がベタついているからといって保湿を怠ると、かえって状態は悪化します。
20・30代女性の皮脂の特徴と対処法
20~30代の女性を悩ませる顔の皮脂やテカリは、ホルモンバランスの崩れや変化が大きく関係しています。
冒頭の章でも紹介したとおり、生理前の黄体期(おうたいき)には、皮脂の分泌を促す働きをもった女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増加するため、顔がテカリやすくなります。
さらに、黄体期(おうたいき)のプロゲステロンの分泌量は、25~34歳ごろにピークを迎えるという海外の研究もあります。
20~30代で経験する方も多い妊娠や出産の前後には、ホルモンバランスの急激な変化がおこり、肌の皮脂分泌に影響が出ます。
30代後半からは、副腎という内分泌器官から分泌される男性ホルモンが一時的に小さなピークを迎えるため、皮脂分泌が増加する傾向も見られます。
仕事などの忙しさも加わる20~30代の女性は、正しい生活習慣、バランスのとれた食事を日ごろから意識し、皮脂をコントロールしてください。
さらに、ホルモンバランスの変化によって皮脂が多くなるタイミングでは、クレンジング、洗顔、保湿を丁寧におこないましょう。
30代女性の顔の皮脂についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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40代女性の皮脂の特徴と対処法
女性ホルモン(エストロゲン)が減少する40代は、個人差があるものの、肌の乾燥が一般的に進行しやすくなる時期といえます。
乾燥が進むと、若い時であれば皮脂が分泌されるのですが、皮脂の分泌に関与するエストロゲン自体が減ってしまう時期なので、若いころと比べて皮脂が十分に出なくなる方が多くなります。
しかし、更年期前後のストレスやホルモンバランスの変化(男性ホルモンの相対的な影響増)によって、皮脂が過剰に分泌されてしまう方もなかには見られます。
皮脂の出方に個人差が見られる40代で、皮脂の分泌がすごいと感じる方は、適切な肌のお手入れとともに、規則正しい生活習慣、バランスのとれた食事を心がけ、ホルモンバランスを整える工夫をしてください。
軽い有酸素運動やストレッチも、ストレス解消やホルモンバランスを安定させる要因となります。
40代女性の顔の皮脂についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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まとめ|顔の脂がすごい女性は年齢と原因に応じた正しいケアを
顔の脂がすごい女性の悩みを解消するためには、皮脂が過剰に分泌される要因を理解した上で、適切な対策を講じてください。
皮脂を除去しすぎないクレンジングと洗顔、肌の水分と油分のバランスを整える保湿ケア、化粧崩れを防ぐベースメイク術、食事や睡眠を中心とした生活習慣の見直しを心がけ、清潔感のある美しい肌を目指してください。
化粧水と乳液の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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まずは3日間。ドモホルンリンクルの「無料お試しセット」
年齢を重ねるとともに、肌のハリは保ちにくくなります。
「頬やフェイスラインの輪郭がぼやけてきた気がする」「肌質が変わり、肌の弾力が減ってきたかもしれない」......このような悩みを抱えている方は、肌のハリ不足のサインかもしれません。
ドモホルンリンクルの「無料お試しセット」は、肌の変化を感じ始めた方に試してほしいスキンケア体験セットです。
「肌体力」に着目した基礎化粧品で、今の肌の悩みに対処するだけでなく、これから先も悩みがおこりにくい肌へと導きます。
「基本4点セット」(約3日分)の内容
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- 美活肌エキス[医薬部外品]※1
- クリーム20[医薬部外品]※2
- 保護乳液
保湿液は、角質層が硬くなりがちな大人の肌を柔らかく解きほぐすアイテムです。複合発酵エキス※3をはじめとした配合成分により、すこやかな肌を保ちます。
美活肌エキス[医薬部外品]※1には、ナイアシンアミド(発酵)を配合しました。シミ予防※4の効果が期待できる美容液で、肌のバリア構造を損なわない、肌と一体化して溶け合うような浸透技術にもこだわっています。
クリーム20[医薬部外品]※2は、シワ改善効果が期待できるクリームで、有効成分ナイアシンアミド(発酵)を配合しています。そのほかに、高麗人参のなかでも品質が特に高い長白参の根から抽出したエキスも含んでいます。「水」「油」「発酵」「蒸す」で抽出された長白参複合エキス※5がすこやかな肌を保ち、ハリを失いがちな肌に寄り添います。
肌を保護する仕上げの保護乳液には、山鹿有機シルクパウダー※6と、ウチワサボテン種子油※7を配合しました。大切な肌を護りつつ、べたつきを残さない軽やかな感触で、肌表面を整えます。
※ 1 販売名:ドモホルンリンクル 薬用美容液b
※ 2 販売名:ドモホルンリンクル 薬用クリームc
※ 3 表示名称:アスペルギルス/(シライチアグロスベノリ果実/トチュウ葉/ハトムギ種子)発酵液(配合目的:肌をすこやかに保つ)
※ 4 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
※ 5
表示名称:人参エキス、油溶性人参エキス-2、御種人参発酵液 配合目的:肌をすこやかに保つ・肌にハリを与える
※ 6 表示名称:シルク 配合目的:皮脂吸着
※ 7 表示名称:オプンチアフィクスインジカ種子油 配合目的:肌の乾燥を防ぐ
リピート率94%※1!多くの方が続けたくなる理由があります
ドモホルンリンクルは、初めての方でも気兼ねなくお試しいただけるスキンケアシリーズです。
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