コロナ禍によって外出自粛を余儀なくされたことで、通勤や買い物の時間が浮き、時間を持て余している方もいるのではないでしょうか。思いがけず浮いた時間は「おこもり美容」にあてるのが最適です。自粛で疲れた心身を労り、お肌の悩みを解決しましょう。
今回は、おこもり美容を主軸に、コロナ禍で寄せられたお肌の悩みと対処法などをご紹介します。せっかくの機会なので、ぜひ試してみてくださいね。
おこもり美容とは
おこもり美容とは、家でじっくりスキンケアやヘアケア、ボディケアを行うこと。長らくのステイホームで沈みがちな心と身体を、おこもり美容でじっくりケアすることで、あらためて自分自身の美や健康を意識するきっかけになったという方もいるかもしれません。
昨今のコロナ禍で家にこもるようになり、知らずストレスを抱えてしまったり、不摂生をしてしまったりしている方は多くいます。これらが原因で「お肌のトラブルが増えた」と感じる方も多く、なかには肌トラブルによって自信を失いかけている方も少なくありません。
おこもり美容によってもたらされる特別なひとときは、コロナ禍の憂うつを吹き飛ばしてくれます。事実、お肌の美しさは自分への自信につながるため、最近ではおこもり美容に目を向ける方が増えているのです。
コロナ禍で寄せられたお肌の悩み
家にこもり、人と会わなくなると、どうしても不摂生しがち。つい夜更かしをしてしまったり、仕事や食事などの日々のルーティンが不規則になったりします。リモートワークを行っている方はなおさらでしょう。
そんなコロナ禍において、肌トラブルに悩む方は多く、とくに以下の悩みが多く寄せられています。
- お肌の乾燥
- にきび、肌荒れ
- しみ
- しわ
これらの悩みはコロナ禍だけに限りませんが、実際に2020年の1年間で多く寄せられた肌トラブルです。
また、コロナ期間中において、去年と比べて寄せられる件数が増えたものは以下のとおりです。
- にきび
- 毛穴
- くすみ
こうした肌トラブルの原因に、少なからず不摂生や不規則な生活が関係していることが伺えます。加えて、常にマスクをつける環境も肌トラブルを後押しする要因になっていると考えられます。
みんなはどんな美容方法をしているの?
「今日からおこもり美容を始めよう」と思っても、何から手をつけたら良いのか、どんなケアをすれば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで以下では、おうち時間でぜひ試してほしいおこもり美容をご紹介します。
スキンケアの前に、丁寧な朝洗顔で毛穴ケア
毛穴へのアプローチに有効な洗顔料を使い、朝洗顔を行います。毛穴の汚れをしっかりと落としてからスキンケアを行うことで、メイクが崩れにくくなるのです。
洗うときは、洗顔料をしっかりと泡立てることが大切です。ゴシゴシと擦ると、摩擦によってお肌にダメージが蓄積してしまいます。ほかの肌トラブルを招きかねないため、ふんわりした泡でやさしく洗うことを意識してくださいね。
ゆらいだお肌には「泡の柔肌パック」のながら入浴
入浴時に泡の柔肌パックを行うと、ゆらいだお肌を落ちつかせることができます。
手順は、以下のとおりです。
- タオルで顔の水分を拭き取ります。
- 頬や額などの広い部分から顔にのせていきます。目元や口元ギリギリまで、地肌の色が隠れるくらいの厚さを意識して塗り広げていきましょう。
- 40℃ほどのぬるめのお湯に10~15分程度つかります。
- 入浴後、水またはぬるま湯で泡パックを洗い流し、いつものスキンケアを行ってください。
入浴すると身体が温まり、毛穴が開くので浸透力が高まります。身体の芯からじんわり温まるので、寝つきも良くなるでしょう。
なお、泡の柔肌パックを手で触りすぎると泡がつぶれてしまいます。きれいに塗ろうとしなくても大丈夫。多少のムラは気にせず、思い切って一方向に塗り広げましょう。
週1回の極上パックでたるみがちな頬をケア
週末やお休みの前の日などには、週に1回の極上パックでお肌を労りましょう。毎日やるのは難しいという方でも、週に1回なら無理なく続けられるはずです。
通常シートマスクの使用は夜ですが、週1回、朝から贅沢にケアを行うのも良いもの。時間帯を気にせず、好きなときに極上ケアを行えるのも、おこもり美容ならではと言えるでしょう。
漢方の考えに基づき生まれた薬湯で身体の冷えを緩和する
手足の冷えが気になる方は、漢方の学びから生まれた「薬湯」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
漢方には"生命を養う"という意味をもつ「養生」という言葉があります。これは、ちょっとした工夫で生活習慣や食生活を改善し、人間の身体に本来備わっている治癒などの力を高めようとするもの。身体と心の養生には入浴が効果的とされており、漢方の考えに基づき生まれた薬湯は身体の冷えを緩和するだけでなく、心の疲れや緊張もときほぐしてくれます。
悩みに対してのおこもり美容をご紹介
コロナ期間中に寄せられた悩みの解消には、以下のおこもり美容がぴったりですよ。
毛穴汚れは蒸しタオルでオフしよう
毛穴汚れによってゴワつくお肌には、蒸しタオルがおすすめです。
心地良いと感じる温度に温めた蒸しタオルを、洗顔前に顔にあてましょう。毛穴が開き、汚れをするっとオフできます。
また、蒸しタオルは疲れ目の回復にも効果が期待できます。じんわり温かい蒸しタオルが、リモートワークで疲れがちなお肌と目を癒してくれるでしょう。
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乾燥しがちな唇はラップ保湿でつや感アップ
顔や身体といったお肌の乾燥に敏感な方でも、唇のケアは意外と忘れがち。乾燥や血行不良によって唇の色が悪くなると、顔全体がくすんで見えてしまいます。きちんと保湿を行い、つやのある唇をキープしましょう。
保湿方法は簡単で、いつも使用しているリップクリームを厚めに塗り、その上からラップを被せるだけ。ぴったりパックできるので、唇の乾燥の改善が期待できますよ。
にきびを見つけたら保護膜を張って刺激から守ろう
にきびはお肌が炎症をおこした状態です。清潔に保たなければ悪化するため、メイクオフや洗顔に気をつけている方は多いでしょう。しかし、それだけではにきびケアとしては不十分です。炎症を抑制するジェルを塗ったり、にきびの原因となる皮脂の過剰分泌を抑制したりすることが大切です。
スキンケアに使用する基礎化粧品にも注意が必要です。肌質に合わない化粧品を使用するとお肌が安定しないため、自分の肌質に適したものや、にきびケアに効果が期待できるものを選びましょう。
お肌のくすみには原因に合ったアプローチを
お肌のくすみの原因は一つではなく、おもに以下の要因が関係しています。
お肌の乾燥によるくすみ
乾燥によってお肌のキメが乱れると、お肌の表面に影ができてくすんで見えてしまいます。お部屋を加湿して外的乾燥を予防したり、保湿力に着目してスキンケアを実施したりと、乾燥対策に力を入れましょう。
メラニンによるくすみ
メラニンが生成されると、日焼けをしたときのようにお肌は褐色にくすみます。また、大量のメラニンが排出されずに色素沈着をおこすと、よりくすんで見えるため、紫外線対策を行うことはもちろん、物理的な刺激を避けることが大切です。
とくに、頬骨のあたりや目の下などは皮膚が薄く、ダメージを受けやすい箇所なので、美顔ローラーなどでフェイスマッサージを行う場合は頬骨や目の周辺は避けましょう。
血行不良によるくすみ
疲労や運動不足、ストレス、冷えなどによって血行不良になると、お肌に十分な栄養が行き渡りません。それにより毛細血管が青く目立ち、顔が青暗く見えてしまいます。
青暗いくすみの改善には、身体を温めるのが効果的です。定期的に運動をしたり、湯船につかったり、身体を温める食材(ショウガ、ゴボウやレンコンなどの根菜類、ブロッコリーなど)を積極的に摂取したりと、できることから始めてみましょう。
糖化によるくすみ
糖質を摂取しすぎると、お肌のタンパク質と糖質が結びついて「AGEs(最終糖化生成物)」になります。AGEsの色は黄褐色なことから、黄がかったくすみとなってお肌に変調をきたします。
過剰な糖質摂取は避け、糖代謝を促す生活を心がけ野菜をしっかりと摂取することが大切です。また、血糖値が一番上がるのは食後1時間といわれています。このときに運動するのがポイントです。30分~1時間のウォーキングは、糖化のリスクを減少させることが期待できます。おやつは、血糖値の上昇を抑制するナッツ類がおすすめです。
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角質によるくすみ
疲労や睡眠不足、加齢などによってターンオーバーの周期は遅くなります。本来剥がれ落ちるはずの古い角質がお肌にとどまってしまい、角質が分厚く積み重なってお肌がゴワつきます。この状態を角質肥厚(かくしつひこう)と言い、お肌のくすみを招きます。
角質によるくすみ解消には、質の良い睡眠と、栄養バランスの良い食生活が肝心です。夜はしっかり睡眠をとり、朝は日の光を浴びて体内時計を正しましょう。タンパク質や抗酸化物質、ビタミン類などをバランス良く摂取し、身体の内側からお肌のくすみにアプローチすることが大切です。
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おこもり美容でお疲れ気味の心と身体を労ろう
コロナ期間中でも、お肌の悩みは尽きないもの。逆に家にいることで今までの生活スタイルが崩れてしまい、その不調がお肌に現れている方もいるので、隙間時間におこもり美容を試してみてください。「気になるけど普段はケアに時間をかけられない」という方にとって、ステイホームが叫ばれる今の時期はスキンケアの新しい習慣を作るチャンスかもしれません。朝からゆっくりパックをしたり、薬湯で身体と心をリラックスさせたりと、自分にぴったりなおこもり美容を試してみてください。
ドモホルンリンクルは季節や肌質を問わずに、お使いいただけます。
お肌に現れる様々な悩みの根本的な原因をご存じですか?それは、お肌本来に備わる健やかになろうとする力が低下していること。根本的に改善するためには、お肌が本来持っている「自己回復力」を引き出すことが大切です。ドモホルンリンクルは、それぞれの悩みにではなく、「準備」から「基本」までのワンラインで段階的に働きかけていきます。もちろんお肌は、思わぬトラブルに見舞われることがあります。そんなときは、いつでも私たちにご相談ください。あなたのお肌にあった解決方法を一緒に考えさせていただきます。あなたの大切なお肌に、私たちはこれからも寄り添ってまいります。