
卵や陶器のようなつるつる肌は女性の憧れです。しかし、毎日のケアを頑張っていても思うようなつるつる肌に近づけていないと悩む方も多く見られます。うるおいのあるつるつる肌に近づけるためには、まず自分の肌の状態を確認したうえで、肌に合わせた効果的なスキンケアを実践しましょう。
つるつる肌を手に入れるために知っておきたいこと
憧れのつるつる肌を手に入れるために、まずは、つるつる肌の定義を再確認し、手に入れるためのポイントを知っておきましょう。
つるつる肌ってどんな肌?

つるつる肌とは、肌の表面がなめらかで、キメが細かく整っている状態のこと。具体的には、以下の3つの条件が満たされている肌を指します。
- 毛穴や凹凸が目立たない
- 肌が十分にうるおっている
- 肌に透明感とハリがある
これらの条件を満たす鍵となるのが、肌の「キメ」です。

キメは、肌表面にある細かい溝(皮溝)と、その溝に囲まれた盛り上がった部分(皮丘)によって構成されています。この皮溝と皮丘が規則正しく並び、ふっくらと盛り上がっている状態が「キメの整った肌」であり、つるつる肌の土台となります。
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ポイントは、毛穴を目立たなくさせること
つるつる肌を遠ざける最大の原因は「毛穴の目立ち」です。そして、毛穴が目立つ原因は一つではありません。まずはご自身の毛穴がどのタイプかを知ることが、効果的なケアの第一歩です。
おもに4つのタイプが挙げられます。

それぞれの特徴をまとめました。
毛穴のタイプ | 特徴 | 原因 |
---|---|---|
たるみ毛穴 |
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開き毛穴 |
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つまり毛穴 (角栓毛穴) |
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黒ずみ毛穴 |
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つるつる肌を手に入れるためのスキンケア

つるつる肌を手に入れるためのスキンケアで重要なのが「毛穴対策」です。自分の毛穴のタイプを認識して、効果的なスキンケアで毛穴対策をおこないましょう。
スキンケアの基本は「クレンジング」と「洗顔」
つるつる肌を目指すためのスキンケアでは、クレンジングと洗顔が欠かせません。メイクや皮脂の汚れ、肌の汚れ、古い角質を毎日きちんと落とすことが大切です。
クレンジングは、日焼け止めやメイクの汚れ、洗顔では、汗や皮脂などの肌の汚れを落としてくれます。それぞれの役割がありますので、両方使うようにしましょう。洗顔のときには、擦らず優しく洗うことを意識してください。毛穴が気になる部分もゴシゴシせず、くるくると円を描くようなイメージでそっと洗いましょう。洗い残しは、新たな毛穴詰まりの原因となってしまいますので、しっかり洗い流すことが大切です。特に生え際は洗顔料が残りやすいので、念入りに洗い流すようにしましょう。
化粧水で肌にうるおいを与える
洗顔の後は、肌が乾燥する前に速やかに保湿しましょう。まず化粧水でうるおいを与えることで、毛穴を引き締め、ハリを与えます。化粧水でうるおいを与えた後は、乳液、クリームで油分も補い、乾燥から肌を護りましょう。肌にうるおいが補われていれば皮脂の分泌が抑えられ、毛穴詰まりを防げます。
自分の毛穴のタイプに合わせたスキンケアを取り入れる
ここでは、悩みに合わせた具体的なケア方法をご紹介します。
1. 「たるみ毛穴」のケア方法
年齢とともに失われがちな「ハリ・弾力」を補うエイジングケアが重要です。肌の土台から立て直すお手入れを意識しましょう。
- ポイント①:コラーゲンなどハリ成分配合の化粧品を選ぶ
肌のハリを支えるコラーゲンや、ヒアルロン酸といった成分が配合された美容液やクリームを選びましょう。肌が本来持っている力を引き出し、内側から押し返すような弾力肌を目指します。 - ポイント②:表情筋を意識したマッサージ
スキンケアの最後に、クリームをなじませながら、顔の中心から外側へ、下から上へと引き上げるように優しくマッサージするのもおすすめです。血行を促進し、肌のいきいきとした印象をサポートします。
2. 「開き毛穴」のケア方法
皮脂と水分のバランスを整える「保湿ケア」が鍵となります。肌をうるおいで満たし、ふっくらとさせることで毛穴が気にならない印象に。
- ポイント①:「与える保湿」を徹底する
洗顔後の肌は非常に乾燥しやすいため、すぐに化粧水で水分を補給します。手のひらで温めるようにして、肌のすみずみまで水分を行き渡らせましょう。コットンパックも効果的です。 - ポイント②:ビタミンC誘導体配合の美容液を取り入れる
ビタミンC誘導体には、過剰な皮脂分泌を抑える働きや、肌のキメを整える働きが期待できます。開き毛穴が気になる部分を中心に、優しくなじませましょう。
3. 「つまり毛穴・黒ずみ毛穴」のケア方法
このタイプは、日々の「落とすケア」が最も重要です。ただし、無理な除去は禁物。肌をいたわりながら、毛穴の汚れを丁寧にオフしましょう。
- ポイント①:クレンジングで皮脂汚れを溶かし出す
メイクや皮脂汚れは、油性の性質を持っています。これらを落とすには、同じ油性の成分を含むクレンジング料が不可欠です。肌に負担をかけにくいクリームタイプやジェルタイプのクレンジングで、毛穴の奥の汚れまで優しく溶かし出すように、くるくると丁寧になじませましょう。 - ポイント②:質の良い泡で古い角質を吸着
洗顔料は、キメ細かく弾力のある泡をたっぷりと作り、肌の上で転がすように洗います。ゴシゴシ洗いは肌を傷つけ、乾燥やさらなる皮脂分泌を招く原因に。泡の力で、肌表面の古い角質や汚れを吸着させるイメージで洗いましょう。
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スキンケアでやってはいけないこと
以下の行為は、肌に必要なうるおいまで奪い、バリア機能を低下させてしまいます。結果的に、さらなる毛穴の目立ちや肌トラブルを招く可能性があるため、避けるようにしましょう。
- 角栓を無理やり指やピンセットで押し出す
- ゴシゴシと力を入れて洗顔する
- 皮脂が気になるからといって、保湿を怠る
- 熱すぎるお湯で顔を洗う
つるつる肌には毛穴ケアを意識したメイクも重要
つるつる肌を目指すなら、メイクでも毛穴を目立たせないようにすることが重要になってきます。メイクは、スキンケアで保湿した後、しっかりとその成分が肌になじんだのを確認してからおこないましょう。
下地の選び方
ベースメイクでは、化粧下地の前に、毛穴やくすみをカバーできる「プライマー」を活用しましょう。プライマーは、ファンデーションなどのベースメイクをおこなう前に素肌の上に薄い膜を作るもので、毛穴などの肌の凹凸を整えてくれるアイテムです。このプライマーを気になる部分に取り入れると良いでしょう。プライマーは、乾燥対策としても使えます。つるつる肌を作るための化粧下地は、保湿効果の高いものがおすすめです。
なお、プライマーも下地も付けすぎてしまうと化粧が崩れやすくなります。自分にとっての適量を確認して使うようにしましょう。下地の仕上げにはスポンジを使って肌になじませてやると、肌に密着しやすくなります。
ファンデーションはブラシ使いを極めて
ベースで肌を整えているので、ファンデーションは薄づきを意識しましょう。リキッドやクッションタイプは、肌に密着しやすいのでおすすめです。塗るときはパフを使って、下地同様、肌になじませながら塗りましょう。毛穴やシミなど気になる部分は、ブラシでファンデーションを取って毛穴に入れ込むように塗ってやると肌がなめらかに見えます。このとき、強く擦ったり押し込んだりして、肌を刺激しないように気を付けましょう。
仕上げのパウダーはツヤが出るものを
メイクの仕上げにフェイスパウダーを使うことで、顔全体が明るくなるのと余分な皮脂を吸着してくれるので化粧崩れしにくくなります。付けすぎると粉っぽくなってしまうので、ブラシを使って軽くふんわりと広げるようにしましょう。ツヤのあるパウダーを選ぶと肌がよりなめらかに見え、つるつる肌に近づけます。
つるつる肌を手に入れるための生活習慣

つるつる肌を手に入れるためには、スキンケアに加えて生活習慣を整えることも意識しましょう。
食事: バランスを第一に。特にビタミンやタンパク質を意識して摂取しましょう。
運動: ウォーキングなどの軽い運動で血行を促進し、肌の新陳代謝を高めましょう。
入浴: ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血行が良くなり、リラックス効果も得られます。
睡眠: 成長ホルモンが分泌される夜間に、質の良い睡眠をとり、肌の再生を促しましょう。
まとめ
つるつる肌を目指すには、日頃から肌のトラブルをおこさないことが大切です。特に、毛穴トラブルがおこってしまうと、つるつる肌から遠ざかってしまいます。なめらかな卵や陶器のような肌を保つために、毎日のスキンケア、生活習慣の改善を意識して実践しましょう。
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