監修:再春館製薬所
伊藤安矢
大学院修了後、再春館製薬所に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映してきた。
「日頃から日焼けしないように気をつけていたのに、日焼けしてしまった」という事は良くあるのではないでしょうか。
日焼けをした肌は、軽いやけどがおきているような状態です。
また、紫外線により肌のバリア機能が低下し、肌の水分が失われて乾燥した状態になっています。
日焼けによる肌の痛みを感じていなくても、日焼け止めを塗らずに外出したのならば、帰宅後にしっかりとアフターケアをおこなうのが望ましいです。
アフターケアで必要なことは以下の3つです。
順番に詳しくお伝えします。
日焼けによって肌が熱を帯び、肌がヒリヒリとしていると感じる場合は、肌のほてりが落ち着くまで肌を冷やす必要があります。
日焼け後のケアで、肌を冷やす方法としては以下のものがあります。
氷や保冷パックなどの冷たいもので同じ場所を長時間冷やし続けると、凍傷になる場合があるので注意してください。
肌を十分に冷やしたら、日焼けによって失われた水分を保湿によって補ってあげましょう。
日焼けの原因となる紫外線は、細胞が水分を作る力を弱めてしまうため、肌の奥の水分まで不足させてしまいます。
肌の水分が不足した状態は、乾燥肌などの肌荒れを引きおこす原因となってしまいます。
日焼けによってダメージを受けた肌は刺激に敏感になっているので、化粧水や乳液をつけるときは、いつも以上にていねいにおこなってください。
日焼けをした後には、皮膚の皮がむけるといった症状が出ることがありますが、皮を無理にはがすとかゆみや肌荒れにつながるので控えましょう。
化粧水をしみこませたコットンパックで優しく保湿するのも良いでしょう。
冷蔵庫で冷やした化粧水を使えば、よりクールダウンにつながります。
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日焼けして肌にダメージをうけ、ほてりがあるときはぬるめのシャワーを使いましょう。
また、日焼けした後は体内のミネラルが不足しているため、水分補給には天然水やミネラルウォーターがおすすめです。飲みやすいからといってアイスコーヒーや冷たい緑茶ばかり飲んでしまうと、含まれているカフェインが水分を排出しやすくしてしまうので、ノンカフェインの麦茶や水などを選びましょう。
このほか、日焼けした肌のダメージを助ける次のような栄養成分を含む食材を食事に取り入れることもおすすめです。
栄養成分 | 期待できる効果 | 含まれる食品 |
---|---|---|
ビタミンA・C・E | 抗酸化作用があり、シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成をおさえる | にんじん、ブロッコリー、アボカド |
リコピン | 高い抗酸化力があり、紫外線によって発生する活性酸素を消去する | トマト、赤パプリカ |
ポリフェノール | 抗酸化作用があり、シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成をおさえる | チョコレート、ココア、コーヒー、ブルーベリー |
紫外線による肌トラブルを防ぐために、睡眠を充分にとることも大切です。紫外線を大量に浴びると、体の疲れを感じやすくなるため、日焼けした後は、睡眠を充分にとることが大切です。
良かれと思ってやったケアが、実は肌にとって刺激や負担になってしまっているかもしれません。日焼け後にやってはいけないNGケアを解説します。
日焼けをした後は皮膚がやけどしているような状態なので、フェイスパックをすると肌には刺激になってしまい、かえって肌を傷めかねません。ほてりや赤みが引いてきたらフェイスパックを使いましょう。
化粧水を叩くようにつけると肌に負担をかけてしまい良くありません。叩き込むのではなく、肌の奥へ浸透させるようにやさしくハンドプレスで化粧水をつけましょう。
マッサージは血行を良くする効果が期待できますが、日焼け後は肌が敏感になっており、マッサージの摩擦で肌にストレスを与えてしまいます。マッサージは肌が通常の状態に戻ってからおこなってください。
日焼けによる肌の痛みがある場合はどのような対処をおこなえば良いのでしょうか。程度によって対処法は異なります。
程度 | 症状 | 対処方法 |
---|---|---|
軽度 | 肌に赤みがあり、ヒリヒリする | 冷水や氷水を使って10分〜15分程度冷やす |
中程度 | 冷やしても赤みやヒリヒリが残る | 炎症・痛みを抑える軟膏を適量塗る |
重度 | 水ぶくれや発熱、倦怠感がある | 医療機関への受診 |
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
日焼けはシミやそばかすの原因にもなります。
日焼けの原因となる紫外線が皮膚に降り注ぐと、皮膚は防御反応をおこしてメラニンを過剰に生成します。
この過剰に作られたメラニンが皮膚に残ってしまうと、シミになってしまいます。
日焼けをしてしまった後、肌のほてりが落ち着き保湿をしたら、美白効果のあるスキンケア用品でシミの原因となるメラニンの過剰な生成を抑えるためのケアをしましょう。
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紫外線のダメージは1日・2日ではなく、長期間に渡って蓄積されてしまいます。
そのため日焼けをしないために普段からしっかり紫外線対策を行うことがたいせつです。
日焼け止めは、配合されている成分やシチュエーションによって選び方や使い方は変わります。
屋内にいたりちょっとした買い物だけであれば数値が高いものは必要ありませんし、炎天下でスポーツをしたりするのであればある程度数値が高いものが必要です。
また、塗り方にもコツがあります。
以下の記事で、日焼け止めの選び方や使い方・塗り方などをチェックしておきましょう。
紫外線は窓ガラスも通過するため、屋内や車内にいるから安心というわけにはいきません。特に、日当たりの良いリビングや窓際のオフィスなどは要注意なので、屋内にいても日焼け止めを塗ることを忘れないようにしましょう。また、日当たりの良い部屋にはUVカット効果のあるカーテンや窓に貼るUVカットフィルムなどを使った対策も効果が期待できます。
日焼け止めと併用して、次のような日焼け防止アイテムを活用するのもおすすめです。
ただし、日傘や帽子などは太陽からの直接の紫外線は防げても、大気中で散乱している紫外線まで防ぐことはできません。必ず、日焼け止めとセットで対策しましょう。
■ドモホルンリンクルのスキンケアアイテム
監修:再春館製薬所
伊藤安矢
大学院修了後、再春館製薬所に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、企画、研究に従事。研究開発員として一貫して年齢を重ねていく肌と向き合い続ける。最新の皮膚研究、肌老化研究を重ねながら、日々寄せられるお客様の声を商品に反映してきた。
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