顔のたるみに一番効果的!頬や顎がたるむ原因と表情筋トレーニングをご紹介

顔のたるみに一番効果的!頬や顎がたるむ原因と表情筋トレーニングをご紹介

肌の弾力性やハリが失われると、皮膚が下がり「たるみ」につながってしまいます。頬や口もと、あご下、デコルテなどにたるみがあると、実年齢よりも老けた印象になるため、早めの対策が大切です。

この記事では、たるみの概要や原因をご紹介します。合わせて、顔や頬・顎のたるみにおすすめの運動についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

顔のたるみ・頬のたるみ・顎のたるみとは

コラーゲンなどの減少・変質 解説イラスト

紫外線によるダメージや、加齢によるコラーゲンなどの減少・変質がおきると、皮膚の弾力が失われてしまいます。また、顔の筋肉が減少することでも肌の弾力やハリがなくなり、それが「たるみ」につながってしまうのです。たるみによって、ほうれい線ができたり、目もとが暗く見えたりするなど、見た目の印象に影響します。顔のたるみが気になり始めたら、原因と対策を考えましょう。

年代別たるみの特徴

年代によってたるみの特徴は変わってきます。30〜60代では、どの年代にどのようなたるみがおきやすいのか、多くの方に起こりうる一般的なケースを例にまとめました。

年代 たるみの特徴
30代 コラーゲンの減少に伴い、肌のハリが弱まってくる
姿勢が原因で頬の下に皮下脂肪が溜まり、たるみが目立ち始める
40代 骨密度が低下し、顔の筋肉を支えるじん帯が緩むことで頬がたるむ
ほうれい線のシワが気になり始める
50代 口周りのたるみが顕著となり、フェイスラインが下がってくる
(ブルドッグラインやマリオネットライン
※:腹話術の人形(マリオネット)のように、口の両端からあごまで走る縦ジワ。
頬の皮膚や筋膜がたるむことで生じることが多い。
60代 フェイスラインに加えて、首のたるみも目立ち始める

顔・頬のたるみの原因

顔のたるみに悩む女性の鼻から首元の画像

顔・頬のたるみの原因には、大きく分けて「紫外線ダメージ」「肌の糖化」「細胞の衰え」「筋力の低下」「むくみと脂肪の増加」の5つがあげられます。

  1. 紫外線ダメージ
  2. 肌の糖化
  3. 細胞の衰え
  4. 筋力の低下
  5. むくみと
    脂肪の増加

\ 原因1 /紫外線ダメージ

紫外線を浴びると、肌の表面が軽いやけどを負った日焼け状態になります。紫外線の影響が肌の奥の真皮層にまで到達すると、肌のハリを保つためのコラーゲンを破壊してしまうため、肌が硬くこわばり、弾力が失われてしまいます。その結果、たるみが生じてしまうのです。このような紫外線による肌への影響は「光老化」と呼ばれています。

\ 原因2 /肌の糖化

糖化とは、過剰な糖質摂取により血液中の余分な糖が体内のたんぱく質や脂質と結合し、AGEs(終末糖化産物)を生成する現象です。

AGEsの大量生成は、肌の老化を促し肌のハリや弾力を保つコラーゲンを減少させます。さらに老廃物が皮膚細胞に沈着することで、シミやくすみの原因となります。結果として、顔や頬のたるみを引きおこす要因の一つとなるのです。

\ 原因3 /細胞の衰え

肌の真皮層が年齢とともに変化することも、顔・頬のたるみにつながります。

真皮は肌の3層構造の中で最も厚く、弾力とうるおいを担う重要な層です。コラーゲンやエラスチン、そしてヒアルロン酸が水分を保持し、肌の健康を維持しています。

しかし、加齢とともにこれらの成分が減少し、真皮が薄くなるため、顔や頬がたるんでしまうのです。

\ 原因4 /筋力の低下

運動していないと急に筋肉が衰えてしまうように、顔の表情筋も使わないままだと徐々に衰え、さらに重力により「たるみ」を生む原因となります。

顔の表情筋は真皮層の奥でつながっており、実に40種類以上もあると言われています。しかし、たくさんある表情筋のうち使われているのは30%程度。残りの70%は日常的に動かしていないことになります。対策しなければ多くの表情筋は衰え続けてしまうのです。

\ 原因5 /むくみと脂肪の増加

血流やリンパの流れが滞ってしまうとむくみが生じます。むくみは真皮層の組織の機能低下を招くため、「たるみ」を助長する原因となるのです。

また、たるみは脂肪が多いところから生じると言われています。たとえば、急激に太ると顔の皮下脂肪が増えるので皮膚や筋肉を支える力が低下し、たるみの発生につながります。

顎のたるみ(二重あご)の原因

顎のたるみを気にする女性

顎のたるみの原因には、おもに「姿勢が悪い」「顎の筋力低下」といった理由が考えられます

  1. 姿勢が悪い
  2. 顎の
    筋力低下

\ 原因1 /姿勢が悪い

姿勢が悪いと血流が乱れ、老廃物が蓄積しやすくなります。

背中を丸めた前かがみの姿勢は、顔も下向きになりやすいため、頬やあご周りに老廃物や水分が溜まり、顔のたるみが生じるのです。

また「巻き肩」のクセが付いてしまうと、首太り、バストの下垂、首や肩のコリなどが影響して二重あごになってしまいます。

「巻き肩」がクセになる前に、定期的に肩を回したり肩甲骨を動かしたりすることで、二重あごの予防をしましょう。

\ 原因2 /顎の筋力低下

噛む回数の減少や柔らかい食べ物の摂取により、顎の筋肉が衰えて二重あごになることがあります。また、加齢による表情筋や首周りの筋力低下も一つの原因です。皮下脂肪を支えきれなくなることで、二重あごにつながってしまいます。

また、歯のかみ合わせの悪さや骨格のゆがみによる歯ぎしりや食いしばりが、顎や舌の筋力低下を招くこともあります。筋力低下による二重あごを予防するには、硬い食べ物を食べる機会を増やし、よく噛むことが大切です。

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顔のたるみが気になるときはどうすればいい?

顔のたるみ改善のためスキンケアをする女性

顔のたるみが気になる場合には、以下の3つに留意することが大切です。

  1. 姿勢を良くする・
    スマートフォンを
    見すぎない
  2. 紫外線対策や
    スキンケアを
    徹底する
  3. 表情筋を
    鍛える

\ ポイント1 /姿勢を良くする・スマートフォンを見すぎない

顔の下半分は重力によって皮膚が下がりやすい特徴があります。猫背だと顔が下向きになるので、より皮膚が下に引っ張られて口角が下がりやすくなります。同様に、下を向いてスマートフォンやタブレットを見る姿勢も口角が下がる原因になるため注意が必要です。

皮膚が下がることで、鼻の下や頬、あごにたるみが生じたり、ほうれい線やマリオネットラインが刻まれたりと、老けた印象を与えます。猫背になったり、うつむいたりしないよう、日ごろから正しい姿勢を意識することが大切です。

\ ポイント2 /紫外線対策やスキンケアを徹底する

たるみの原因となる肌へのダメージを防ぐために、紫外線対策やスキンケアを徹底しましょう。

特に紫外線は季節・天候を問わず地上に降り注いでいるため、常に対策することが重要です。日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子を使用したりして、肌を紫外線ダメージから守りましょう。

日々のスキンケアは、皮膚の弾力やハリに関わる「コラーゲン」や「エラスチン」を補う基礎化粧品を選ぶのがおすすめです。

紫外線対策や保湿を徹底し、できるだけ肌の水分を保てるように心がけてみてください。

\ ポイント3 /表情筋を鍛える

表情筋の衰えによるたるみは、加齢だけが原因ではありません。眉間にシワを寄せる、食いしばるなどの日常的な表情のクセによってたるみが発生することもあります。たるみが気になる方は、衰えた表情筋を鍛えましょう。

表情筋は一つの大きな筋肉ではなく、小さな筋肉の集合体です。そのため、たるみが気になる箇所の筋肉を鍛える表情筋トレーニングに取り組みましょう。詳しいトレーニング方法は、次の見出しでご紹介します。

顔のたるみに一番効果的な運動は?

顔のたるみに一番効果的な運動は、顔のどの部分がたるんでいるかによって異なります。自分が気になる顔のたるみに合った運動を実践しましょう。ここでは、顔のパーツごとにおすすめの運動をご紹介します。

顔のたるみ

口周りの表情筋を鍛えることで顔のたるみに一番効果がある、「あいうえお」と口を動かし発生する運動をご紹介します。

  1. 口を大きく開けて、少し上を向いた状態で「あ」と発声します。
  2. 口を横に引き、口角を引き上げて笑顔をつくり「い」と発声します。
  3. 口を前に突き出し、頬をすぼめながら「う」と発声します。
  4. 口角を大きく引き上げて、「え」と発声します。
  5. 口を前に突き出した状態で「お」と発声します。
顔のたるみ対策の表情筋トレーニング解説イラスト

このストレッチでは、口を大きく動かし、それぞれ顔の筋肉に力を入れた状態で5秒間キープしましょう。1〜5を、5回程度ゆっくり繰り返してください。

フェイスラインのたるみ

フェイスラインに効果的な運動をご紹介します。フェイスラインは皮下脂肪が厚く、顔のなかでも特にたるみが発生しやすい部分です。フェイスラインのたるみが気になる方はぜひ試してみてください。

  1. 顔をゆっくりと上に向けて、天井と水平になるところで止めます。
  2. 唇を閉じたまま天井に向かって突き出して、5秒間キープします。 フェイスラインのたるみ改善トレーニング 解説イラスト

上記の運動に加えて、フェイスラインに余分な脂肪が蓄積されないように、バランスの良い食生活も意識しましょう。髪を引っ張るようなヘアスタイルもフェイスラインのたるみを生む原因となるので注意してください。

ほうれい線

ほうれい線には、表情筋をほぐす運動が効果的です。

  1. 頬骨の下に中指と薬指を入れて、5秒間押します。 頬骨の下に中指と薬指を入れて、5秒間押します。
  2. 上方向に小さく円を描きながら、ほぐすように5回ほどマッサージをします。 上方向に小さく円を描きながら、ほぐすように5回ほどマッサージをします。
  3. 耳の後ろに指を滑らせて5秒間押し、さらに5回くるくるとマッサージをします。

頬杖をついたり、表情をあまり変えないでいたりすると、ほうれい線ができやすくなります。頬杖は無意識にクセがついていることも多いため、できるだけ意識して直しましょう。表情があまり変わらないという方は、鏡の前で表情筋を動かすのがおすすめです。

また、「への字口」も頬や口もとをたるませる原因となるため、クセになっている方は意識して直すように心がけましょう。

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マリオネットライン

マリオネットラインには、口周りの筋肉を鍛える運動がおすすめです。

  1. 目と口を閉じたまま上下の唇を引き寄せ前に突き出し、キュッとすぼめて3秒呼吸します。
  2. 目を開けて、口をすぼめたまま、頬をぷーっと膨らませます。これを5回ほどおこないましょう。 マリオネットライン改善トレーニング 解説イラスト

マリオネットラインは口の周りの筋力が低下するとできやすくなるので、「よく噛んで食べる」ことを意識しましょう。硬めの食材や弾力のある食材を食べて、噛む回数を増やすのもおすすめです。左右バランス良く噛むよう意識することも忘れないようにしましょう。

涙袋のたるみ

涙袋には、まぶたを動かすストレッチが効果的です。

  1. 5つカウントしながら上まぶたをゆっくりと下ろし、下まぶたにつくギリギリの状態でキープします。
  2. そのままの状態で5秒間キープし、ゆっくりとまぶたを開けます。
  3. 眉とまぶたの間を伸ばし、ゆっくりとまぶたを開けます。 涙袋たるみ改善 表情筋トレーニング 解説イラスト

涙袋の周辺は皮膚が薄く、乾燥しやすいため少しの刺激でもダメージにつながります。目をこすったり、テレビやパソコンなどを長時間見続けたりするのもたるみの原因です。適度に目を休めるようにしましょう。

首のたるみ

首のたるみにおすすめの運動をご紹介します。

  1. 肩甲骨を寄せるイメージをしながら、姿勢を正します。
  2. 鏡を見て、鎖骨の真ん中とあごを結ぶラインが、三角形になるように顔をおこします。 首のたるみ改善トレーニング 解説イラスト
  3. 三角形を崩さないように意識して、姿勢をキープしましょう。

姿勢を保てず三角形が崩れると、首にたるみやシワができやすくなります。きちんとした三角形ができるよう姿勢を正し、常に自然な体勢をキープできるよう心がけましょう。

顎のたるみ

顎のたるみがきになる方は、フェイスラインマッサージとリンパマッサージをおこなってみましょう。

フェイスラインマッサージ

シャープな輪郭をつくるためには、フェイスラインマッサージがおすすめです。自分の指の関節を使って簡単にできます。

  1. 人差し指と中指を折り曲げる
  2. 両手であごを挟んで引き上げていく
  3. 両手であごを挟んで引き上げていく解説イラスト
  4. 耳まで引き上げたら、そのまま耳をぐるぐるとマッサージする
  5. 耳まで引き上げたら、そのまま耳をぐるぐるとマッサージする解説イラスト

リンパマッサージ

リンパマッサージは、二重あごや首のシワが気になる方におすすめです。

  1. 首全体にクリームを塗り、顎下から耳下までのフェイスラインを引き上げる
  2. 首全体にクリームを塗り、顎下から耳下までのフェイスラインを引き上げる解説イラスト
  3. 耳下まで流したリンパを、首の側面を通し、鎖骨のくぼみへと流す
  4. 耳下まで流したリンパを、首の側面を通し、鎖骨のくぼみへと流す解説イラスト

風呂上がりや就寝前など、リラックスしている時間にマッサージしてみましょう。

顎のたるみは、スマートフォンを見たり読書をしたりするなど、下を向く習慣が原因となります。当てはまる方はぜひマッサージを取り入れてみてください。

見た目年齢を上げないためにも顔のたるみを解消しよう

加齢や肌の乾燥、紫外線、表情筋の筋力低下など、顔のたるみはさまざまな原因があります。顔のたるみは見た目年齢に影響があるので、原因を特定し、早めに対策しましょう。記事内でご紹介した表情筋トレーニングもぜひ取り入れてみてください。ただし、過度にやりすぎると逆効果になる場合がありますのでほどほどにどうぞ。

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監修:再春館製薬所 
間地大輔

大学院で薬学を専攻し、2001年に入社。「ドモホルンリンクル」の商品開発、研究に従事。 永遠のテーマである漢方の自己回復力を科学する研究に責任者として取組み、自己回復タンパク(HSP)の化粧品への初めての応用に成功。2012年-2016年では、漢方事業部で薬剤師として従事した後に、老化研究所所長・研究開発部門責任者を経て、2022年より製造管理者。

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